[ミラノ 26日 ロイター] 車から宇宙船まで、ありとあらゆる乗り物でさまざまな危険な敵を追い詰めてきた敏腕のイギリス諜報部員のジェームス・ボンドだが、新作「カジノ・ロワイヤル」ではブルドーザーを使って敵を追うという。
人気スパイ映画「007」シリーズ21作目となる新作「カジノ・ロワイヤル」のオープニングに登場するのは伊フィアット社のブルドーザーW190。
ボンド映画で初めてフィアットの車が採用されたことについて、同社の広報担当者は「とても光栄なこと」とコメント。撮影用に貸し出したブルドーザー、掘削機やショベル機は、ボンド映画につきもののアクションシーンに耐え、無事返還されたという。
フィアットは数年前に経営状態が悪化し現在再建中で、こうして同社の商品を映画に提供することによる広告効果を狙っている。
また米自動車大手のフォードもこの映画のボンドカーとして、高級車アストン・マーチンを提供している。

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