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「時が熱狂と偏見をやわらげた暁には、また、理性が虚偽からその仮面を剥ぎ取った暁には、そのときこそ正義の女神はそのはかりの均衡を保ちながら、過去の賞罰の多くに、そのところを変えることを要求するであろう」 ラダー・ビノド・パール判事の判決文より。 ランキング支援クリック受付中 ![]() |
愛国心:どうなる日本−私の視点/11 声高に言う人間は信用しない /鳥取 ◆衆議院議員・石破茂さん(49) ◇育てるのでなくあるもの−−祝日には必ず国旗掲げる 男女の愛情と同じで、「愛国心」にも良い面も悪い面も正面から見据える理性と勇気が必要だろう。ただ、内面で密かに思うものなので、声高に言う人間は信用しない。教育基本法に定めても、日本が検定教科書である限り思想信条の自由を侵す心配は少ないが、かといって定めてどうなるものでもない。 そもそも、育てようとして育つものでなく、元々あるものだ。私は国民の祝日には必ず、門前に国旗を掲げる。我が家では、それが子どもの仕事だった。今では鳥取の自宅周辺でも少なく、国旗が風呂敷売り場で売られているのを知らない人も多いだろう。父はキャリアの行政官として戦地に赴き抑留されたが、国を否定する親の言葉を聞いたことがなかった。 世界規模のスポーツイベントで愛国心を感じる若い人が多いというが、あの熱狂ぶりを見て「ヒトラー・ユーゲント(ナチスの青少年組織)の再来か」と怖くなった。ああいう人は極右に走りやすくて、権力者にとって本当に利用しやすい。 教育の効果はすごい。防衛を専門にやるようになったのは、北朝鮮の現状を視察したのがきっかけだった。当時の指導者は金日成で、子どもから高齢者までが「素晴らしい!」と徹底的に教えられ、信じている。中国や韓国の歴史教育も見てほしい。愛国心を作るのは簡単だ。 だから、教育目的に愛国心を規定するのは難しい。かの国のようになりたくはないし、今のように自分の国を何となく嫌いになる教え方もよくない。さまざまな見方を教えて議論できる教育が望ましいが、国の良い面だけ教えることにつながりかねず、国家主義的な教育をされる危険性がある。 最近は、自民党内の若い議員を見ても、怖い。過去の戦争を「すべて正しかった」と考えていて、頭は大丈夫かと疑いたくなる。日中戦争は明らかに侵略戦争だし、韓国併合は植民地化で、自衛戦争の面がある太平洋戦争でも、インドネシアの人を日本人化しようとしたのは間違っていた。 なぜ戦争を始め、途中で止められず、負けたのか−−。そこから目をそらし、責任の所在を不明瞭にするのは愛国心ではない。戦争を語ることがタブーとされてきた反動で、「戦争に負けた」と教わった昭和40年代前半までとそれ以降の世代の分水嶺が消え、社会が左から右に大きく振れている。 この2〜3年、大っぴらにナショナリズムが叫ばれ、不快だ。国は戦中、言論統制により新聞など批判勢力を排除し、従わなければ「非国民」と斬り捨てた。なぜ同じことを繰り返すのか。そんなやり方では、国を誤っても幸せにすることはあり得ない。愛国心をあおって戦争し、負けたのが日本だ。【聞き手・松本杏】 ■人物略歴 ◇いしば・しげる 県知事や自治相を務めた元参院議員、石破二朗氏の長男。86年に29歳で衆院議員に初当選。02年9月〜04年9月に、小泉内閣で防衛庁長官を務めた。現在7期目。 毎日新聞 2006年9月23日 http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/tottori/news/20060923ddlk31040198000c.html |
「また中国人に生まれたいか」Webアンケートで解雇 18日付香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストなどによると、中国の人気ウェブサイト「ネットイース(網易)」の編集責任者2人がこのほど解雇された。同サイトが「再び生まれるなら中国人として生まれたいか」と問うアンケートを4日に始めたのが解雇理由との見方が出ているという。 アンケートは10日までの集計で64%が「そう思わない」と回答。当初は10月中旬に終了する予定だったが、最近、サイトから削除されたという。(共同) ZAKZAK 2006/09/19 http://www.zakzak.co.jp/top/2006_09/t2006091910.html ネットユーザー67.8%「再び韓国人として生まれたくない!」 ネットユーザーの相当数が大韓民国の国民として生きることについて懐疑的な見方を示した。ディッシュインサイド(代表:キム・ユシク)が8月23日〜31日、同サイトにアクセスしたユーザーらを対象に行なった「再び生まれるとしたら韓国人として生まれたいか」と尋ねるアンケート調査で分かったもの。 ネットユーザー8406人が回答した同調査で、67.8%(5696人)にあたるユーザーが「嫌だ。他の先進国であってほしい」と回答し、現在の生活に不満感を示した。半面、再び韓国人として生まれたいとの意見を示したネットユーザーは2058人で24.5%だった。「よく分からない」という意見も7.8%(652人)。 (略) (韓国 中央日報) http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=79566&servcode=400 2006.09.05 14:04:44 |
社説:自民党総裁選 教育改革 荒れる学校立て直すには? 小学生が教室で女性教師をけり続ける。教師を呼び捨てにして「死ね、死ね」と何度も繰り返す児童もいる。文部科学省の調査では、05年度に公立小学校の児童が起こした校内暴力は2000件を突破して過去最多となり、特に教師への暴力は前年度より4割近くも増加した。 (略) 国による教育内容の画一化や押し付けによって、各学校が創意工夫を凝らす余地を少なくし、教育現場から活力を失わせていると指摘されてきた。教育の運用はできるだけ学校や地域の自由裁量に委ねることが求められている。 そのためには現行の教育制度を、地方分権をより進める形で抜本的に見直す必要があるのではないか。総裁候補はその道筋を具体的に示してほしい。国の権限を強めるだけでは、荒れる教育現場の再生はおぼつかない。 毎日新聞 2006年9月15日 0時19分 http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/shasetsu/news/20060915k0000m070151000c.html |
【コラム・断】佐山教授の大冒険 1日夕刻、安倍晋三氏の出馬会見を各局が中継したが、民放は会見途中で次々離脱。NHKも他候補会見のVTR放送に切り替えた。5年前の小泉首相の「靖国参拝公約」は出馬会見最後の質疑で飛び出した。安倍会見も勝手に編集せず、質疑を含め完全中継するのが公共放送の責務であろう。 この日各局は、安倍氏を番組に招いて、執拗(しつよう)かつ意図的な質問を浴びせた。中でも「報道ステーション」(テレビ朝日系)の佐山展生コメンテーター(一橋大学教授)には呆(あき)れた。 「企業買収(M&A)や企業環境の分析に詳しい」佐山教授は専門外の「自衛隊の武器使用拡大」を訳知り顔で質し、友軍を「助けるということは相手を攻撃するということですね」「攻撃するということは相手を殺すということですね」「絶対にだめだ。相手を殺すということはその国の人が死ぬ。恨みの連鎖に、泥沼に入っていく」と捲(まく)し立てた。 安倍氏が「日本が襲われたときに守ってくれる人達を助けない。本当にそれでいいのか。真面目に考えなければならない」と説明しても「真面目に考えて、やるべきじゃない」と聞く耳持たず。安倍氏は「そこは私と考え方が違います」と応じるしか術がなかった。 佐山説を奉じ、友軍を助けず見殺しにすればどうなるか。もちろん、その国の軍人が死ぬ。その国民はどう感じるだろうか。自分しか守らない“佐山共和国”に対する国際社会の「恨みの連鎖」は想像に難くない。 最後に古舘キャスターが安倍氏に「これに懲りずにお越しください」「ホントにまた来てください」と纏(まと)めていたが、ならば招く側も、最低限の見識と礼節を知るべきであろう。(評論家・潮匡人) <産経新聞> http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/18185/ |