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「時が熱狂と偏見をやわらげた暁には、また、理性が虚偽からその仮面を剥ぎ取った暁には、そのときこそ正義の女神はそのはかりの均衡を保ちながら、過去の賞罰の多くに、そのところを変えることを要求するであろう」 ラダー・ビノド・パール判事の判決文より。 ランキング支援クリック受付中 ![]() |
首相の靖国参拝、「支持」53%…読売調査 読売新聞社は、小泉首相が終戦記念日(8月15日)に靖国神社を参拝したことを受け、15、16の両日、緊急全国世論調査(電話方式)を実施した。 首相の参拝を「支持する」は「どちらかといえば」を合わせて53%、「支持しない」は計39%だった。 (略) 一方、次の首相の靖国参拝については、「賛成」が計43%、「反対」が計39%だった。 (2006年8月16日20時8分 読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060816it14.htm?from=top |
【政治面】2006年08月16日(水曜日)付 首相の弁、五つの疑問 ◆靖国参拝の正当性をとうとうと語ったが、理屈になっていない点がある 〈どの国とも一つや二つ、意見の違いや対立はある。一つの意見の違いがある、不愉快なことがあると、それによって(中韓両国が)首脳会談を行わないことがいいのかどうか。〉 ●靖国は歴史認識に直結 前段は一般論としてその通りである。間違いは、首相が靖国問題を中韓との間の「一つの意見の違い」に過ぎないとしていることだ。両国との関係の根本にかかわる重要問題だという認識はないらしい。 靖国参拝は、過去の侵略と植民地支配を日本の政治指導者がどう考えているかという歴史認識の問題に直結している。A級戦犯もまつられている神社への首相の参拝は、中韓にすれば大きな疑念を抱かざるを得ないものであり、単に「不愉快なこと」で済ませられる話ではない。 首相はこの日、中韓が日本の国連安保理常任理事国入りに反対していることに触れ、「だから私が首脳会談をしないと言ったら、どちらを批判するのか」と気色ばんだ。中韓が常任理事国入りに反対している背景の一つには、首相の靖国参拝と、それが喚起する歴史問題があることを承知しての例えだろうか。 自分は日中、日韓の友好論者だ。首相はこの日もそう強調した。いつでも首脳会談の用意がある、とも語っている。だが、相手の言い分を聴き、その批判に丁寧に答える姿勢を見せてはこなかった。それでは外交とは言えない。 首相は靖国問題が「外交カードにならない」とも繰り返している。だが、靖国参拝が内外で大きな問題となるきっかけを作ったのは、当の首相に他ならない。 中韓とは様々な分野で交流が拡大しているとも首相はよく口にするが、それは政治がもたらしているものではなく、むしろ「首相の振る舞いにもかかわらず」と言うべきだろう。 http://www.asahi.com/paper/politics.html |