いずれにしても学校公演で従来と随分違う公演スタイルにしようとすると、教員を説得する強力な言葉が必要になってくる。またまたスエーデンの状況だが、教員を集めて芝居をデモ公演してその芝居の子どもにもたらす効果などについてその場で買い手である教員の質問に答えたりする場があるそうだ。そこで納得の上で教員たちは作品を選んでいくのだ。演劇というものは観る人の数だけ解釈の仕方があっていいのだという意見もあるが、子どもにより良く育って欲しいという社会的大人視点に立つとその演劇が子どもにもたらす効果について作り手は神経をそそぐべきだろう。

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