通常、特に小学校などの公演において観客である子どもたちは芝居をみる前はそれぞれ色々な状況にあるだろう、特に現代ではテレビなどで映像音声漬けになっていて、「目をこらして見る」とか「耳をすまして聴く」というチャンスを妨げている。ここで大事なのは、入場から開演までの時間をつかって
子どもたち(観客)と役者の間で芝居を観るという合意がとれているかどうかを確認すると共に子どもたちが「見る」「聴く」などの五感を働かせる用意が出来たかどうかを確認する必要がある、これを確実にやろうとしたら役者一人あたりせいぜい30人くらいではないだろうか。しかしこれを確実に実施すれば公演の成功率は飛躍的に高まるであろうし確実に観客の反応を確認することができる。

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