中国遼寧省大連で生きるおっさん

〜 「若者」もすなる「ブログ」というものを「おっさん」もしてみんとてするなり  一人の名も無きおっさんが、浅学菲才ながらも、自分の言葉と写真で、毎回一生懸命書いている大連ブログでございます 〜

 

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北朝鮮ミサイル発射問題を考える(6)

1前回の続きです。

 

では今回のこのミサイル打ち上げと中国を考えてみます。

 

このエントリーシリーズで北朝鮮は現在、実質的に中国の保護国であらざるをえない状況であるという点は述べました。あの「勇ましい、やんちゃな姿」も中国の後ろ盾があってこそなのです。

ロシアも万が一ミサイル発射失敗を受けて自国に向かってきた場合、迎撃の用意があったということは報道されています。これはあのミサイル、及び技術にロシア製が入っていない、またはロシア側に詳しい情報開示がされていないという事を物語っているのではないかということを指摘しました。

 

結局、あのミサイルは中国の大幅な(全部?)技術供与によって完成させたものであると結論付けました。技術供与といっても同盟国間には知られても良いような「型落ち技術」です。分かりやすい例えを使えば、自分たち「大中華」中国は「ウィンドウズ7」を開発&使用。「小中華」北朝鮮には「ウィンドウズ95」を供与ということです。「中華思想」は同等を一切認めない原則があることもお忘れなく。

 

中国はこの北朝鮮のミサイル発射によって大きな「利益」を手に入れました。

中国は近年その台頭ぶりが危険視されています。人治国家、人権無し、軍事費は年々増加し、「覇権主義」をまっしぐらに進んでいるからです。軍事兵器というのは開発してもなかなか実験(実戦)で、堂々と使うのは難しいです。「モノ」がデカければ尚更です。もし今の中国が堂々と、他国域を巻き込む可能性もある軍事兵器の実験を行ったら、世界の主要各国は皆中国に対する態度を硬化させ、非難するでしょう。

 

さて中国の得た「利益」ですが、

 

1、「型落ち」技術とはいえ、ミサイルの発射実験、データ収集が出来たということ。

 

2、東アジア全域に「有事」に近い状況を作り出す事に成功した上、日米連合軍がどういう対応をとるか、一部始終、「高みの見物」が出来たこと。

 

3、迎撃ミサイルを発射しなかった事で、アメリカ製の迎撃ミサイルがまだ100%迎撃可能の代物ではないということがはっきりしたということ。

 

4、「有事」に近い状況を作り出したにもかかわらず、日本の政党(世論、国民)が「北朝鮮」に対して非難報復の「一枚岩」にならないという現実を知ったこと。さらには再軍備という世論封じにも成功したこと。これは発射数日前、絶妙のタイミングで大連出身の大物政治家=中国共産党序列第5位・李長春(「思想統制・世論操作・マスコミ報道規制」担当大臣)が来日。日本メディア14社首脳との懇談会の際、『良好な世論を「作るよう」努力してほしい』という「名言」を残していった、李長春の訪日における反日マスコミ集合&引き締め作戦が大成功を収めた結果だということ。

 

5、従来より日本人の間で根強く存在する嫌「特亜」感情を北朝鮮一国だけに、強烈に傾かせることに成功したということ。

 

6、中国は北朝鮮の「黒幕」であるがゆえ、中朝会談の席で実際話し合いがされたのはミサイル発射の情報交換、および現状報告を受ける「悪の相談」だったにもかかわらず、自国はおろか、世界各国向けのマスコミ報道では「北朝鮮のミサイル発射の自粛に尽力した」という美談報道に旨く「すり替え」が成功したこと。これには「会談内容の一部始終や真実をマスコミを通じて全世界に公表する責任と義務は無い」という「常識」も上手く逆手に利用している。

 

7、北朝鮮の「黒幕」であり、裏ではミサイル発射援助、推進をしておきながら、表では北朝鮮の「なだめ役」を旨く「演じる」ことに成功したことで世界中の嫌中感情を逸らす効果が挙げられたこと。

 

8、「なだめ役」を旨く「演じる」ことに成功したことで、国連の常任理事国としての「仕事ぶり(=平和促進、話し合い主義)」を世界各国に印象付け、以後、今回の「働きぶり」を主張する名目を得ることに成功したこと。

 

9、「なだめ役」を旨く「演じる」ことに成功したことで、世界で唯一の「対北朝鮮交渉窓口国」としての地位を不動とし、アピールできたこと。その結果、今後、日米相手に有効な、唯一の、強力無比な「権利(=カード)」を手に入れることに成功したこと。

 

10、世界で唯一の「対北朝鮮交渉窓口国」としての地位を確立したことで、今後日米から依頼されるであろう「対北交渉&調停」の「手間賃」(=カネ、権益)を独り占めすることが可能となったこと。もちろん今後も「尽力」の「演技」だけを続け、「手間賃」だけはしっかり、たっぷりと、「前金制」でいただく予定。性風俗業界で言うところの「竹の子剥ぎ」の確立に成功したこと。

 

11、裏での行動が一切バレず、表舞台では「優等生」を演じたことで、国際社会からの非難を一切浴びなかったこと。また国際社会の批判を全て北朝鮮一国だけに、集中的に向けることに成功したこと。

 

12、「危険なキチガイ国家・北朝鮮」を東アジア各国、及びアメリカに対して強烈に意識付けさせることに成功したことで彼らの目線は暫くの間、北朝鮮一国に釘付けとなっている。監視が緩んでいる今(今後)こそ、その陰に隠れて軍事開発と増強(空母?!)に専念できるようになったこと。

 

13、国連常任理事国拒否権の発動で「大中華」、その子分「小中華」ともに決定的な、致命的な実害は一切無し。中国は結局何も損することも、失うものもなく終わらせることに成功したこと。

 

とまあ簡単に言えば「手柄は中国、責任は北朝鮮」こんなところですかね。

 

表では「優等生」。裏では「悪魔」。(=「ジキルとハイド」)

中国ではこの手のストーリーを盛り込んだ映画なんて腐るほどありますよ。「警察もの」の映画なんて殆んどがこのパターンでしょ。何で腐るほどあるの?!この手の人間の存在が日常茶飯事だからです。多すぎるんですよ。だからこの手の映画のストーリーは人民なら誰にでも、分け隔て無く理解の共有が図れ、誰もが納得する映画となるんです。

 

表では「優等生」。裏では「悪魔」。(=「ジキルとハイド」)

もしこのような人間、組織が中国で稀有な存在だったら、この手のストーリーの映画は「なんのこっちゃ?!」となって客足は伸びない、ましてや「腐るほど」も作られません。映画製作って共感されて、儲かってナンボでしょ。まあそもそも政府が上映を許さないだろうし、中国人民も監督を初めとして出演者を片っ端から吊るし上げるでしょう。「偉大なる中国国家の公務員を侮辱した!」とね。三度の飯よりも吊るし上げが大好きな民族が、とっておきの八つ当たり、不平不満をぶつける機会をいとも簡単に逃すわけ無いでしょう。でもやらないんです、一切ね。何で?それだけ普通の、当たり前の、「お上公認」で、誰もが納得している「日常的な風景」だという事なんでしょうね。

 

ともあれ「論理」という武器を使って考えればここまで、こういう見方と分析も出来るという事です。

 

次に「歴史」という武器を使って見ます。

 

これは「夷をもって夷を征す」という、中華民族昔ながらの方法でしょう。つまり「野蛮人(北朝鮮)を使って野蛮人(日本)を征す」ということです。

「中華思想」(=「中国ナンバーワン!」&「自己中心主義」)をプリインストールされている中国(人)は「ゴミ処理」に自らの手を「汚し」ません。

敵(=日本)の敵(=北朝鮮)は味方。「日本」を叩くのに、わざわざ「大中華」が出て行くまでも無い、こんな仕事は「小中華(=北朝鮮)」で十分。自ら出陣するのはやぶさかではないが、ただ一つ気がかりなのは「返り血(国際的な批判)」を浴びることだ。一滴たりとも浴びたくない。でも「覇権」はしたい!

まあそんなところでしょう。

 

返り血(国際的な批判)を「一滴も」浴びないようにするために、今回中国は「ミスディレクション」という「テクニック」もダメ押しに使っています。これは「観客の注意や視線を、注目されると都合の悪い部分からそらせる技法」というもので、手品(マジック、奇術)や推理小説などでよく使われる「テクニック」です。

「ここを見て下さい」と言って右手人指し指で指されたら、観客はその指の指したほうを「誰もが例外なく」見ます。左手を「じっくりと」見る人はいません。その間に左手ではこっそりとトリックの準備がされているのです。「視線のコントロール」だけでなく、「音」、「思考の慣性」、「タイミング」を巧みに混ぜ合わせているので、一流のマジシャンのマジックは、全く怪しげなことをしていないのに、不思議な現象が目の前で起きているように見えるのです。大変奥深いテクニックで、ある意味、マジックでは「究極の」テクニックとも言えます。

 

では今回の事例に当てはめます。北朝鮮が自称「人工衛星」という「軍事ミサイル」を打ち上げるということを、アバウトな打ち上げ日(4日〜8日あたり)を通告するだけで実施しようとしました。注目度は抜群です。「観客」(=世界各国)の視線は「マジシャン(=中国)」の「右手人差し指の指すほう(=北朝鮮)」に釘付けです。その間に「左手」では「トリック(=軍事支援、開発、増強)」がされているということです。騙す、欺くという事に関しては「プロ中のプロのマジシャン(=中国)」の「左手」の動きに気付く「観客(=世界各国)」など「一人(=一国)」もいません。

 

中国は四大文明の発祥地です。「歴史」(=前例、故事、成句)という「武器」の「品揃え」は他国の追随を許しません。この「武器」においてはアメリカなんぞ足元にも及びません。また建国以来、思想・世論・マスコミ報道の自由を許さず、きっちりと統制した上でここまでのし上がってきました。ここにも「60年の実績」が有り、これまた他国の追随を許していません。今でさえ56民族・13億人の「管理」は及第点を保っています。

「大本営発表60年」、その「ノウハウと実績」をナメてはいけません。

 

「歴史」の活用、「ジキルとハイド」の使い分け、世論操作とマスコミ報道規制、「ミスディレクション」の駆使・・・。

 

その結果、「名」「実」共に、いや今回に限って言えば、美味しいところは根こそぎ獲っていって、更には「明るい未来の商売」の道筋までをも付けた。これが中国の外交であり交渉力です。

 

が、所詮私程度の対中窓際ビジネスマンでその「稚拙な行動」の一部始終は全てがお見通しです。こういった駆け引き、騙し合い、総取り、子分支配(?!)が対中ビジネスの醍醐味っていえばそれもありますけどね。

 

ということで今回のエントリーを持ちまして、この「北朝鮮ミサイル発射問題を考える」シリーズは「完」にしたいと思います。

 

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参考記事:

露軍機、MD網偵察 日米レーダー情報収集 北ミサイル発射時

 

 北朝鮮が長距離弾道ミサイルを発射した際、ロシアの情報収集機が日米両国のミサイル防衛(MD)システムの運用を偵察していたことが15日、分かった。北朝鮮からの発射時間帯の事前通報をもとに日本海で待機。日米のレーダー網が実戦モードで照射した電波の周波数帯や、MD運用に伴う自衛隊各部隊の役割分担に関する情報を集めたとみられる。日本海を舞台にした激しい情報戦の一端が浮き彫りになった形だ。

 偵察飛行を行っていたのは、ロシア空軍の電子情報収集機「IL20」。防衛省によると、IL20はこれまでにも日本周辺への飛来が確認されている。先月にも2度、日本海を偵察飛行しており、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)している。

 北朝鮮のミサイル発射は今月5日午前11時半。IL20はその約30分前に北海道沖から日本海を南下し、北朝鮮が設定したミサイルの1段目ブースター(推進エンジン)の落下危険区域の上空を通過した。発射時には、さらに南下したところで待機していた。

 ミサイル発射を受け、探知・追尾のため、海上自衛隊のイージス艦3隻のSPY1、地上に配備した空自の2基のFPS−5、4基のFPS−3改のレーダーが一斉に照射。米軍も日本海と太平洋に2隻ずつ展開していたイージス艦、青森県に配備しているXバンドレーダーを稼働させた。

 IL20はMDでの各レーダーの電波の周波数帯、照射方法や探索パターン、レーダー同士の任務分担などを確認したとみられる。周波数帯を把握されると、妨害電波でレーダーが無力化される恐れがある。

 MD任務の際、イージス艦はレーダーの機能をミサイル探知にシフトさせ、航空機などを警戒する防空能力が手薄になる。航空機やほかの護衛艦のレーダーで防空能力を補完するとされ、IL20は海・空自の部隊の連携などMDでの「戦い方」を把握。海自のEP3、空自のYS11Eといった電子偵察機の情報収集任務にも注目していた可能性が高い。

 情報収集機が飛来した場合、訓練であればレーダーの照射を控える。だが、今回は北朝鮮の発射に対処する実任務だったため、自衛隊はレーダー網をフル稼働させざるを得なかった。

 空自戦闘機はスクランブルで警戒し、IL20は領空侵犯はしていない。IL20は2、3時間にわたり、日本近海で偵察を続け、隠岐の島(島根県)付近まで飛行した後、ロシアに戻っていった。

 北朝鮮は発射当日、米中露3カ国に発射時間帯を事前に通報したとされ、ロシア空軍は周到にIL20による偵察飛行の計画を立てたとみられている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090416-00000131-san-int

 

 

日本メディア14社首脳と初懇談=「良好な世論を」と李長春氏−中国

 

 来日している中国共産党ナンバー5、李長春政治局常務委員(宣伝担当)は30日夜、日本の通信社・新聞社・テレビ局14社の社長ら首脳と、都内のホテルで夕食を共にしながら懇談し、両国国民の相互理解に向けて「良好な世論を作るよう努力してほしい」と求めた。東京の中国大使館によると、中国指導者が日本メディア各社を一斉に招き、意見交換したのは初めて。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090330-00000192-jij-int

投稿者:dalian4649
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