2010/4/22 10:28
昨日の続きです。
「1」に関してですが、開幕式の直前ということで、一番盛り上げていかなければならない大切な時期なのに、人民の「目線」を「万博一点」から違う方向に向けた大きなイベント、つまり「F1」開催があったという大失敗です。「F1」の開催は基本的に年に一回、そして一国1レースのみです。それだけでも「希少価値=プレミア度」を持っているのに、今年は「F1」史に残る偉大なドライバー「ミハエル・シューマッハ」が現役に復帰し、無事この中国(上海)グランプリにも参戦してきました。
とはいえ、彼の今季の活躍はかつての輝かしい成績とは裏腹に、全く思わしくないだけに、来年も彼が「F1」に参戦する(参戦がかなう)かは難しいところで、この点を考慮すると、この「F1」史に残る偉大なドライバーが中国を走るのは今回が最後、人民が生で見られるのも最後、という、とてつもない例年開催以上の「希少価値=プレミア度」が付いてしまったわけです。
実際、多くの会社が作成したツアー募集のHP、また「中国(上海)グランプリ」開催告知のポスターの中心に据えられていたのは「ミハエル・シューマッハ」でした。彼の知名度、参戦を前面に押し出して集客を図ったのが容易に理解できます。
ということで直前に迫った上海万博開幕が「霞む」イベントがまさに「同地」で「直前」に行われてしまったんですね。
また両イベントの開催に二週間の期間が空いてしまうのもまずかった。観光客を二週間も宿泊費、物価の高い上海に引き止めて置けないし、2回「連続」で上海に来てもらうわけにもいかない。「お上」も「二兎を得る」のなら、せめてもの妥協案は開催期間を「被らせた」ダブル開催にするべきでしたね。注目度は抜群だし、「北京」にもある意味「勝つ」ことができた。さらには期間中の宿泊費高騰の言い訳も容易です。「一石二鳥」だったんですね。
「2」に関してですが、これは実施期間が「被ってしまった」ということです。これも万博「大成功」には致命的です。
サッカーワールドカップは実際、オリンピックを超える大イベントであり、その注目度、熱狂度は計り知れません。中国は前ドイツ大会同様、今回も代表チームの本戦参加が叶いませんでしたが、サッカーは人民の間で1,2位を争う人気スポーツです。現にイタリア、イギリス、スペイン、ドイツなど、欧州各国のリーグの試合が普通にテレビ放送されており、サッカー好きの長期滞在者にとってはなかなか恵まれた環境なのです。
最近は中国人富裕層の国外における「成金」振りが広く報道されており、今回は「南アフリカ共和国」という、失礼ながら中国以下の「リアル北斗の拳」の国で開催される事もあって、訪「南ア」した人民の海外逃亡もそれほど深刻には予想されず、現地観戦に行くのは正直、「お金」の問題だけだと思います。
北朝鮮がワールドカップ本戦参加を果たしつつも経済破綻し、FIFAからの切符の割り当て分が国内で捌き切れず、その多くも宗主国・中国に流れて来たようです(下記「参考記事」参照)。中朝友好(笑)ですね。実際、予選トーナメント(グループG)で実現する「ブラジルvs北朝鮮」なんてワールドカップだからこそ実現するカードであり、中国人でなくても見たい感じがします。
ともあれサッカーワールドカップとは「真の世界一」の、凄まじい「希少価値=プレミア度」だということですね。そこに上海万博が割り込む「隙」は無いようです。
「3」に関してですが、今や死者は2000名を超え、現地はチベット族が住む地区であることから、「お上」目線なら政情は決して安定している地域とは言えません。諸外国からの救援隊の受け入れを完全に拒否しているように、「お上」にとっては本当に触れられたくない、現地人とは接触させたくない、現状把握されたくない、「デリケート」な地域なのでしょう。開幕直前となったこの時期に国家首脳部が一丸となって万博に取り組めないのは大きな痛手であり、その国情からイベントの「出来具合」という点に関しては、早くも「一枚割引して」考える必要がありそうです。中国は自他共に認める発展途上国なので、大きな事故に繋がらないことを祈るばかりです。
過去のエントリーを見ていただければお分かりいただけますように、私は基本的に「生」体験主義(H?!)、現場主義です。懐が極端に痛まない程度に抑えられるなら、何事も「百聞は一見に如かず」の精神です。
今回の上海万博も「北朝鮮館」が万博史上、初めて建設されるというので、ここのパビリオンだけに興味を持っていました。が、報道によれば今回のこの「北朝鮮館」はあまりに現実と乖離した「嘘のオンパレード」(「お約束(?!)」)のパビリオンのようですし、そもそも企画・構成・建設といった全プロデュースが宗主国・中国によるものらしいので、個人的な興味も一気に冷めてしまいました(下記「参考記事」参照)。
まあ上海万博は4月30日夜〜10月31日という約半年間の長期開催なので、もし期間中に上海に行く用事があれば、ついでに訪れてみたいと思います。今の気持ちは半々といったところです。ただ正直これ、上海周辺の方々だけのためのイベントではないでしょうかね。大連では市中心部に行っても、全然盛り上がりが感じられないのです。
入場券は入り口周辺にダフ屋が溢れるでしょう。私は北京オリンピックの観戦で経験済みで、必要なのは「値切る」交渉術だけです(笑)。報道で煽って、高値で買わせるのは中国での商売の常識です。人民は皆「見抜く力」を持っています。
まあこのイベントは先日の「東京モーターショー」同様、当初の期待を大幅に下回り、「お約束」の「情報操作」がかけられ、「万博至上最も大成功(笑)」となるでしょう。
マスコットキャラクターとテーマ曲のパクリ(=泥棒)騒動に始まり、いまだに全パビリオンも完成しない。日本人客は外国人客の3分の1を占めるそうで、早くも絶好の対外「宣伝材料」、「カモ」にされています(下記「参考記事」参照)。
私は「お上」の動向、「大本営発表」をしっかりと対中ビジネスの参考にさせていただきます。
最後に日本人にとっての「万博」ですが、オヤジ世代なら映画『20世紀少年』でも触れられた「大阪万博(1970年)」。私的には「つくば博(1985年)」ですかね。
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参考記事:
<サッカー>W杯チケットは好調な売れ行き=北朝鮮分のチケットも中国で販売―中国紙
2010年4月14日、北京日報は、中国本土におけるサッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会のチケット販売状況を報じた。売れ行きは好調で、すでに半数以上が売れているという。
中国本土でのチケット販売は、国際サッカー連盟(FIFA)より権利を移譲された中体競賽集団が担当している。同社によると、中国本土割当分のチケット2000枚のうち半分以上が売れたという。決勝トーナメントのチケットはすでに完売、残るはグループリーグのチケットのみとなった。
また中体競賽集団によると、先日、北朝鮮サッカー協会が同国割当分のチケット1200枚を中国に提供したという。はるばる南アフリカまで行ける北朝鮮サポーターの数は決して多くないため、中国の「ボランティアサポーター」が北朝鮮を応援してくれることに期待している。北朝鮮が戦うグループGは、ブラジル、ポルトガル、コートジボワールが集まる「死の組」だけに人気を呼びそうだ。中国本土のチケット販売は今月末まで行われる。チケット発行は今月28日より開始される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100419-00000000-rcdc-cn
上海万博 外国人観光客の3分の1は日本人
日本の国土交通省観光庁、溝端宏・長官は13日、上海万博期間中、100万人の日本人観光客が万博を訪れる見込みで、中国が計画する外国人観光客350万人の約3分の1を占めることになると述べた。
溝端長官は、今年日本政府は中国との観光交流を最重要課題に位置付けていると語った。上海万博期間中、日本は特別イベントを開催し、中国人入場者に日本観光を疑似体験してもらう。日本政府は今後、中国人の訪日個人旅行ビザの発給を緩和し、また観光客受入体制、とりわけ中国人観光客に対するサービス改善に努める。
http://j.peopledaily.com.cn/94475/6950923.html
上海万博で「北朝鮮館」建設急ピッチ、中国が資金提供か
中国で5月に開幕する「上海万博」の会場で、北朝鮮の国家館建設が進んでいる。
日本や韓国の国家館と同じ「A区」に位置し、約1千平方メートルの敷地に国旗をあしらった建物がほぼ完成。国旗の上には「朝鮮」という意味のハングルが、左壁面には「朝鮮民主主義人民共和国」との漢字が見えた。
館内では「繁栄する平壌」をテーマにした展示の内装が始まっており、朝鮮式建築物の設置も進められていた。
北朝鮮の国家館は中国から資金を提供されているとの情報もある。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100330/kor1003302051003-n1.htm
金正日総書記が“痛恨の誓い”…「国民に白米食べられる生活を」
中国国際放送局によると、北朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は1日、同国最高指導者の金正日・労働党総書記がこのほど、「人々の生活水準を上げ、いつも白米や小麦を食べられるようにしなければならない」と述べた。
金総書記は人々が雑穀しか口にできない現状に触れた。「私にとって、最もつらいことだ」と述べ、「現状では実現できない目標だが、可能であるかぎり短期間で、民生問題を解決する」と、「痛恨な面持ちで誓った」という。
金総書記は1月にも演説中に、「白米と肉入りスープは朝鮮(北朝鮮)の人民が長い間渇望してきた美味だ。しかし率直に言って、人民の生活水準には意に沿わない点も多い」と述べたという。金総書記は2009年、視察のために国内200カ所以上を視察したと報道された。これまでにない多さという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100202-00000074-scn-int
「1」に関してですが、開幕式の直前ということで、一番盛り上げていかなければならない大切な時期なのに、人民の「目線」を「万博一点」から違う方向に向けた大きなイベント、つまり「F1」開催があったという大失敗です。「F1」の開催は基本的に年に一回、そして一国1レースのみです。それだけでも「希少価値=プレミア度」を持っているのに、今年は「F1」史に残る偉大なドライバー「ミハエル・シューマッハ」が現役に復帰し、無事この中国(上海)グランプリにも参戦してきました。
とはいえ、彼の今季の活躍はかつての輝かしい成績とは裏腹に、全く思わしくないだけに、来年も彼が「F1」に参戦する(参戦がかなう)かは難しいところで、この点を考慮すると、この「F1」史に残る偉大なドライバーが中国を走るのは今回が最後、人民が生で見られるのも最後、という、とてつもない例年開催以上の「希少価値=プレミア度」が付いてしまったわけです。
実際、多くの会社が作成したツアー募集のHP、また「中国(上海)グランプリ」開催告知のポスターの中心に据えられていたのは「ミハエル・シューマッハ」でした。彼の知名度、参戦を前面に押し出して集客を図ったのが容易に理解できます。
ということで直前に迫った上海万博開幕が「霞む」イベントがまさに「同地」で「直前」に行われてしまったんですね。
また両イベントの開催に二週間の期間が空いてしまうのもまずかった。観光客を二週間も宿泊費、物価の高い上海に引き止めて置けないし、2回「連続」で上海に来てもらうわけにもいかない。「お上」も「二兎を得る」のなら、せめてもの妥協案は開催期間を「被らせた」ダブル開催にするべきでしたね。注目度は抜群だし、「北京」にもある意味「勝つ」ことができた。さらには期間中の宿泊費高騰の言い訳も容易です。「一石二鳥」だったんですね。
「2」に関してですが、これは実施期間が「被ってしまった」ということです。これも万博「大成功」には致命的です。
サッカーワールドカップは実際、オリンピックを超える大イベントであり、その注目度、熱狂度は計り知れません。中国は前ドイツ大会同様、今回も代表チームの本戦参加が叶いませんでしたが、サッカーは人民の間で1,2位を争う人気スポーツです。現にイタリア、イギリス、スペイン、ドイツなど、欧州各国のリーグの試合が普通にテレビ放送されており、サッカー好きの長期滞在者にとってはなかなか恵まれた環境なのです。
最近は中国人富裕層の国外における「成金」振りが広く報道されており、今回は「南アフリカ共和国」という、失礼ながら中国以下の「リアル北斗の拳」の国で開催される事もあって、訪「南ア」した人民の海外逃亡もそれほど深刻には予想されず、現地観戦に行くのは正直、「お金」の問題だけだと思います。
北朝鮮がワールドカップ本戦参加を果たしつつも経済破綻し、FIFAからの切符の割り当て分が国内で捌き切れず、その多くも宗主国・中国に流れて来たようです(下記「参考記事」参照)。中朝友好(笑)ですね。実際、予選トーナメント(グループG)で実現する「ブラジルvs北朝鮮」なんてワールドカップだからこそ実現するカードであり、中国人でなくても見たい感じがします。
ともあれサッカーワールドカップとは「真の世界一」の、凄まじい「希少価値=プレミア度」だということですね。そこに上海万博が割り込む「隙」は無いようです。
「3」に関してですが、今や死者は2000名を超え、現地はチベット族が住む地区であることから、「お上」目線なら政情は決して安定している地域とは言えません。諸外国からの救援隊の受け入れを完全に拒否しているように、「お上」にとっては本当に触れられたくない、現地人とは接触させたくない、現状把握されたくない、「デリケート」な地域なのでしょう。開幕直前となったこの時期に国家首脳部が一丸となって万博に取り組めないのは大きな痛手であり、その国情からイベントの「出来具合」という点に関しては、早くも「一枚割引して」考える必要がありそうです。中国は自他共に認める発展途上国なので、大きな事故に繋がらないことを祈るばかりです。
過去のエントリーを見ていただければお分かりいただけますように、私は基本的に「生」体験主義(H?!)、現場主義です。懐が極端に痛まない程度に抑えられるなら、何事も「百聞は一見に如かず」の精神です。
今回の上海万博も「北朝鮮館」が万博史上、初めて建設されるというので、ここのパビリオンだけに興味を持っていました。が、報道によれば今回のこの「北朝鮮館」はあまりに現実と乖離した「嘘のオンパレード」(「お約束(?!)」)のパビリオンのようですし、そもそも企画・構成・建設といった全プロデュースが宗主国・中国によるものらしいので、個人的な興味も一気に冷めてしまいました(下記「参考記事」参照)。
まあ上海万博は4月30日夜〜10月31日という約半年間の長期開催なので、もし期間中に上海に行く用事があれば、ついでに訪れてみたいと思います。今の気持ちは半々といったところです。ただ正直これ、上海周辺の方々だけのためのイベントではないでしょうかね。大連では市中心部に行っても、全然盛り上がりが感じられないのです。
入場券は入り口周辺にダフ屋が溢れるでしょう。私は北京オリンピックの観戦で経験済みで、必要なのは「値切る」交渉術だけです(笑)。報道で煽って、高値で買わせるのは中国での商売の常識です。人民は皆「見抜く力」を持っています。
まあこのイベントは先日の「東京モーターショー」同様、当初の期待を大幅に下回り、「お約束」の「情報操作」がかけられ、「万博至上最も大成功(笑)」となるでしょう。
マスコットキャラクターとテーマ曲のパクリ(=泥棒)騒動に始まり、いまだに全パビリオンも完成しない。日本人客は外国人客の3分の1を占めるそうで、早くも絶好の対外「宣伝材料」、「カモ」にされています(下記「参考記事」参照)。
私は「お上」の動向、「大本営発表」をしっかりと対中ビジネスの参考にさせていただきます。
最後に日本人にとっての「万博」ですが、オヤジ世代なら映画『20世紀少年』でも触れられた「大阪万博(1970年)」。私的には「つくば博(1985年)」ですかね。
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参考記事:
<サッカー>W杯チケットは好調な売れ行き=北朝鮮分のチケットも中国で販売―中国紙
2010年4月14日、北京日報は、中国本土におけるサッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会のチケット販売状況を報じた。売れ行きは好調で、すでに半数以上が売れているという。
中国本土でのチケット販売は、国際サッカー連盟(FIFA)より権利を移譲された中体競賽集団が担当している。同社によると、中国本土割当分のチケット2000枚のうち半分以上が売れたという。決勝トーナメントのチケットはすでに完売、残るはグループリーグのチケットのみとなった。
また中体競賽集団によると、先日、北朝鮮サッカー協会が同国割当分のチケット1200枚を中国に提供したという。はるばる南アフリカまで行ける北朝鮮サポーターの数は決して多くないため、中国の「ボランティアサポーター」が北朝鮮を応援してくれることに期待している。北朝鮮が戦うグループGは、ブラジル、ポルトガル、コートジボワールが集まる「死の組」だけに人気を呼びそうだ。中国本土のチケット販売は今月末まで行われる。チケット発行は今月28日より開始される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100419-00000000-rcdc-cn
上海万博 外国人観光客の3分の1は日本人
日本の国土交通省観光庁、溝端宏・長官は13日、上海万博期間中、100万人の日本人観光客が万博を訪れる見込みで、中国が計画する外国人観光客350万人の約3分の1を占めることになると述べた。
溝端長官は、今年日本政府は中国との観光交流を最重要課題に位置付けていると語った。上海万博期間中、日本は特別イベントを開催し、中国人入場者に日本観光を疑似体験してもらう。日本政府は今後、中国人の訪日個人旅行ビザの発給を緩和し、また観光客受入体制、とりわけ中国人観光客に対するサービス改善に努める。
http://j.peopledaily.com.cn/94475/6950923.html
上海万博で「北朝鮮館」建設急ピッチ、中国が資金提供か
中国で5月に開幕する「上海万博」の会場で、北朝鮮の国家館建設が進んでいる。
日本や韓国の国家館と同じ「A区」に位置し、約1千平方メートルの敷地に国旗をあしらった建物がほぼ完成。国旗の上には「朝鮮」という意味のハングルが、左壁面には「朝鮮民主主義人民共和国」との漢字が見えた。
館内では「繁栄する平壌」をテーマにした展示の内装が始まっており、朝鮮式建築物の設置も進められていた。
北朝鮮の国家館は中国から資金を提供されているとの情報もある。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100330/kor1003302051003-n1.htm
金正日総書記が“痛恨の誓い”…「国民に白米食べられる生活を」
中国国際放送局によると、北朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は1日、同国最高指導者の金正日・労働党総書記がこのほど、「人々の生活水準を上げ、いつも白米や小麦を食べられるようにしなければならない」と述べた。
金総書記は人々が雑穀しか口にできない現状に触れた。「私にとって、最もつらいことだ」と述べ、「現状では実現できない目標だが、可能であるかぎり短期間で、民生問題を解決する」と、「痛恨な面持ちで誓った」という。
金総書記は1月にも演説中に、「白米と肉入りスープは朝鮮(北朝鮮)の人民が長い間渇望してきた美味だ。しかし率直に言って、人民の生活水準には意に沿わない点も多い」と述べたという。金総書記は2009年、視察のために国内200カ所以上を視察したと報道された。これまでにない多さという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100202-00000074-scn-int
投稿者:dalian4649
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