中国遼寧省大連で生きるおっさん

〜 「若者」もすなる「ブログ」というものを「おっさん」もしてみんとてするなり  一人の名も無きおっさんが、浅学菲才ながらも、自分の言葉と写真で、毎回一生懸命書いている大連ブログでございます 〜

 

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2016年の「アカシアの大連」と夕暮れ

大連はただ今、その代名詞的存在である「アカシア」の開花シーズンであると共に、春から夏へと移行中です。今日のエントリーは、ここ最近に撮り溜めた街中の「アカシア」の様子です。

「大連=アカシアの町」との認識が一気に広まったのは、何と言っても第62回(昭和44年度下半期)芥川賞受賞作品である『アカシヤの大連』によるものでしょう。蛇足ながら、大連出身で作者の清岡卓行さんは、こちら「大連日本人学校」校歌の作詞も手掛けています。

まずは「おさらい」です。

1、大連の所謂「アカシア」の正体は「ニセアカシア、ハリエンジュ」という種の、似て非なるものです。大連に「本物のアカシア」は存在しないと思われます。何故なら「本物のアカシア」は熱帯から温帯地域に分布するからです。日本では関東以北での栽培が困難です。ましてや大連は最南端とはいえ酷寒の満州ですからね。

2、日本では「要注意外来生物」に指定されています。「厄介者」だという事です。

3、痩せた土地や砂地でも問題なく生き、成長は早く、繁殖率は凄まじく、抜根や薬剤を使わない限り、駆除は極めて困難です。

4、乾燥と排気ガスに強いも、浅根性なので強風に弱く、すぐに折れ、倒れます。

5、一方で、鑑賞用としての価値があり、良い匂いをさせ、良質な蜂蜜が取れ、花も食べられます。これも蛇足ながら、「東北財経大学」正門前の山の中では「アカシア蜂蜜」が販売されています。お土産にどうぞ。

6、花は天ぷらやおひたしが美味しいです。かつては大連の日本料理屋で気軽に食べられました。一方で葉、果実、樹皮には毒性があるので、フグ同様、食べる際には注意が必要です。

7、日本でも苗木は通販などで簡単に購入可能です。

そしてこの「ニセアカシア(ハリエンジュ)」を本物の「アカシア」と見立てた「もの」も多いです。ウィキにまとめられていますね。

・札幌のアカシア並木
・札幌松坂屋開店時のキャッチコピー「アカシアの花白くいま開く松坂屋」
・アカシア蜂蜜として売られているもの
・西田佐知子のヒット曲「アカシアの雨がやむとき」に歌われる「アカシア」
・石原裕次郎のヒット曲「赤いハンカチ」に歌われる「アカシアの花」
・北原白秋の「この道」に歌われる「あかしやの花」
・清岡卓行の小説『アカシヤの大連』で知られる中国の大連市を代表する樹木
・松任谷由実の「acacia(アカシア)」(2000年代)
・レミオロメンの「アカシア」

清岡さんの名誉のために付け加えておきます。清岡さんは『アカシヤの大連』の作中で、この「カラクリ」について、ちゃんと触れています。決して「誤認」ではありません。

長くなりました。では市中心部の「アカシア」の様子です。「桜前線」ならぬ「アカシア前線」は市中心部から郊外へと移動しつつあります。ただ今「黒石礁小学校」周辺などは満開ですね。

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市中心部「労働公園」緑山とテレビ塔です。まさに「緑山」の名そのままの姿です。

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満州国時代は「春日小学校」、現在は大連市ナンバーワン高校である「二十四高中」の前の通りです。「アカシア通り」と化しています。

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アカシアの下を潜る感じです。

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こちらは同じく「二十四高中」の近くで、「老干部大学」の辺りです。

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アップです。

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真下に来ます。この辺は交通量がとりわけ少ないので「アカシア」の良い匂いがモロに味わえますよ。

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ガラガラです。

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こちらは「中国大連雑技団・格莱美劇場」近くにある池の辺りです。満開の「アカシア」の一本木の下で静かに遊ぶ老人と子供です。

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こちらは満州国時代は大連最大の性風俗街「逢坂町」、現在は「武昌街」です。御覧のように長く連なる当時の風俗建築街は健在です。バックには素晴らしく咲き誇る「アカシア」です。手前に見える新しい建物は最近できた市場です。

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こちらは満州国時代は「桜花台」、現在は「智仁街」です。「カスケードルージュ」という種の、紫色の「アカシア」が見られました。

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まるで葡萄です。

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アップです。

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かなり見応えがあります。「ソフトウェアパーク」にある私立大学「東軟信息学院」のローソン前では更に大樹が見られますよ。

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夕暮れの市中心部「労働公園」緑山とテレビ塔です。私が来た10年以上も前の大連は、「良い天気と青い空」がとりわけ印象的な港町で、毎日がこんな姿でしたね。今じゃ月に一回見れるか見れないかとなってしまいました。

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投稿者:dalian4649
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