2013/9/30 12:36
明日から中国は国慶節の七連休(!)に突入です。大連の街中は掲揚された中国の国旗(五星紅旗)だらけです。普段から酷い大気汚染に加え、更に酷い景観が加わりますから精神的には堪りません。
さて、今月も最終日となりましたが、今月こちら大連では高速鉄道(中国新幹線)が再び注目を浴びています。「大連⇔北京」を結ぶ経路が一部変更され、新しく開通となり、本数も増えたからです。明日からの七連休、そして旅行シーズンということで、この路線に興味を持っている方もいらっしゃるでしょう。ということで、今日はこの話題を取り上げたいと思います。

9月12日付け大連地元紙『半島晨報』(A17ページ)の記事です。見出しは「本日より大連から北京への鉄道路線はたった6時間で結ばれる」とあります。中国は広い。日本人的には「たった6時間」という表現はあまり見聞きしませんよね(笑)。

同記事の地図の部分のアップです。今まで大連から北京への道程は一度、省都・瀋陽を経由する必要があったのですが、御覧のように「海城西⇔盤錦北」間が新たに結ばれたため、省都・瀋陽を経由する必要が無くなり、その分、乗車時間に反映されたということです。「ショートカット」されたんですね。今までは高速鉄道(中国新幹線)とはいえ「大連⇔北京」は7時間39分でした。それが6時間2分となり、約1時間半も短縮されたんですね。新しい経路の総距離は908キロです。蛇足ながら、日本の新幹線に当てはめると「東京⇔広島」間が約821キロです。大体こんな距離感覚ですね。

9月13日付け大連地元紙『半島晨報』(A17ページ)の記事です。大連駅発の「一番列車」の写真が掲載されていました。

同ページの記事です。この「大連⇔北京」の新路線に使われる車体は「CRH5」型という車両で、最高時速は250キロだそうです。安全性は大丈夫なのかな・・・。
この新しい経路を使う高速鉄道(中国新幹線)ですが、「大連⇔北京」(毎日一往復)、「大連北⇔北京」(毎日三往復)、「大連⇔天津」(毎日一往復)、「大連北⇔錦州南」(毎日一往復)です。
以下は9月12日付け大連地元紙『半島晨報』(A18ページ)の記事です。新しく運行が始まった全列車の番号と時刻表と運賃(人民元表示)です。特に和訳は不要でしょう。基本的に一等席(中国語:一等座)と二等席(中国語:二等座)のみの車両のようですね。「大連⇔北京」は片道で一等席が362元(=約5800円)、二等席が266元(=約4250円)ですか。

「大連⇔北京」(毎日一往復)です。



「大連北⇔北京」(毎日三往復)です。

「大連北⇔天津」(毎日一往復)です。

「大連北⇔錦州南」(毎日一往復)です。グリーン車席(中国語:特等座)が設置されていますね。
また「大連駅(青泥窪橋)⇔大連北駅」を結ぶ路線バスも今月、改善されました。

9月8日付け大連地元紙『半島晨報』(A03ページ)の記事ですが、見出しは「昨日、大連駅と大連北駅の間に新たに909番の路線バスが開通した」とあります。大連各所から大連北駅までのアクセスは過去のエントリーで触れました。
ハルビン大連高速鉄道、開通「一番列車」乗車記(1)
http://sky.ap.teacup.com/dalian4649/356.html
ハルビン大連高速鉄道、開通「一番列車」乗車記(2)
http://sky.ap.teacup.com/dalian4649/357.html
大連各所から大連北駅までのアクセスですが、路線バスの下車は旧来の、大連北駅前のバス停=「民悦広場」、を利用しても良いし、新設されたバス停「大連北」を利用してもかまいません。なお、上記のエントリー記事当時とは違って、バスの数路線に新たに「大連北」というバス停が新設されていますね。
ところで、今回、新たに出来たバス路線「909番」のメリットですが、
1、途中停車するバス停数が大幅に減らされたこと
2、バスの始発と終点が共に中国新幹線(高速鉄道)駅なので乗り過ごす心配が無い
という利点があります。特に「2」は初めて大連に来る方、中国語がダメな方にとっては大きい利点だと思います。緊張不要で到着までバス車内で読書や爆睡にでも耽っていられる(笑)からです。
今回、新たに増設された路線は「909番」に加え、大連北駅と大連周水子国際空港(バス停名:「機場」)との間を結ぶ「908番」もあります。路線詳細は下記で御確認下さい。なおこのバスの乗車運賃は距離関係無く、一回乗車に付き1元(=約16円)です。
バス停「大連北」に停まる路線バス一覧はこちらです。
バス停「民悦広場」に停まる路線バス一覧はこちらです。
最後にまた蛇足ながら、「大連⇔北京」間は空路だと約1時間20分、マイレージは275マイル(100%換算)貯まります。航空券の価格ですが、フライトの日時によってかなりの差が有ります。この路線にLCCは飛んでいません(悲)。エコノミークラスで大体280〜710元(=約4500〜11400円)といったところですね。私なら6時間も要する「危険な」中国新幹線より空路を選びますかね。コスト面だけは魅力なんですが。
結論ですが、日本人としては、この大連北京高速鉄道は「大連から有名な観光地である河北省の山海関&秦皇島へ行くために途中下車で使う」これだけしか使い道はないと思います。片道約3時間半です。
私は日本に一時帰国致します。在中日本人の皆様も良い七連休をお過ごし下さい。
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さて、今月も最終日となりましたが、今月こちら大連では高速鉄道(中国新幹線)が再び注目を浴びています。「大連⇔北京」を結ぶ経路が一部変更され、新しく開通となり、本数も増えたからです。明日からの七連休、そして旅行シーズンということで、この路線に興味を持っている方もいらっしゃるでしょう。ということで、今日はこの話題を取り上げたいと思います。

9月12日付け大連地元紙『半島晨報』(A17ページ)の記事です。見出しは「本日より大連から北京への鉄道路線はたった6時間で結ばれる」とあります。中国は広い。日本人的には「たった6時間」という表現はあまり見聞きしませんよね(笑)。

同記事の地図の部分のアップです。今まで大連から北京への道程は一度、省都・瀋陽を経由する必要があったのですが、御覧のように「海城西⇔盤錦北」間が新たに結ばれたため、省都・瀋陽を経由する必要が無くなり、その分、乗車時間に反映されたということです。「ショートカット」されたんですね。今までは高速鉄道(中国新幹線)とはいえ「大連⇔北京」は7時間39分でした。それが6時間2分となり、約1時間半も短縮されたんですね。新しい経路の総距離は908キロです。蛇足ながら、日本の新幹線に当てはめると「東京⇔広島」間が約821キロです。大体こんな距離感覚ですね。

9月13日付け大連地元紙『半島晨報』(A17ページ)の記事です。大連駅発の「一番列車」の写真が掲載されていました。

同ページの記事です。この「大連⇔北京」の新路線に使われる車体は「CRH5」型という車両で、最高時速は250キロだそうです。安全性は大丈夫なのかな・・・。
この新しい経路を使う高速鉄道(中国新幹線)ですが、「大連⇔北京」(毎日一往復)、「大連北⇔北京」(毎日三往復)、「大連⇔天津」(毎日一往復)、「大連北⇔錦州南」(毎日一往復)です。
以下は9月12日付け大連地元紙『半島晨報』(A18ページ)の記事です。新しく運行が始まった全列車の番号と時刻表と運賃(人民元表示)です。特に和訳は不要でしょう。基本的に一等席(中国語:一等座)と二等席(中国語:二等座)のみの車両のようですね。「大連⇔北京」は片道で一等席が362元(=約5800円)、二等席が266元(=約4250円)ですか。

「大連⇔北京」(毎日一往復)です。



「大連北⇔北京」(毎日三往復)です。

「大連北⇔天津」(毎日一往復)です。

「大連北⇔錦州南」(毎日一往復)です。グリーン車席(中国語:特等座)が設置されていますね。
また「大連駅(青泥窪橋)⇔大連北駅」を結ぶ路線バスも今月、改善されました。

9月8日付け大連地元紙『半島晨報』(A03ページ)の記事ですが、見出しは「昨日、大連駅と大連北駅の間に新たに909番の路線バスが開通した」とあります。大連各所から大連北駅までのアクセスは過去のエントリーで触れました。
ハルビン大連高速鉄道、開通「一番列車」乗車記(1)
http://sky.ap.teacup.com/dalian4649/356.html
ハルビン大連高速鉄道、開通「一番列車」乗車記(2)
http://sky.ap.teacup.com/dalian4649/357.html
大連各所から大連北駅までのアクセスですが、路線バスの下車は旧来の、大連北駅前のバス停=「民悦広場」、を利用しても良いし、新設されたバス停「大連北」を利用してもかまいません。なお、上記のエントリー記事当時とは違って、バスの数路線に新たに「大連北」というバス停が新設されていますね。
ところで、今回、新たに出来たバス路線「909番」のメリットですが、
1、途中停車するバス停数が大幅に減らされたこと
2、バスの始発と終点が共に中国新幹線(高速鉄道)駅なので乗り過ごす心配が無い
という利点があります。特に「2」は初めて大連に来る方、中国語がダメな方にとっては大きい利点だと思います。緊張不要で到着までバス車内で読書や爆睡にでも耽っていられる(笑)からです。
今回、新たに増設された路線は「909番」に加え、大連北駅と大連周水子国際空港(バス停名:「機場」)との間を結ぶ「908番」もあります。路線詳細は下記で御確認下さい。なおこのバスの乗車運賃は距離関係無く、一回乗車に付き1元(=約16円)です。
バス停「大連北」に停まる路線バス一覧はこちらです。
バス停「民悦広場」に停まる路線バス一覧はこちらです。
最後にまた蛇足ながら、「大連⇔北京」間は空路だと約1時間20分、マイレージは275マイル(100%換算)貯まります。航空券の価格ですが、フライトの日時によってかなりの差が有ります。この路線にLCCは飛んでいません(悲)。エコノミークラスで大体280〜710元(=約4500〜11400円)といったところですね。私なら6時間も要する「危険な」中国新幹線より空路を選びますかね。コスト面だけは魅力なんですが。
結論ですが、日本人としては、この大連北京高速鉄道は「大連から有名な観光地である河北省の山海関&秦皇島へ行くために途中下車で使う」これだけしか使い道はないと思います。片道約3時間半です。
私は日本に一時帰国致します。在中日本人の皆様も良い七連休をお過ごし下さい。
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投稿者:dalian4649