今日の大連は朝からスモッグです。大気汚染問題に無関心な大連では、なかなか手に入りませんが、日本から持ち込んだ「N95マスク」で、がっちりと「武装」して出勤です。出勤後、確認してみたら朝9時の段階でPM2.5の値は「182」でした。案の定、お昼には「200越え」です・・・。家庭があるので「自分の健康と将来」は自分判断し、自分でしっかりと守らなければなりません。
前回の続きで、2013年中国サッカー・スーパーリーグ公式戦第5節 「大連阿爾濱(だいれんアルビン)」vs「広州恒大(こうしゅうこうだい)」の生観戦記です。今日は後半の様子です。

ハーフタイムが終わり、選手が出てきました。前半は「0:0」で終わり、「広州恒大」はシュート数ゼロに抑えられました。「広州恒大(赤)」のバリオス(パラグアイ、FW、28歳、背番号18)と「大連阿爾濱(青)」のオアロ(フランス、FW、29歳、背番号9)です。

後半のキックオフです。時間は大体午後4時半、太陽が動き、ピッチは殆ど日陰となりました。寒いです。

まだ始まったばかりの後半49分、センターサークルの辺りでトラップミスからボールを奪われ、そのまま持ち込まれました。そしてボールはバリオスに渡り、バリオスから逆サイドに走りこんで来たエウケソン(ブラジル、FW、23歳、背番号9)へ。エウケソンは鋭角のシュートを難無く決めました。「大連阿爾濱」のDF陣は狭い視野でバリオスだけに釘付け。誰一人エウケソンが見えていませんでしたね。祝福されるバリオスと、抱擁されるエウケソンです。

「0:1」となりました。

「大連阿爾濱」も良い位置でフリーキックを貰うのですが、決められません。ここはケイタ(マリ、MF、33歳、背番号20)が蹴りました。

後半64分、コーナーキックからのボールを、バリオスがヘディングで決めました。今シーズン初ゴールです。

「0:2」となりました。

後半開始早々から前半とは真逆の試合展開になり2失点。李明代理監督もスタジアムの観客同様、諦めが感じられ、やる気も欠けてきました。監督ならこんな時こそ選手を鼓舞しろよ・・・。

後半72分、陳涛(MF、28歳、背番号10、中国代表)からのパスを、オアロが相手キーパーと激しく交錯するもヘディングで決めました。あ〜、ピンボケに(泣)。

今のゴール、昔でいう「キーパーチャージ」ではないか?と主審に詰め寄るこの日の「広州恒大」の3人の助っ人(ムリキ、エウケソン、バリオス)です。

大連阿爾濱はウタカ(ナイジェリア、FW、29歳、背番号11)とケイタが「弁護」に参加です。何故、両軍共に中国人選手は一切加わらないのか?この日の主審は外国人で「言葉の壁」があるからです。

「1:2」となりました。スタジアムも再び盛り上がり始めました。

後半78分、ムリキに代わって郜林(ガオ・リン、FW、27歳、背番号29、中国代表)が入りました。この日のムリキはイマイチでしたね。郜林も代表では不動のFWですが、「広州恒大」にいる限り、スタメンフル出場はまず無いし、何でここに居続けるんですかね?しかもこの人、代表戦も格下相手の「親善試合」でしかゴール決めないし・・・。「向上心」か、それとも「カネ(給料)」か、後者を選んだということでしょう。愛車はピンクのポルシェです。

この日、得点を決めたエウケソンも試合終了直前の後半89分、「御役御免」となりました。

「大連阿爾濱」も試合終了直前の後半90分、チームきっての「スター選手」であり、キャプテンでもある于大宝 (ユ・ターパオ、MF、25歳、背番号22、中国代表)が退きました。キャプテンマークはケイタに渡されました。

ロスタイムの終了を待つ「広州恒大」のベンチです。が、ここで大連の観客が何とリッピ監督にペットボトルを投げ付けました。間一髪で当たらなかったものの、ベンチの屋根に当たって大きな音が響きました。コーチ陣はメインスタンドの観客に向かって猛抗議です。いい加減にしろよ、「支那人」・・・。

そのまま「1:2」で試合終了、「大連阿爾濱」は負けました。

即座に退席するリッピ監督です。

試合終了と共に罵声、更にはピッチに物を投げ込む大連の「支那人」観客です。宙を舞う、かなりの数の品々が御確認いただけます。

この日、得点を決めたオアロです。この日はホーム2戦目ですが、前回のホーム開幕戦に続く得点に大連の観客からは拍手が送られました。
以下は中国のサイトからの転載です。

エウケソンです。只今「広州恒大」はACLの関係で他チームより一試合少なく、リーグ戦は5試合の消化となっていますが、10ゴールの活躍です。もちろんリーグ得点王です。

バリオスです。この日は「1得点、1アシスト」と活躍しました。後ろから跳び付くのは張琳芃(DF、23歳、背番号5、中国代表)です。入れ墨だらけです。

キレやすく、この日は試合開始して間もない前半2分、ウタカとぶつかりました。

ウタカもこのイライラが影響したのか、前半23分、相手キーパーとの1対1という決定的なチャンスを外しました。

ムリキと于大宝です。于大宝は代表では救世主となるも、今シーズンは良くありません。この試合も存在感は全くありませんでした。もっと走れ!

この日はアクシデントとはいえ同僚を負傷させるなど、良い所が全く無かったムリキです。交代の際はタオルを投げ付けました。

ムリキのヘディングをモロに顔面に受けた同僚の泰升(MF、26歳、背番号8)です。前半で退きました。

リッピ監督です。この日は主審の不可解な判定が多く、ケイタも試合途中、副審に詰め寄ったぐらいです。

この日、得点を決めたオアロです。身長192センチで空中戦はとにかく強いです。

試合後、ケイタはバリオスとユニフォームを交換しました。
この日の試合は両チーム共にワールドクラスの外国籍選手を配し、中国代表選手も「広州恒大」が11人、「大連阿爾濱」が5人も所属するということで、「代表」vs「代表」と、試合前はかなりの注目度でした。

4月12日付け、大連地元紙『半島晨報』(A31ページ)です。見出しは「代表vs代表の大一番はヨルダンの審判団が裁く」とあります。協会も中立、公平を狙って主審を外国人(ヨルダン人)にしましたが、試合をコントロールできる技術、裁量が全く無く、試合をブチ壊してしまい、結果的に大失敗でした。試合中、スローインのマイボールですら、一体何回揉めたのでしょう・・・。能力不問、外国人だからという、浅はかな理由だけで採用決定するとこうなります。
先月末(3月26日)のブラジルW杯アジア最終予選ヨルダン戦でも日本代表は監督挑発に加え、レーザーポインター攻撃を遠藤選手、川島選手が受けましたね。ヨルダンのサッカー関係者、サッカー事情とはその程度、つまり中国(大連)とは何一つ全く変わらない=「目糞鼻糞」なのです。元来「中東の笛」という汚さもあり、今回の中国サッカーがヨルダンサッカーに頼った現実は「類は友を呼ぶ」、「同類相求む」の故事・諺そのままですね(笑)。
この試合、「内容」だけで判断すると、私が買った300元(=約4800円)チケットは微妙でしたね。まあ計3ゴール見れたのが救いです。
明後日24日はACLで「広州恒大」は埼玉スタジアムで浦和レッズ戦ですね。ホームではいつもあらゆる卑怯な手段で日本勢を潰し、姑息な嫌がらせをし、試合後も地元マスコミは虚報で人民を満足に浸らせる「対日支那サッカー」。浦和レッズ頑張れ!
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