中国遼寧省大連で生きるおっさん

〜 「若者」もすなる「ブログ」というものを「おっさん」もしてみんとてするなり  一人の名も無きおっさんが、浅学菲才ながらも、自分の言葉と写真で、毎回一生懸命書いている大連ブログでございます 〜

 

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大連のザーザー雨、人工降雨でした

そろそろGWが近づいてきたこともあって、珍しく(?!)多忙で、明日も明後日も休日出勤です。今年のこちらの法定「労働節」休みは4月30日(土)〜5月2日(月)の三日間です。

大連では17日(日)夜から18日(月)午前中にかけて、久々にまとまった雨が降り、傘を持っての出勤となりました。パラパラではなくザーザー降った雨というのはいつ以来のことでしょうか。ちょっと思い出せないという大連市民は私だけではないでしょう。また昨日も夜7時ぐらいから雨が降り、朝夕はやや肌寒い温度となっています。

さて、久々にザーザーと降った、17日(日)夜から18日(月)午前中にかけての雨ですが、この雨、大連気象局が「ロケット弾」を打ち上げた、「人工降雨」によるものでした。もちろん「お上」は「今日、人工降雨やります!」なんて予告報道、また終了報道をする事はありません。今回、明るみになったのは、ちょっと一騒動起こしてしまったからです。

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雨が降った翌日の19日(火)付け、地元紙『半島晨報』です。この日の一面を飾ったのは「人工降雨ロケット弾」が民家に落ちてきて車に直撃した、というものでした。直撃した車の破損箇所、その隣には落ちてきたメタリックグリーン色の「ロケット弾」が撮影されています。ロケットらしい尻尾の「羽」も確認できますね。

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拡大します。

ここ最近の大連は前述した通り、まとまった雨が降ったのはいつだったっけ、とすぐには思い出せないぐらいに御無沙汰でした。洗濯物がすぐに乾くのは良いのですが、一方で一日中乾燥は酷く、我が家と職場の加湿器はフル稼働でした。これは病気予防の意味もあります。植物が花咲き出す春ですが、水が無いので街中では放水車を繰り出して植物に水を撒いている姿をあちらこちらで見かけます。またこの時期は日本では花粉症、中国では黄砂です。遼東半島の先っぽに位置する港湾都市の大連ですが、黄砂による「もや」も酷くはないにせよ確認できます。

「お上」が町全体が水不足、潤い不足と判断していたのは想像に難くありませんし、黄砂を主原因とした、大気中の砂塵除去の必要性が深刻化していたのも想像に難くありません。

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記事に戻ります。17日の午前11時頃に大連市隣接の普蘭店市(大連市中心部から約50km、バスで1時間半ほど)で、人工降雨のために計66発の「人工降雨ロケット弾」が発射されました。

「ロケット弾」は全長が1m44cm、「ロケット」の内部には「ヨウ化銀」が詰まっています。この「ロケット弾」が上空4000〜5000mで爆発、周囲にヨウ化銀を撒き散らします。その後、空になった「ロケット弾」はパラシュートが開き、地上に落ちてくるという構造のようです。

が、そのうちの一つの「ロケット弾」のパラシュートが開く事無く落ち、車に直撃したようです。

人工降雨のために使われる「ヨウ化銀」ですが、
「結晶構造が氷に似ているため、水が結晶する際の種となりやすい。そのため、ヨウ化銀の粒子を大気中に散布すると、それを核にして雲が発生する。そのため、人工降雨の用途に使われている。ヨウ化銀には毒性があるが、人工降雨に使用される量は非常に微量であり異常摂取でもしない限り人体に影響を与えるほどではない。」
とのことです。

一方で、
「人工降雨のために散布する物質が環境に与える影響を懸念する声もある。ヨウ化銀は弱い毒性があり大量に異常摂取すれば悪影響もありうるとされる」
ともあります。

まあ、「異常接種しない人体には影響はない」ようですが、まとまった雨となり「異常接種せざるを得ない」植物全般、大地、河川、海には確実に影響があるはずで、日本人として「大連の雨」には自己責任による、各自それぞれの個人的な解釈が必要だと思います。「正答」は発表されません。

個人的見解で言えば、「大連の雨は自然ではなく、人工降雨による雨という可能性もあるので、とにかく雨に濡れたらお風呂に入りましょう。必ず髪は洗いましょう。濡れた服、カバン等は帰宅後、しっかりと洗濯したり、ふき取りましょう」ということです。また、大気汚染問題国家ということもあって、『「雨は汚いもの」という、日本滞在時とは、やや異なる認識も一応必要である』ということでもあります。まあ、日本人なら毎日お風呂(シャワー)、毎日服(下着)を取り替える、は常識ですね。

記事では民家に落下した現実と損害補償についてしか触れられていませんでしたが、日本人としては毒性ある物質を自らの意思によってばら撒く事にドン引きです。港湾都市ですから海水を蒸留させる技術を促進させるとか、いくらでも手段はありそうですがね。今やGDP世界第二位のお金持ち国家(?!)ですし。「人工降雨ロケット弾」の使用についての疑問が呈されていないのは、やはりこの国ではまだ環境問題は二の次なんでしょうね。

蛇足ながら、2008年北京オリンピックの開会式&閉会式、北京パラリンピックの開会式&閉会式、2009年建国60周年の国慶節などは全て「人工降雨」「人工消雨」対策が行われました。日本でも報道され、「さすが中国!」されたので御存知の方は多いと思います。降水時間と場所を操作する事で希望する日時に希望する場所の「晴れ」を確保するということですね。

最後に『レコードチャイナ』の写真を引用します。08年11月安徽省で使われた「小型移動式ロケット弾」です。
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「人工降雨はある程度発達した雨雲がある場合に有効であり、かつ成功するもので、雲の無い所に雨雲を作って雨を降らせるのは不可能である。その雨量も、本来の雨量を1割程度増加させるくらいで、自由に降水量を制御できるまでには至っていない。 ある程度発達した雲においても、スーパーセルなど非常に強い上昇気流や複雑な気流を伴う雲の場合、降水を制御するのは困難である」
との事です。あの日はたまたま「チャンス!」だったということでしょうか。

御参考までに。

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参考記事:
中国の草原、9割が退化…専門家「生態の法則を守れ」

 中国の国土は、面積の41.7%に相当する約4億ヘクタールが草原だ。しかし、9割では質の低下である「退化」が進んでいるという。専門家は、「計画性や科学性のない政策が繰り返されたてきたことが大きな問題」と指摘。生態の法則を守らねば、草原の保護はおぼつかないという。中国新聞社が報じた。
 中国農業大学の王坤教授によると、中国の草原面積は森林と耕作地の合計よりも大きいが、全草原の9割で質の劣化を意味する「退化現象」が進行している。すぐにでも砂漠などの不毛の地になっておかしくない「深刻な退化」が発生している草原は、全体の50%だ。王教授は「恐るべき事態」と表現した。
 草原の「退化現象」が始まったのは1960年代だった。深刻な食料難の解決のため、草原の開墾に力を入れたが、降水量の事前調査なども行わなかったので、ほとんどが失敗。後には荒地だけが残ることになった。王教授は「わが国の政策決定には計画性も科学性もなく、一部の人間の個人的な考えで行われている」と、厳しく批判した。
 草原の退化は、生態系の破壊を意味する。草原に多くいたオオカミやレイヨウも数を減らした。植物の種類も急速に減少し、「草原の生産力」は大幅に低下した。
 内モンゴル師範大学地理学院のハイシャン教授によると、モンゴル牧畜民の常識に反する「草原の保護策」で、草原の退化が発生した。牧畜民は経験から、「家畜が食べても草は減らない。家畜が踏むことで草がなくなる」ことを熟知しているが、「家畜が草を食べ過ぎて草原が傷んだ」との理由で、柵を作っての家畜の囲い込みが推進された。結果として、家畜に集中的に踏み荒らされた場所から草が消え、それが周辺に広がっていったという。
 王教授も、草原地帯では家畜と草の共存が成立していたと主張。草原を保護するためには、生態の法則をよく研究して、尊重することが必要であり、牧畜民も保護活動に加わってもらい、共通の認識を得る必要があるという。
http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20110422/Searchina_20110422089.html?_p=1
投稿者:dalian4649
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