今回のエントリーも前回同様、5か月前のことになります。
片道チケットで台北に来てしまったので、帰りの飛行機を抑えなければなりません。台北からは直行便で大連でも成田でもどちらに帰っても良いのですが、ちょうどこの時期、話題となっていたエアラインがありました。

これと

これです。
ということで今回のエントリーはLCC(格安航空会社)である「ジェットスター・アジア航空」の「台北桃園→関空」線の搭乗記です。
LCCなので購入時期と利用日時、曜日などで随分チケットの価格が上下します。また手荷物の重量でもチケットの価格が異なります。機内食の有無も自分で決めます。
LCCに求められる一番の重要素は価格面の一点だけだと思います。ということで同社が用意しているチケットを見てみると、手荷物が10キロまでという制限がありますが、「ジェットセーバーライト」というチケットが一番安いようです。が、10キロはさすがに厳しいので20キロまでの制限である「ジェットセーバー」というチケットを選択しました。チケットの価格差は「350台湾ドル(約980円)」です。
台北発の便なので台湾ドルでのカード決済となります。この片道チケットの総額は「4148台湾ドル(約11600円)」でした。飛行時間は約3時間とはいえ、機内食が無いのは少し寂しいです。ということで一緒に機内食も「購入」します。更に「350台湾ドル(約980円)」の追加となりました。
さて桃園空港のターミナル1に到着しました。LCCというと空港カウンターも混雑していて、レシートのようなチケットを渡されて、空港の端っこに止められている(いわゆる「沖止め」)機材までバスに乗って行ってタラップを使ってようやく搭乗・・・というイメージですが、今回の利用ではこの全てが当てはまりませんでした。
やや早めの時間に行ったこともあったかもしれませんが、カウンターの混雑は無し、チケットも普通のエアラインのものと変わらず、搭乗、そして降機もボーディングブリッジを使って、と何一つ普通のエアラインと変わりません。

ということで搭乗ゲートに向かいます。機材はLCCの「お約束」である「エアバスA320」でした。小型機材ですね。「シンガポール→台北桃園→関空」という路線で飛んで行きます。台北桃園空港で撮影しました。

機内の様子です。LCCならではで前の座席との間隔(=シートピッチ)はかなり狭いです。ということで座席のリクライニング機能はほぼゼロです。ということで小学生の低学年時に学んだ背筋を伸ばした正しい姿勢で座ります。就航直後で知名度が今一つだったのでしょうか、この日は空席が目立ちます。
客室乗務員は4名でした。日本人が男女1名、あとはシンガポール人が男女1名です。ということで言葉がダメな方でも安心して乗れます。機内放送も日本語で言ってくれます。言葉遣い、接客態度、服装、フットワーク・・・。全てにおいて良かったです。これなら日本人利用客からも大きな不満は出ないと思います。

事前予約しておいた「350台湾ドル(約980円)」の機内食です。ビーフシチューですね。高いか安いかの判断はお任せします。暖かいですが、はっきり言って味は美味しくありません。事前予約をした客の機内食は、食事時間になると優先的にすぐに持ってきてくれるのですが、この日、このサービスの利用客は自分を含め、3,4人しかいませんでした。
なお、機内にはメニューが置かれてあり、その場でいろいろな軽食やお菓子、飲み物を購入する事ができます。サンドイッチやカップラーメン、ホットドッグ、海南鶏肉ライスなどがありました。価格はやや高めで準備数も限られています。
LCCらしく、前方からその場で配膳&会計を同時にやりますから後部座席に来るまでにはかなり時間がかかります。また後部座席では「売り切れ」も予想されます。またシンガポールのエアラインですからお会計はシンガポールドルの現金決済です。台湾ドルや日本円も使えますが、おつりがもらえません(またはシンガポールドルに換算してのシンガポールドルでのおつり)。この点は注意が必要です。
座席の狭さに音を上げた一人のオヤジが、空席になっていた足元の広い席(=非常口席)に勝手に移動しました。しばらくするとCAさんが追加料金の徴収へと向かいました。オヤジは説明を聞くと素直に元の席に戻りました。その後、「足元の広い席が空席となっています。追加料金でご利用になれます」との機内アナウンスが流れましたが、移動する客は皆無でした。
約3時間で無事に関空へ到着しました。この日の利用客は台湾の大学生らしき若者が多かったです。その会話内容から仲間内だけの集団旅行のようで、私は修学旅行やゼミ旅行を思い出しました。このノリ、今ではさすがについてはいけませんが、嫌いではありません。
日台はビザ相互免除国ですから、日本人が気軽に台湾に行けるように、台湾人もまた気軽に日本に来る事ができます。中国人とは全く異なります。このLCCの新規就航は台湾の「哈日族(日本贔屓の若者)」にとって良い「足」となるのではないでしょうかね。
さて、ここからは蛇足です。
関空で入国手続きをし、乗継して羽田に帰ります。再びLCCを利用します。「黒い飛行機」で有名で、一度乗ってみたかった「スターフライヤー」です。機材は先程と同じで「エアバスA320」で、飛行時間は約1時間です。

関空ではボーディングデッキを使っての搭乗も、羽田空港では「沖止め」となりました。写真を撮ります。
ここのエアラインもチケットは購入時期、離陸時間帯によって異なります。「STAR1」というチケットを購入しましたが、総額は13100円でした。あれ?!さっきのジェットスター(国際線)より高い・・・。
内装は先程とは全く違いました。個人モニター全席完備、広いシートピッチでゆったり、などとても満足度が高かったです。事前に座席指定も出来ます。さすがは「日本人の、日本人による、日本人のための」エアラインです。

機内では「タリーズコーヒー」が選択できます。小さなチョコレートも添えてくれました。全て無料です。
ということでLCCのみの利用で無事「台北桃園→関空→羽田」と帰ってきました。
御参考までに。
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