エントリーのタイトルを少し嫌味、いや怒気を込めたものに変え、前回、前々回からまだまだ続けます。
前回のJAL大連支店主催の「第6回JALカップゴルフコンペ」(2009年10月18日開催)の模様ですが、『コンシェルジュ大連』誌同様、もう一誌の「大手」現地日本人向けの日本語フリーペーパー『ウェネバー(Whenever)』誌にも同イベントの取材記事が掲載されています。この『ウェネバー(Whenever)大連』11月号8ページに掲載されている記事全文は下記の「参考記事」を御覧下さい。
蛇足ながら両誌は有料とはなりますが、バックナンバーを含め、日本国内でも入手可能のようです。興味のある方はどうぞ。リンク先を貼っておきます。
『コンシェルジュ大連』→コチラ
『ウェネバー(Whenever)大連』→コチラ
この『ウェネバー(Whenever)大連』11月号における「第6回JALカップゴルフコンペ」の記事ですが、同誌内における「ニュース・フラッシュ」というコーナーでトピックスの筆頭に取り上げられています。「筆頭に取り上げられる」、この事が何を意味するかというと、「今月の大連市内の出来事で真っ先に読者に伝えたい、興味を持ってもらいたい」という意味合いが少なからずあるということは否定できないと思います。これは別に雑誌や新聞といったマスコミ関係者ではなくても容易に御理解いただけるかと思います。なぜ筆頭記事に上げられたのか、この点に関しての「分析」はとりあえず省きます。
前回のエントリーで『コンシェルジュ大連』11月号の46ページの記事=「第6回JALカップゴルフコンペ」(2009年10月18日開催)を挙げました。今回のエントリーでは同イベントに関する『ウェネバー(Whenever)大連』11月号8ページの記事も挙げます。両方の記事を「眼光紙背に徹す(がんこうしはいにてっす)」=字句を解釈するだけでなく、奥にある深い意味をも読み取って(笑)見てみます。
私はゴルフに興味はありませんし、実際にしたこともありません。まあ興味を持ったとしても私のような「発展途上国」の中都市に左遷された窓際社員が続けていくにはお金がありません。とりあえず「Wii」で楽しむ程度になるのが関の山です。私はアホなのでゴルフの「タマを穴に入れる運動」も若さが中途半端に残っているせいか、「別の分野」での「運動」の方に「極めて」興味があります(笑)。
冗談はさておき、『コンシェルジュ大連』、『ウェネバー(Whenever)大連』、2誌の該当記事の「行間」を「荒んだ気持ち」全開で読んでみます。
1、「第6回・・・ゴルフコンペ」(両誌)
⇒もう何年も前から会社は不景気、上がり目無し。JAL大連線の「名物」は「出発時間の遅延」。ANA(全日空)には株価差約100円で常にボロ負け。で「第6回」もやっているんですか。株主、また今回に限ってはまさに絶好のタイミングにおける開催で納税の義務を真摯に行っている日本国民をナメているのですか?
2、「名門コースとして知られる金石灘ゴルフクラブの・・・」(『コンシェルジュ大連』誌)
⇒ゴルフクラブをソコソコ借り切ってのコンペ開催、しかも「名門」コース!、さぞかしお金がかかるんでしょう、主催した倒産寸前のJAL(大連支店)さん!海外支店には「埋蔵金」でもあるんですか?
3、「プレイ終了後はバイキング形式の昼食会・・・」(『コンシェルジュ大連』誌)
⇒日本人参加者中心のイベント、ゴルフが趣味という上流階級(?!)の方々ばかり、「名門ゴルフコース」の昼食、それもバイキング、それはそれは日本人好みの味付けの、上流階級の方々のお口に合う、美味し〜い料理が所狭しと、エンドレスに用意されるんでしょう。小・小・小株主にすぎない私など、毎日の昼食は中国人向け味付け料理の安食堂か、出前弁当です・・・。大連という「外地」で日本人好みの味付けの料理「だけ」を、お金、残量気にせず、タラフク食べたいものです。
4、「1位は日本航空の大連発日本往復ビジネスクラスチケット(1ペア、2名分)、2位はホテル・ニッコー大連のエグゼクティブスイート1泊2名朝食付きの宿泊券、3位は日本航空大連発日本往復アップグレードチケット(1ペア、2名分)と日本航空特製のゴルフ用パラソル・・・」(『コンシェルジュ大連』誌)
「参加者全員に盛りだくさんの賞品が手渡された。」(『ウェネバー大連』誌)
⇒倒産寸前、日本国民の税金投入が検討されている会社のやることではないですね。某大国のようにODAや技術供与してもらっても感謝の気持ちが全く無く、それどころか軍事費転用、横流ししているのと同じです。大連支店ということでこんな「悪徳手段の技術供与」まで受けましたか?
5、「上位は次の通り。(※1位〜5位は全て日本人名。入賞者が気の毒なので掲載は見送ります)」(『ウェネバー大連』誌)
⇒前回のエントリーでも書きましたが「日中友好促進イベント」の色合いは一切無いようですね。日本人の、日本人による、日本人のため、それもこの御時勢を全く理解しない「内輪」だけのイベントにしか見えませんね。「海外」という「隠れ蓑」を悪利用しているに過ぎません。誰が見ても「日中友好促進イベント」と判断できるものなら何も言いませんし、内容次第では逆に日本人の一人として成功をお祈りします。
6、「主催した日本航空大連支店の○○○支店長」(『コンシェルジュ大連』誌)
⇒本社にも主催の連絡、承認は行っていると思います。でもなぜこの御時勢に承認可?何で個人の実名堂々と出してるの?ここは日本ではなく中国ですよ。平和ボケ?権力誇示?
不祥事の「責任」を、支店長名で「しっかりと」取るためですか?
7、○○○支店長が「今後もみなさんに役立てる航空業務を展開したい」とあいさつ。(『ウェネバー大連』誌)
⇒「KY」
と、まあ「眼光紙背に徹す」という見方で、そして「論理」という武器を使っての見方で見ると、この年齢が私なんかよりははるかに上の、社会的地位もはるかに上の、「目上の方(々)」に対する疑問は、そして怒りは収まらないわけです。
これまたこのエントリーに絶妙のタイミングで、昨日、こんな寂しい(空しい)記事がでていました。
『「乗ってください」日航OBと社員がチラシ配布』(下記、参考記事に全文掲載)
この記事の一部を引用します。
『公的管理下で再建中の日本航空のOBが9日朝、JR札幌駅前の街頭で利用を呼びかけるチラシを配布した。』
『札幌市や近郊に在む日航OB10人。同社札幌支店の社員18人とともに、「JAL」の法被を着用し、通勤途中のサラリーマンらに「JALをよろしくお願いします」と声をかけながらチラシ1000枚を配った。』
⇒この季節の札幌なら今の大連と同じぐらいの酷寒でしょう。OB=60歳台の退職者には寒さ、世間体ともに厳しい行動です。が、現実効果は・・・。言葉が見つかりません。
『日航OB会北海道地区担当理事の渡部保代さん(66)は「現役社員が頑張っている。JALが一日も早く健全な状態に戻るため、自分も少しでも力になりたい」と話していた。』
⇒海外支店の現役社員の現実は・・・。空しい響きと言わざるを得ません。
この記事を見てJAL大連支店関係者はどう思うのでしょうか。
まあ次回は久々に株主総会に出席してみようかと思っています(以前行った時はテレホンカードぐらいしかくれなかったなあ・・・)。
「年収960万円」、「社員食堂の利用」、「都バスで出勤」、「昨年の給料は自社のパイロットよりも低い」という「倹約、謙遜ぶり」で一躍、世界的に有名となった経営者「西松遙社長兼CEO」。その「質素倹約振り」は米国企業のCEO(最高経営責任者)らが経営不振にもかかわらず高額の所得を得ているという現実をたしなめる模範例にも引き出されました。彼の口からはどのような「説法」がいただけるのでしょうか。
支店長などという「中隊長殿」の声よりも、ぜひ「総本山」の「総大将殿」の声をありがたく聞かせていただきたいものですね。
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参考記事:
今年は「○○○○さん(日本人名。※気の毒なので伏字にしておきます)」が優勝 金石ゴルフで第6回JALカップ
日本航空大連支店主催の第6回大連JALカップゴルフコンペが10月18日、金石灘の大連金石ゴルフクラブで約60人が参加して行われた。
JALカップコンペは毎年この時期に、人気の同ゴルフクラブAコースで主催。この日は同支店の「○○○支店長(日本人名。※気の毒なので伏字にしておきます)」が始球式を行ったあと、参加者は16組に分かれて一斉にスタートした。
天気、芝の状態ともまずまずのコンディションだったが、難度の高い名門コースだけに好プレーと珍プレーが随所で見られた。
ホールアウト後はクラブハウスで昼食会と表彰式が行われ、「○○○支店長(日本人名。※気の毒なので伏字にしておきます)」が「今後もみなさんに役立てる航空業務を展開したい」とあいさつ。表彰式では優勝した「○○さん(日本人名。※気の毒なので伏字にしておきます)」に「○○○支店長(日本人名。※気の毒なので伏字にしておきます)」から賞品の大連−日本の無料航空券が贈られたほか、参加者全員に盛りだくさんの賞品が手渡された。
上位とべスグロは次の通り。(敬称略)
?「○○○○(日本人名。※気の毒なので伏字にしておきます)」
?「○○○○○(日本人名。※気の毒なので伏字にしておきます)」
?「○○○○(日本人名。※気の毒なので伏字にしておきます)」
?「○○○○(日本人名。※気の毒なので伏字にしておきます)」
?「○○○○(日本人名。※気の毒なので伏字にしておきます)」
▽べスグロ 「○○○○(日本人名。※気の毒なので伏字にしておきます)」(グロス77)
(コンペの様子、支店長実名記載の付属写真が2枚、※入賞者が気の毒なので掲載は見送ります)
ソース:『ウェネバー(Whenever)大連』11月号8ページ
「乗ってください」日航OBと社員がチラシ配布
公的管理下で再建中の日本航空のOBが9日朝、JR札幌駅前の街頭で利用を呼びかけるチラシを配布した。
日航は昨秋以降、ビジネス客や観光客減少が続いており、少しでも利用を増やしたいとOBが呼びかけた。
ビラを配ったのは、札幌市や近郊に在む日航OB10人。同社札幌支店の社員18人とともに、「JAL」の法被を着用し、通勤途中のサラリーマンらに「JALをよろしくお願いします」と声をかけながらチラシ1000枚を配った。
日航OB会北海道地区担当理事の渡部保代さん(66)は「現役社員が頑張っている。JALが一日も早く健全な状態に戻るため、自分も少しでも力になりたい」と話していた。
日航によると、2009年度上半期(4〜9月)の搭乗率は、主力路線の新千歳―羽田線ですら61・0%にとどまり、前年同期を7・0ポイントも下回っている。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20091209-OYT1T00758.htm