
帰連しました。大雨が続いた日本ですが、こちら大連はずっと天気が良かったようですね。
日本代表を追って北京オリンピックの生観戦小旅行をしてきたわけですが、いろいろとありましたねぇ。今更ですが、しばらくこの小旅行を通じて見た事、感じた事を記していきたいと思います。
今回は8月7日に天津にて行われた男子サッカー「日本vsアメリカ」の生観戦回想記です。
試合前日の6日、17:58大連発北京行きの寝台特急列車(T227次)の硬臥(日本式に言えば二等寝台)の中段ベッドに乗り込み、天津に着いたのは試合当日の7日朝4時頃でした。天津駅、及びその周辺は大改装中で、各種案内板すら満足に設置されておらず、中国人、外国人問わずウロウロ状態。「都市の玄関=駅」の整備はどうやらオリンピック開催には間に合わなかったようです。
私の定宿ホテルになりつつある、中国全土にある「錦江之星」(日本の「東横イン」の「劣化」コピー?!)が天津駅前徒歩1分の場所にある(天津駅前店)ので、そこにチェックインしました。オリンピック開催期間中なので北京市内の店舗同様、大幅な宿泊料金アップが予想されましたが、ここ天津では標準価格の一泊189元でした。特に事前予約することも無く、飛び込みでの宿泊でしたが、この時期、空室があることにも驚かされました。
「錦江之星」HP:
バス停にいたボランティアの学生に「駅⇔スタジアム」間の所要時間を聞くと約40分との事。ただ混雑が予想される為に一応、試合開始の2時間前である午後3時に天津駅を出発しました。バス内はこの路線を普段使う一般客とスタジアムに向かう観戦客で凄まじい混雑状態。その上、道路の大渋滞もあってスタジアム到着までには約1時間半も要しました。
下車後、スタジアム内へと急ぎました。入場の際のセキュリティーチェックは飛行機の搭乗時とほぼ同じでした。そしてチケットを「タッチ&ゴー」方式で通し、会場へ入ります。チケットですが、購入時の名義等などは全く調べられる事はありませんでした。調べたくてもチケットの本物、偽物だけを調べるので精一杯、あまりの混雑ぶりで名義まで調べられないというのが実情だったと思います。日本と違い「名義貸し」が日常茶飯事、横行している中国ですから、長期中国在住の方ならこの有様は想定内だったと思います。
スタジアム内のグッズ売り場を軽く見回し、自分の席に着席したのも束の間、試合開始のホイッスルでした。私のチケットはカテゴリーB(二等席)、定価100元(約1500円)のものです。
前半は「0対0」で折り返し、決して劣勢ではありませんでしたが、終わってみれば試合結果は既に皆様ご存知の通り「0対1」で負けてしまいました・・・。
試合結果、論評は各種専門誌(紙)に譲ります。とりあえず、
http://beijing.sportsnavi.yahoo.co.jp/event/result/FB?i=400&ph=B&s=M&u=01
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/live/oly_20080807_01.htm
この日は平日、しかも地元・中国戦では無いということもあって観衆も満員というわけではありませんでした。私のちょうど真ん前に座っていた中国人3人組がアメリカではなく、日本代表を応援していたのが妙に印象的でした。こういう中国人の方も居るんですね。この日は一枚のチケットで第二試合の「オランダvsナイジェリア」戦も引き続き観戦できるのですが、私はパス。タクシーでホテルへと帰りました。エラい親切な初老の運ちゃんで話も弾み、この日は無事終わりました。
掲載写真:
1枚目:天津オリンピックスタジアム入場ゲート。
2枚目:「錦江之星」(天津駅前店)全景。
3枚目:天津オリンピックスタジアム内。
4枚目:キックオフ直後の全景(青ユニフォームが日本代表)。
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