前回の続きです。学生の生活を綴ってみます。
1、学生は男女別全寮制。日本のように自宅通学、アパート、マンションを借りての通学は認められない。同棲など言語道断、即退学。ただし既婚者(主に院生)はこの限りではない。
2、寮はキッチン、風呂無し、トイレ共同の3〜8人の二段、三段ベッドによる相部屋制。基本は一部屋大体4人。寮費により差をつけるところもある(例:東北財経大学)。学生側に使用部屋、部屋の向き(東西南北)、位置(角部屋)、ルームメートなどの選択権は無し。卒業まで基本的に変更無し。一人部屋の設置、認可もまず無い。テレビの持ち込みはまず認められないがパソコンはOK。インターネットも可の大学寮が増えている。
3、寮のルームメートとは食事、授業、睡眠、と卒業するまでまさに四六時中の付き合いとなることも。
4、消灯時間(22、23時ぐらい)有り、ただし週末祝祭日及びその前日は多少延びる。消灯後は懐中電灯、ランタン、またヘッドライト着用で勉強する猛者も。院生寮は消灯時間無し。
5、消費電力の大きい電気製品の個人持ち込みはダメ。
6、セキュリティーは今一つ。盗難事件も少なくない。
7、男子学生は女子学生寮内の訪問不可。反対は可。
8、門限、衛生面など寮長による厳しい管理体制。
10、キャンパス内の充実度は日本の大学をはるかに凌ぐ。学食、一般食堂・レストラン、商店、スーパー、銀行、郵便局、書店、風呂屋、床屋、クリーニング屋、各種修理屋、ネットカフェ、DVD・CD屋、映画館、プール、卓球・ビリヤード等各種娯楽施設、ホテル、旅行代理店まで。極端なことを言えば4年間キャンパス外に出ずとも生活可能。「小さな街」という表現が妥当か。キャンパス内は物価、各種使用料金共に安い。キャンパス内及びその周辺地域の充実度と大学名門度また外国人留学生の数は比例する。
次回に続きます。