中国遼寧省大連で生きるおっさん

〜 「若者」もすなる「ブログ」というものを「おっさん」もしてみんとてするなり  一人の名も無きおっさんが、浅学菲才ながらも、自分の言葉と写真で、毎回一生懸命書いている大連ブログでございます 〜

 

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中国サッカースーパーリーグ公式戦 「大連実徳」vs「上海申花」 生観戦記(5)

前回の続きです。

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観客席の様子です。このスタジアムは約30000人の収容が出来ます。
私は前から2列目に座っていました。監督が座るベンチがすぐ目の前に見えます。
ここでは「ひまわりの種(中国語:瓜子)」を「観戦のお供」に食べながら見るのが主流のようで、これはどこの入場ゲート口前でも売っています。場内での喫煙は自由です。私は非喫煙者なので周囲からの止まらぬタバコの煙に悩まされました。観戦スタイルは、唾と痰を吐き、タバコの吸殻、ゴミもその場に捨てる「支那人」スタイルです。後列の客も前列空席のシートに平気で足を乗せます。ということで観客席、そしてシートは汚れ放題です。敷き物無しには座れません。

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興奮してくると観客は立ち始めます。すぐ後ろに座っているとピッチが見えなくなります。こちらも立って見るしかありません。後方から「座れ、見えないぞ!」といった類の「文句」も飛んできません。こちらではこの行動は許容範囲のようです。試合も後半に差し掛かると、もはや周囲は「ゴミ捨て場」状態です。

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試合が終わりました。「大連実徳」は「0対2」で完敗です。多くの観客がピッチに向かって一斉にひまわりの種(中国語:瓜子)、トランプ(大連人の最も好きな娯楽)、コーラ入り(!)の紙コップ、紙くず、座布団などを投げつけます。写真では宙を舞うゴミ、座布団が確認できます。前方の観客は被害をモロに受けるので、たまったものではありません。全選手がピッチ上から消え、見えなくなるまでこの蛮行は続きます。

中国は中華思想(=自己中心主義)の国、そして口喧嘩の国です。相手を汚く罵る、聞くに堪えない単語は日本語に比べて実に豊富です。そこに勝利した相手チームの選手を称える言葉などはありません。相手チーム選手、そして審判に対しては「お前の母親を犯すぞ!」、「インチキ、八百長野郎!」などという罵声を、自軍に対しては「監督は故郷に帰れ!大連から出て行け!」などの凄まじい罵声を浴びせます。この観客の野次に対して一人の血気盛んな「上海申花」の選手が応じたからさあ大変!私の周囲では「○○番、お前の母親を犯すぞ!」の「大合唱」が始まりました。
蛇足ながら中国は儒教国家ですから家族、中でも母親の存在は最も偉大であり、大切な存在です。それを罵るのですから、この言葉の持つ「殺傷能力、破壊力」は言わずもがなでしょう。

という事でGWにもかかわらず子供の観戦が少ない理由は、頻繁に相手を汚く罵る言葉(=レイプを意味する「犯す」という単語など)が飛び交うので、親としてみればここは「教育上、極めて悪い場所」と判断していると思われます。
「スポーツ観戦」の持つ大きな魅力に「清々しさ」、「潔さ」、「団結心」などがありますが、ここでそれらが学べるかといったら大きな疑問です。逆に私は普段の生活ではそれほど「聴く」チャンスが無い「罵り言葉」を豊富に、また「実用例」までをも「セットで」学べました。「実戦中国語」、「生きた中国語」の学習と言えるでしょう。

ということでサッカーの試合にもかかわらずネットが張られている理由ですが、民度の低い観客のピッチへの物の投げ入れを阻止するという理由からでした。もちろん興奮が最高潮に達した輩の乱入を防ぐという意味合いもあると思います。

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この日はGW真っ只中。観客は普段よりも多かったようなのですが、試合内容が完敗だった事もあってとにかく罵声、物の投げ入れが止まりません。写真ではネットを見事に越え(!)、ピッチに届いたゴミ、座布団が確認できます。警察官もこの民度の低い、お馴染みの行動(?!)にウンザリの様子です。

日本人なら「座布団投げ」は大相撲、それも横綱が倒されたシーンで目にします。こちらも観客の「興奮を抑えられない」現象という点では同じですが、日本のそれは「番狂わせを喜ぶ」、また「祝福」といった意味合いが多少はあると思います。が、このサッカースタジアムで見た「同じ現象」は「民度の低い、悪意に満ちたもの」以外の何物でもありません。

中国はその「国体」、「国情」から人民は常に多くの不満を抱えています。そのストレス、不満解消でしょうか、どさくさに紛れて警備についた警察官に向かって物を投げつける輩もいます。警察官も手馴れたもので、サッカー選手やピッチに対してではなく、明らかに自分を標的に物を投げつけた輩に対しては、極めて迅速な行動で「捕獲」に向かいます。基本的に液体類は一切持ち込み禁止ですから「酔った勢い」という言い訳は通じません。こういった「反乱分子」に対してはきつ〜い「お灸がすえられる」事でしょう。

最後になりましたが、観戦・応援の「プロ」であるゴール裏に陣取っていた「大連実徳」サポーターの態度は概ね良かったように思われます。

以上が「八百長リーグ」、「カンフーサッカー」と揶揄される「中国サッカー・スーパーリーグ」の初観戦記です。

という事でまとめます。

1、「サッカーの町・大連」と称されますが、主催者側に営業努力はあまり感じられません。どちらかといえば「見たければどうぞ」といった「上から目線」です。そこには「国営企業全盛時代の古い中国」が感じられます。

2、チケットですが事前に「前売りチケット」をわざわざ買う必要は一切ありません。試合当日、試合開始直前でも問題無く買えます。「これからやるのか、じゃ見に行くか」で十分買えます、座れます。

3、チケットの販売所はいろいろありますが、市中心部からだったら試合開始2,3時間前を目安にバス乗り場に行き、バスチケット共々買うのが一番楽かと思われます。なおホームスタジアムである「金州体育場」周辺には「ダフ屋」が星の数ほど居ますが、連中からの購入、使用は「自己責任」でお願いします。

4、ホーム側ゴール裏席は「11番ゲート&エリア」のチケットを、アウェイ側ゴール裏席は「20番ゲート&エリア」のチケットを買いましょう(20元席)。

5、一番見やすい(=メインスタンド中央、目の前に防護ネット無し)席は「6番ゲート&エリア」のチケットです(40元席)。日中(午後)の開催では逆光にもならないので目にも、カメラにも優しいです。

6、飲み物の持ち込みは一切不可、食べ物は簡単な物なら持ち込めます。持ち込みの判断基準は各入場ゲート口に立っている警察官の主観に依ります。

7、サッカーのレベルは高くなく、かなり汚いプレー、小競り合いも多々見られます。「カンフーサッカー」と称される所以です。観客の熱狂度も低くはありません。

8、観客席、トイレ(ニーハオトイレ!)は汚く、観客の民度もかなり低いので、中でも言葉が聞き取れる中国人妻、恋人、友人と行く場合には注意が必要です。

9、50元前後の安価(交通費、食費込)で一日楽しめます。

10、スタジアムの周囲に公式グッズショップ、偽ユニフォーム屋などは見当たりませんでした。

11、中国は法治国家ではないので、あらゆる面で「朝令暮改」が日常茶飯事です。開催直前の変更、中止も考えられなくはないので、チーム公式HP等で事前に開催日時の再確認をしましょう。

12、「大連実徳」のニュースがまとめられているページです。「スタジアム情報」、「選手名鑑」もあります。

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5月15日(土)も14:30からここ「金州体育場」で試合があります。しかし写真右、チームのスター選手「安貞桓(アンジョンファン)」はW杯の代表入り(30人枠→23人枠)を賭け、韓国での試合のために欠場です。無事23人枠に入ることが出来るのでしょうか。

何だかんだで、いろいろと楽しめましたので、サッカーに興味がある方は一度生観戦に訪れてみては如何でしょうか。「敷居」は決して高くありません。

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投稿者:dalian4649
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