αρεσει(アレシ)
ここからバトンがまわってまいりました。コミックに関して
の質問に答えれば良いわけですね。では行きます。
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◆本棚に入ってる漫画単行本の冊数◆
実家に500冊程度か?
◆今面白い漫画◆
今後の期待度で「PLUTO」
浦沢直樹
浦沢さんはいま最も脂ののっている漫画家だと思う。
個人的には少し前の作品「パイナップル・アーミー」や「MASTER
キートン」の緊張感の中にユーモアがうまーく練り込まれた作品
が好きだ。
そのあとの「モンスター」「20世紀少年」は長編にする為に話が
複雑、大きくなり過ぎて、読者を置き去りにした感がある。
で、この「PLUTO」だが、原作は言わずと知れた「鉄腕アトム」の
数ある話の中でも一、二の評価がある「地上最大のロボットの巻」
のリメイクである。浦沢タッチで描かれるアトムがこれからどのよ
うに活躍するのか。とても楽しみだ。
◆最後に買った漫画◆
「頭文字D」←この度、香港の監督による映画化にあたって原作を
読み返そうと。
◆よく読む、または特別な思い入れのある5つの漫画◆
うーむ。難しいな。これまでに読んで大きなショックを受けた作品
を選んでみることにしよう。
●「火の鳥」手塚治虫
描かれた世界の大きさに圧倒される。発想の凄さ、表現のテクニ
ックなどSF漫画という枠に入りきらない壮大な絵巻物。
●「童夢」大友克洋
彼の最高傑作だと思う。スピード感、俯瞰する視線などとても映
画的なのだが、映画化してもとてもこれを描ききることは出来な
いであろう。画面には効果音こそかかれているが、紙媒体の漫画
ならではのサイレントな緊張感がたまらない。「AKIRA」の数倍
も良い出来だと私は思う。
●「風雲児たち」みなもと太郎
歴史を学ぶときに、何年に何が起きた、ということばかりが勉強
ってな感じだが、本当に重要なことは「どうしてそれが起こった
か?」という部分ではないか?…でないと、誰も「歴史から学ぶ
事」はいつまでも出来るわけがないし、先人の行動を理解出来る
わけもない。
この漫画は「明治維新がなぜ起きたか?」を「関ヶ原の戦い」を
切っ掛けとしてそこから描き始める。大河ドラマなんて目じゃな
い。作者は膨大な資料と研究心でひとつひとつ解き明かそうとし
ていく。沢山の有名人、そして無名人が登場する。
時代が誰によってどう動かされたか、をギャグ漫画というオブラ
ードにくるんで実に分かりやすく見せてくれる。作者のその視点
は常にぶれることがない。決して堅苦しくなく面白く読めるとこ
ろは、ベテランみなもと太郎ならではの力だ。
もし自分に中学生の子供でもいたら真っ先にこれを全巻与えるだ
ろうな。
●「バガボンド」井上雄彦
「スラムダンク」とどっちをあげようか迷ったけど、今回はこれ
に。彼がいきなりサムライものを描くとは思わなかった。それも
宮本武蔵を主人公に。
…しかし、読んでみて納得。熱い。
特に4巻〜5巻あたりはここだけでも映画に出来そうな出来。
「技」対「野生」の闘い。凄い緊張感がある。このまましっかり
描ききれるかどうか。どうか飽きずに頑張って欲しいな。
●「失踪日記」
吾妻ひでお
とりあえず、新しいものも入れておこうっと。アル中になった作
者本人が仕事も家庭もほっぽり出して、ホームレスに(実話)
その顛末を描いてあるが、あの丸っこい絵で描いてあるからホン
トに現実の話なのか、はたまた夢物語なんだか読んでいて分から
なくなる。でも、そのホームレス生活でのお話は実際にそれをし
た人ではないと分からない様な事柄がてんこ盛り。凄まじい漫画
だ。そして凄まじい人生だ。
◆バトンを渡す5名◆
うーん、このブログを読んでる人いるんかなー。
取りあえずここではパス。誰か興味のある人は受け取って下さい。
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