
久しぶりの更新です !
今回はドゥカティと言うカメラなのですが、このカメラはイタリアのバイク・ドゥカティの
CEOがカメラ好きなことが高じて自社製カメラを開発した、エピソードのあるカメラです
近年は現行の販売は全くありません
業者様よりこのカメラを5台ほどお預かりさせてもらったうちの3代です
全体調整のご依頼を頂き修理させていただいた者です
このカメラのシャッターは前後のシャッター幕一体式になっている特徴的なシャッターの構造です
私はこのカメラのオリジナルのシャッター幕 私が在庫している訳ではなく
このカメラのシャッター幕の厚みにあったサイズのものをシャッター幕の中から加工して組み込みさせていただきました。
オリジナルのシャッター幕の調子に近づけるのは結構細かな部分のノウハウが必要となってきます
シャッター幕を巻いているドラム軸もかなり細くタイトな状態です
なのでシャッター幕自体に癖付けをするところから始めることになります
そんなことをしながら、ゆっくりと調子を育んでいくようなイメージです
トリミング枠もハーフサイズなので、シャッターの動きも小さく
シャッターテンションに力をかけすぎると、幕が走る時の前後のバランスが悪くなるのでそこも要注意でした
そんな試行錯誤から完成したカメラです。
昔はこのカメラはよく修理に出されていましたが
最近はこのカメラをお好きなお客様が数台所有してる場合も多くあります
ある話ではバイクがドカティーなので
興味が湧きカメラが気になって購入される方も、おられるようです
ではまた次回投稿させていただきます
ありがとうございました。