久しぶりの ブログ投稿です
珍しいカメラがありましたので掲載いたします。
ライカの顕微鏡カメラとも言うべきMifilmcaと言う名前のカメラです
カタカナ読みで何と発音するのか分かりません。
元箱とアクセサリー付きで私のもとにやってきました。
ボディーに関しては、ライカ社のアンティークカメラに、よく用いられたボディーですが
マウント部分から鏡胴部分にかけてはライカが採用する構造にしては、かなり珍しい形となっております。
シャッター自体は当時のコンパウンドシャッターを採用しており、それを改造したものです
シャッター加工も上の写真を見てもらうとわかるように、
顕微鏡らしく通常の前・後逆にセッティングされています、
ライカが考える独自の発想感を感じます。
私の時代にも(60's)ポスターの複写をする時にニッコールレンズを逆さまにつけるという発想がありますが
このライカ社の発想が基本的になっていたのかもしれませんね。
修理にあたっては、固有のパーツが多く、他に変わるパーツがないため、かなりのプレッシャーの中、全体調整を
させていただきました。
そして無事に納品させていただくことができました。
希少価値の高いカメラですし、カメラとしての価格は、おそらく高額になってくるとは思いますが
それ以上に、このクラスのカメラは、選ばれた方のみが手にすることができるカメラだと思います。
いつの時代も無事でいて欲しいと願うばかりです。