昨日、自宅の近所に大型ショッピングセンターがオープンした。丁度 最寄駅までの通り道にある。そこにHMVが出店した。こんな近所にできるとは思ってもいなかったので嬉しい。あのフリーペーパーもすぐ貰えるし便利だ。以前からほしいと思っていたCarole Kingのアルバムを買った。今年出た2枚組のベストアルバムだ。いい曲が沢山あって癒される。
話はガラッと変わるが、僕は大学時代から都市計画・街づくりに関心を持っていて、市役所主催のセミナーなどにも時々顔を出す。
先ほど、大宮駅前中心街の「道づくり」を考えるワークショップに参加してきた。五街道の一つ・旧中山道(きゅうなかせんどう。以前どこかのアナウンサーが「いちにちじゅうやまみち」と読み間違えたのは有名)という歴史ある道だが、路上駐車で車が通りにくかったり、歩道がない所があるなど改善が必要な道だ。そこを地域住民と行政とが一緒に考えて整備しようという取り組みである。参考として横浜の伊勢佐木モール、馬車道などが挙げられた。電柱や電線を地中化して、中山道の歴史を感じさせる要素を景観に取り入れる方向で進んでいる。どんな道ができるか楽しみだ。
こういった活動は音楽とは直接関係ないのだが、そこから新しいアイディアが生まれてきたりもする。僕の『Name』というダンスポップ曲の中でこんな一節がある。
その名前が 人々の記憶にいつまでも残っているように
これは旧浦和・大宮・与野市の合併で誕生した さいたま市に、横浜市などと同様の「区」ができた際、浦和・大宮の名は区名として存続された。しかし規模の小さかった旧与野市は「中央区」という名前になり、住所から無くなってしまった。浦和vs大宮の主導権争いを鎮めるためとか諸説あるようだ。(ちなみに東京の中央区も日本橋vs京橋で主導権争いがあり、最終的に「中央区」で落ち着いたとか) しかし、地域住民にとって与野という名は愛着がある。いつまでも記憶に残っていてほしい。そんな思いから上記の一節が生まれた。
実際の詞は、一人一人の活躍がみんなの記憶に残りますように・・・という内容になっている。
冒頭のショッピングセンター(SC)は当初「イオンさいたまSC(仮称)」だったが、最終的に「イオン与野SC」としてオープンした。与野の名が使われたのは嬉しい。近年 全国で市町村合併が進み、無くなってしまう地名もある。でも地名はその地域のアイデンティティだ。何らかの形でその名を残す努力が必要ではないかと思う。
そういえば、下北沢で新しい道路の建設計画があるが、その計画地が既存の商店街をぶち抜く形になっていて、商店主やミュージシャンなどが集まって反対運動なども起こっているようだ。こちらも興味深い。
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