21日のライブが何とか無事終わった。
MPJ OPEN MICの100回記念という日で、がんばるぞと思っていたのに、前日の朝 突然腹痛に襲われて以来、少し体調が思わしくなかった。きっと地元・浦和レッズが優勝したせいだろう・・・なんてね。ライブをやった池袋Ale Houseにレッズや海外チーム(疎くてすいません)の旗が貼られてるので前から気になっていて、今日店長に聞いてみた。必ずしもレッズサポーターというわけではない様子だ。しかしAle Houseのスケジュールを見ると時々店がサッカーバーと化す。ライブと同じように酒を飲みながら落ち着いて中継を見られる雰囲気なのだろうか。
さて、今回は新潟の地震や四国の台風での被災支援ライブでもあった。
僕は学生時代に作った新潟ソングを久しぶりに歌うことにした。
高校まで埼玉・浦和で過ごしていたが、大学は新潟の長岡造形大学に進学した。
3年の時にグループでオリジナル曲を作った。きっかけは地域プロジェクト演習という授業だった。工業、ビジュアル、環境などのデザイン分野を超えた班をつくり、「長岡を装う」というテーマで自由に提案するという課題だった。
そんな中僕らの班(Team28)もどんな提案をしようかとあれこれ考えたのだが、どうもありきたりで面白くない、という話になった。ある時メンバーの1人が「歌をやろうよ」と言い出し、音楽活動への関心があった僕が「いいね」と乗った。偶然にもメンバーの男子2人が音楽活動をしていた。男子4人が乗り気で女子4人は「えーっ」という感じだったのだが(笑)、最終的に長岡をPRするイメージソングと、長岡で出土した「火焔土器」をモチーフとしたCDパッケージを作ることに決まった。
これは大きな話題になり、教授の粋なはからいでコミュニティFMの「FMながおか」で紹介しようということになり、僕も出演させていただいた。問い合わせもあったらしい。でもそのプロジェクトはその時限りで終わりになった。残念。
ライブの時に十分な説明ができなかったのでここで補足しておきます。今日歌ったのは『そんなことないがーよ!』というタイトルで、「がーよ」とは長岡の方言である。「そいがー」などがよく使われる。「冬の出入りは2階から?/交通手段はスキーだけ?」という問いに「そんなことないがーよ!」と答えるおちゃめな歌詞が特徴だ。(余談だがカフェで「ソイラテ」という飲み物が発売された時、「そいらて」って新潟弁だ!と思ったのは僕だけではない、はず) こうした歌詞とフォーク調の曲がうまく融合して、今日のライブでも好評だった。
新潟はこれから寒い雪の季節を迎える。特に中越地方は全国でも有数の豪雪地帯だ。これからの季節が大変である。しかし花火やコシヒカリなど、中越地方ならではの魅力が沢山ある。今は大変な時期だが、「長岡なかなかいいとこなのさ」ともう一度思い直して、元気を出して頑張ってほしい。そんな応援を込めて、この歌を歌いました。過去を懐かしむのでもなく、僕自身にとっても新たな意味を持つ曲になった。
ちなみに1曲目の『Unknown Way』も「Ah 未来はまだ待ってるのかな/Ah 痛いな 止まった夢の罠」という歌詞があり、地震だけでなく台風被災地の方々の気持ちもこうなのではないか、と思い選曲した。
しかし体調不良気味のせいか汗だくになったのは参った(苦笑) みんなと話したり酒飲んだりしたら、良くなってきたよ(笑) サンキューです。
それにしても、今日のライブは出演者みな、あれこれ工夫を凝らして頑張っていたな〜と思う。100回記念だったしね。またチャリティーライブはいいものだな、と自ら体験して感じた。そうでない普段のライブでも、何か社会に還元する要素があるといいのかもしれない、と思った。

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