東京ディズニーランド ディズニーシー。子供にとっても大人にとっても夢の国ですね。
ここで働いている人々 キャストの中で、一番人気の仕事は何だと思いますか?
(キャラクターのミッキーやミニーはもちろんですが)一番人気の仕事は カストーディ
アル(清掃員)だそうです。園内の掃除はもちろん、案内、晴れた日に道に水でキャラ
クターを魔法のように描いてくれるあのキャストです。
ディタイムのカストーディアルは、私たちもその存在はよく目にします。けれど、ナイト
カストーディアル(夜の清掃部隊) 園が終わった後に、夜のディズニーランドをきれい
にしているキャストの存在を、あまり気にしたことはありませんでした。
ゴミが一つも落ちていない。トイレがいつもピカピカ。芝生や花がいつも美しい。
ディズニーランドでは、今は当たり前のようになっていますが、夢の国をつくるためには
やはり努力が必要です。これらの当たり前ではないことを、当たり前にしてしまっている
のが、ナイトカストーディアルの仕事なのです。
キャッスルカルーセルの90頭の馬を、一頭一頭名前を付けて、呼びかけながら心を込
めて磨いているキャストがいます。トイレにまで名前を付けているキャストもいるそうで
す。
細かい規則があるのは、どんな仕事でも同じですが、それ以上にゲストのために夢の国
を作り上げるために、規則(サービス)を超えた仕事を一人一人のキャストが実践してい
ることによって、私たちは夢の国で、多くの感動や驚きを感じるのですね
自分の仕事についても、ちょっと考えさせられたりします。
そんな夢の国の舞台裏を書いているのが、鎌田洋さんの「ディズニー そうじの神様が
教えてくれたこと」です。
こんなに書いてしまうと、ハードルが高くなっちゃって、みんなディズニーランドにいった時、意識しちゃうんじゃない?チェックしちゃったりするんじゃない?と思ってしまいますが、それでも自信あり!!なんでしょうね。
また日常からのがれて、夢の国の住人になりたいなぁ。そして充電して頑張って仕事しよう!と思うこのごろです。

『ディズニ−そうじの神様が教えてくれたこと』
ソフトバンククリエイティブ・発行
鎌田洋・著
1,155円

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