「寺内貫太郎一家」というホームドラマをご存知ですか?一家の長である小林亜星が、大きなちゃぶ台をひっくり返すあれです。
このホームドラマの100倍すごいのが、「東京バンドワゴン」です!
舞台は東京下町。3代続く古本屋。けどそんじょそこらのチェーン店化した古本屋とは大違い!
家の奥には国宝級の古書 表に出したらちょっとヤバイ文書が眠っている蔵があるすごい古本屋なのです。そこの3代目 医学を志し、みごとなキングズイングリッシュを操る勘一。80歳。その息子 ロックンローラーの神様 我南人。金髪の60歳。その3人の子供 藍子。紺。青。それぞれにこみいった人間関係は、ちょっと系図を見ながら確認するのがおすすめ。
おっと忘れていました。この東京バンドワゴンのナレーターは、勘一の亡くなった妻サチ。
まだ天国には行かず、幽霊になって この大変な一家を見守っているのですが、このサチさんも 実は華族の娘。咲智子さん。戦後 国家の機密文書を守り抜いた、とんでもない女性です。
こんな個性強すぎるメンバーのところに 難問 奇問が呼び寄せられるのは、当然といえば当然。それを見事に「LOVEだねぇ」と解決してくれるのです。
今回もいろいろな事件が 巻き起こるんですが、我南人にも 大変な事が起こりそう!!
それは最新シリーズ「オール マイ ラビング」でお楽しみ下さい。
ホームドラマといえば、大きなちゃぶ台をめぐる朝ごはんの場面もつきものですね。
東京バンドワゴンも ワイワイ楽しい朝ごはんの場面から始まります。
あぁ 誰か本当にテレビドラマ化してくれないかしら・・・・・。キャストは それぞれすでに私の頭の中では決定していますが、皆さんそれぞれ想像するのがベストなので ここでは発表しません。
それでは 始まり始まり・・・。 おっと!音楽は何がいいだろう!
皆さん何がいいとおもいますか?

東京バンドワゴン
発行所=集英社文庫
著 者 小路幸也

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