書店に勤め、長年刊行される雑誌を見ていると
気づくことが色々あります。例えば版型・体裁が急に変わる、
タイトルのロゴが変わる、色使いの雰囲気が変わる・・・などなど。
編集長が変わると、新編集長の最初の仕事としてロゴを変えたり、
デザインを変えたりするのは結構よくあるんですが(というか、たい
ていの雑誌では編集長の仕事って、表紙くらいしかなかったりします)
版型が変わるのは、紙代他経費との相談だったり・・・、いずれにしても
順調に売れている雑誌では、そういう部分をいじることはあまりしません。
まして、伝統のある雑誌の場合、よっぽどのピンチの時だけでしょう。
ですから、スタイルの変更は「休刊」の前触れといえなくもありません。
(成功例も時にはありますが)
最近、特に老舗雑誌のスタイル変更が目に付きます。
栄枯盛衰というか、長い間にはいい時も悪い時もありますが、
その部分のニーズにがんばって応えてきた雑誌たちにはホントに
がんばってほしいです。
皆さんも、昔読んでて今は「卒業」しちゃった、という雑誌ありますよね。
そんな雑誌たちに、時々立ち返って、書店で立ち読みしてみませんか?
懐かしさととともに進歩も感じられ、自分の原点を思い起こさせてくれ
るかもしれませんよ。

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