2007/12/25

読書日記.26  その他

<乱読王の読書日記.26>

1208
昼過ぎに梅田駅のサウンドファースト前で20代前半のA嬢と逢い、神戸へ。花隈で降りて、歩いてポートタワーまで。そこで港めぐりの船に乗る。港めぐりの後、南京町で某中華料理屋の二階で豚まんなどを食べ、そのままルミナリエを観に行く。約90分待ったが、今年で最後と囁かれるルミナリエはなかなか良かった。その後、トアロードの鶏料理屋の鶏力で夕飯。夕飯の後、JRで帰り、A嬢は尼崎で降り、俺は梅田まで。帰宅後、押入れから出てきた心霊ヴィデオを観る。その後、諸星大二郎「不安の立像」を久しぶりに読む。

1209
少し疲れているが、今日も朝早くに起きて用意をして阪急電車で花隈へ。花隈駅の改札でGFのYM嬢と会う。昨日と同コースでポートタワーへ。実はYM嬢とは来週逢う予定だったのだが、彼女の都合で今日になった。彼女とも船に乗り、その後に昨日とは違う南京町の中華料理店で春巻や豚まんなどを食べる。美味しい。その後、南京町にある、はた珈琲店でお茶。お茶の後、歩いて市役所近くの豚肉料理屋の美人豚家へ。今日は東京Xとイベリコを別に頼んだのたが、少し味が落ちたような気がした。食べてから阪急に乗って帰る。彼女とは西宮北口で別れ、俺は宝塚周りで帰宅。三島由紀夫「文章読本」を読んで寝る。

1210
定時後に忘年会の打ち合わせで約1時間話し合い、サブマネージャーのTさんと会社を出て、別れる。少し寒いなと感じつつ、梅田に着き、三番街で夕飯を食べようとしている時に悲劇が起こった。エスカレーターを降りた直後、どうも眩暈がして倒れこんだのだ。天地は回らず、なんか意識が遠のくような感じ。気がついた時に、何人かの人が抱き起こしてくれ、やってきた警備員が「大丈夫ですか?」と俺に聞き、救急車を呼んでくれた。すでに意識は回復していたが、立ち上がるのがやっとだった。救急車が来て、車椅子に乗せられた俺はそのまま救急車で北野病院に搬送された。意識ははっきりしているが、脳のCTを撮られ、血圧を測られた。どうやら頭から倒れたらしい。とりあえず頭には外傷はなく、午前2時に解放された。救急病院というのは問題がないと、後は放ったらかしだと初めて知った。スーツとコートを着て、病院のトイレで2回吐き、自分で呼んだタクシーで帰宅した。心配する母に説明する余裕もなく、布団に潜り込んで眠る。

1211
昨晩、タクシーで帰宅して、そのまま寝てしまった。残念ながらそのまま死ぬこともなく、普通に朝になった。今日はもう一度、北野病院に来るように言われていたので、会社に休みますと連絡して、朝食を食べずに梅田へ。紀伊国屋の横からタクシーに乗り、北野病院へ。循環器科の診察を受け、レントゲンと尿検査を受ける。結果的に頭も胸も尿も悪くなかった。俺を診た医師は、汗をかいて運ばれているところから、低血糖ではないかと言った。元々、血糖値が高い俺だが、低血糖になるかどうかは疑問だ。病院内にあるドトールでコーヒーを飲み、帰りに太融寺にある大勝軒でつけ麺を昼食に食べる。帰宅後、再び夜まで寝る。夕飯は軽いお茶漬け。

1214
今日は仕事の後に奈良のホテルで一泊の忘年会。仕事を午後6時に終了し、社員全員が車に分乗して奈良へ。昨年に続き、俺は今年も司会。和室での並びは宴会しにくい。昨年は司会に力を尽くしすぎて食事が食べられなかったから、今年は休憩時間に急いで食べる。宴会終盤で、1営のK氏が昨年の小梅太夫に続いて、今年はおしりかじり虫に扮してやはり優勝。彼の忘年会に賭ける意気込みは本当に凄い。今年のおしりかじり虫も感動した。宴会の後、12階のBARの一部を借り切って酒。俺は2営のH氏とデザイナーのIさん、経理部のKさんとカウンターで雑談。深夜1時に解散。その後、色々あって明け方に寝る。やれやれ。

1215
それでも朝8時に食堂で朝食。朝食の後、部屋に戻り再び寝る。チェックアウトぎりぎりに起きて、シャワーを浴びてから準備してチェックアウト手続き。今年も社員の中で俺が最後。だらだらと大阪行きの電車に乗り、鶴橋経由で大阪へ戻る。NU茶屋町のタワーレコードでジャズのレコードを見てから石橋に戻る。いつも行く美容室に寄り、しばらく待って俺の番。美形美容師に髪を切られた。嬉しい。帰宅して、荷物だけ置いて再び外出。午後6時より茶屋町恋のしずくで忘年会。この忘年会は俺が以前に勤めていた健康食品会社の女性社員中心のもの。まだその会社にお客様相談係として勤めているMちゃん、元総務部で経理担当のIさん、俺が辞めた後、後任のK課長の部下として働いたSさん、そして元企画課次長の俺。なかなか盛り上がった楽しい夜だった。その後、近くの喫茶YCでコーヒーを飲んでから解散。

1219
早めに退勤して、三番街のヨネヤで日本酒を飲み、豚晴で黒豚とんかつ定食を夕飯に食べる。今ひとつ期待していたほどではない。帰宅後、借りていた阿部サダヲ主演「舞妓Haaan」を観る。これは良く出来た傑作。宮藤官九郎らしくやりすぎな部分もあるけれど、面白い作品だった。

1221
今日も午後7時過ぎに退勤。帰りに、お初天神近くの某BARでウイスキー。
「今年も、もう終わりですねえ」とマスターのY君。
「今年も運命的な出会いはなかったねえ」と俺。
「違うお連れの人を何人もここでお見かけしましたが」
「あはは」と俺。
このBARは俺の数少ない寛ぎ空間だ。竹鶴の水割りを2杯飲み、店を出る。帰宅後、夕食に白味噌を使って牡蠣の土手鍋。食べながらドラマ「歌姫」を観る。毎週愉しみにしていたが、今日で最終回。悪くない終わり方だったが、1時間でまとめられない部分もあったのだろうが、語られていないエピソードもあり少し不満が残る。しかしこのドラマの長瀬智也は本当に良かった。グッと来たぜよー! 夕食後、久々にマンハッタンジャズクインテットのアルバム「枯葉」を聴く。

1223
朝食を食べてから部屋を掃除して整理。夕方になり、競馬中継で有馬記念を観る。今年はメイショウサムソンとダイワメジャーを軸に馬券を買う。ダービ馬のウォッカやダイワスカーレットは牝馬ということなので、度外視した。有馬記念は牝馬は勝てないのだ。しかし、中継を観て愕然。勝ったのは伏兵も伏兵、マツリダゴッホだった。1万円が消えた。夜になってブックオフまで自転車で行き、先日引取りに来てもらって売却した書籍の代金を受け取りに行く。その後、牧落のHIROでコーヒーを飲む。携帯を見ると久しぶりに知り合いのジャズヴォーカリストのぶちさんからメールが届いていた。ぶちさんは日本を代表するピアニスト佐藤允彦氏の門下で、元々は浜松で某自動車会社のOLをしていた。その後、佐藤氏に弟子入りして、現在も東京のライブハウスで歌っている。彼女が一度大阪に来た時に、ジャスレコード屋「ミムラ」の主人と3人で飲んだ事があった。大阪でも歌いたいなあという夢を聞いた。その後、ぶちさんは2枚目のアルバムを出した頃、ジャズ歌手・清水ひろみさんの旦那さんが経営するジャズオントップで歌う機会があり、俺はGFのMちゃんと花束を持って聴きに行った。その後、俺は整骨院の仕事が忙しくなり、疎遠になっていたのだ。添付された写真を観ると、ジャズ歌手としてなかなかの風格が見についていた。これからも頑張って欲しいな。夕飯は伊勢うどん。あまり美味しくはない。深夜に期待していたドラマ「トリハダ2」を観るが、前作の方が面白かった。今回のは人気ホラー「ソウ」のパクリだ。

1224
朝食を食べてから競艇の賞金王決定戦を電話投票してから外出。十三駅でJ嬢と待ち合わせて神戸へ。三宮で下車してBEAMS三宮ロフトを観て歩き、そのまま元町へ。さすがに今日はカップルが多い。センター街のカフェでコーヒーとサンドウィッチで昼食。久しぶりにJ嬢と話す。彼女との付き合いは長いが、いつまでも老けないのが素晴らしい。昨日の深夜のホラー「トリハダ2」についてや、このところの俺の体調の話など。救急車で搬送された件では、これからはきちんと寝るように叱られる。やれやれ。カフェを出た後、元町の海文堂書店で本を読み、いつも2人で行く元町の路地の地下にあるジャズ喫茶JAMJAMへ。ここで俺はコーヒーを飲み、J嬢はココアを飲みながら大音響のジャズを聴く。約2時間黙ってジャズを聴く。俺もJ嬢もジャズファンだから、ジャズを聴く時は話をしない。そろそろ出ようかという頃に、スピーカーから流れてきたテナーサックスとギターの絡みつくような音色。立ちかけた俺とJ嬢は再び座って、このジャズを聴く。2人ともジャズ歴は長いが、この曲は知らなかった。出る時にマスターに聞くと、「これはコルトレーンとケニー・バレルですよ」と言われた。おお、そうだったのか。JAMJAMを出て、南京町の楽園酒家で夕食に点心や天婦羅を食べる。締めに頼んだ牡蠣汁麺が実に美味しかった。南京町を出て、三宮に戻り、HMVに寄る。2人共に「ケニー・バレル〜ジョン・コルトレーン」のCDを買い、J嬢はスティーブ・キューントリオ、俺はケン・ペプロフスキー・カルテット、スタン・ゲッツとゲイリー・マクファーランドのボサノヴァ「黒いオルフェ」、そしてすでに持っているが、フィル・スペクターの歴史的名盤「クリスマス・ギフト・フォー・ユー」を買う。HMVの後、中古レコード屋りずむぼっくすに寄ると、探していたがどこにも売っていなかったドラマ「グッジョブ」のDVDが売っていたので購入。不思議なことにこの店は俺が探しているDVDはなぜかいつも置いているのだ。三宮駅構内のカフェで再びコーヒーを飲み、途中でJ嬢と別れて帰宅。帰宅して録画を観ると、競艇賞金王決定戦は何とか勝っていた。これで1勝2敗だ。


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2007/12/5

読書日記.25  その他

<乱読王の読書日記.25>

1028
昼に起きてから、朝食を食べ、来週に行く山口出張の下調べ。一段落してから、夕方に競馬中継で秋の天皇賞を観る。今回は宝塚記念馬アドマイヤムーンをはじめ、有力馬が多く、決めにくい。結局、春の天皇賞を勝ったメイショウサムソンが春秋連覇で勝ち、俺は惜敗した。まあたまにはいいさ。競馬の後、香川県のうどんを茹でて食べ、石橋に夕飯の買出し。髪が伸びていたので、いつもの美容室に行ったのだが、女性美容師か男性美容師かの確率が半々になり、結局TRFのサムに似た男性に髪を切られた。なかなか上手なので良いけれど、やはり気持ちの部分で女性に髪を切って欲しかったな。その後、夕飯のおかずを買ってから花の館でアイスコーヒー。飲みながら来週のスケジュール調整をする。帰宅後、夕飯。今日は豚肉のロースト、柚子豆腐。夕飯後、自室でウイスキーを飲みながら、石原裕次郎ベストセレクション第二夜。今日は「錆びたナイフ」。この作品には宍戸錠と小林旭が出ていて驚く。宍戸は出てすぐに殺され、小林旭も結局は死ぬ。俺は裕次郎よりも加山雄三よりも、小林旭と宍戸錠が一番好きなのだ。渡り鳥とエースのジョーは最高だ。

1101
午前中に専務と、グルコサミンのコピーの打ち合わせをして、昼食を食べずに指摘個所を直す。午後2時より、青汁のパッケージデザインの打ち合わせ、カタログ紙面の打ち合わせ。途中で中座し、山口出張に向かう。小倉行きののぞみに乗る。約2時間爆睡。小倉に到着してから、在来線で下関に戻る。ホテルで1営のK氏と会い、ホテル前の居酒屋で明日の打ち合わせ。ご馳走になる。感謝だ。ホテル近くで彼と別れ、近くの深夜食堂できちんとした夕食として、貝汁定食。その後、コンビニでミネラルウォーターを買い、ホテルに戻る。シャワーを浴びて、荷物を整理してから「悦楽GR」というカメラ関連の文庫本を読みながら寝る。

1112
午後5時半に起きて、ヒゲを剃っていたらK氏より携帯に連絡があり、ロビー待ち合わせを7時ではなく、6時50分にしてくれと言われ快諾。待ち合わせてからホテル前に待たせていたタクシーに乗って、目的地へ。午前8時過ぎから学習会開始。営業的なことをK氏が話した後、青汁についての説明を俺がする。こんな地道な活動で出荷数が増えるのだから驚く。午前9時に目的地を後にして、再びタクシーで新下関へ。電車に間に合わず、次まで1時間待ちというので、K氏と別れ、新幹線で厚狭まで行き、在来線の山口行きに乗って、宇部新川へ。十津川警部か、俺は。宇部新川駅に着き、3営のT氏運転のレンタカーで駅前に来てもらう。彼とファミレスのサンディーズサンで学習会の打ち合わせをしながら、俺は遅めの朝食。その後、彼の車で宇部へ。ここで午後12時半より学習会。今回はT氏が講師をやり、俺が青汁や資料などを配布。午後4時より再び学習会。次は俺が講師。なかなか反応が良かった。コピーライターより、学習会の講師で実績を作っても困るのだが。宇部を出て、新山口駅でレンタカーを返し、午後5時35分の新幹線に乗って帰阪。車中で「スローカメラの休日」というカメラ本を読む。新大阪でT氏と別れて、駅構内のカレー屋の印度倶楽部で夕飯。新大阪から千里中央に戻り、バスで箕面に帰宅。少し疲れた。

1103
昨日の夜に山口より戻り、疲れていたのだが、早めに起きる。梅田のマクドナルドで朝食を食べてから、地下鉄に乗って淀屋橋へ。改札前でJ嬢と会い、京阪に乗って京都へ。七条で下車し、京都国立博物館で開催している狩野永徳展へ。2時間待ちという事前情報に諦めた伊藤若冲展だったのだが、行ったデザイナーの友達からすごく良かったという話もあり、今回の狩野永徳展は必ず、と思ったのだ。しかし入り口に行くとやはり80分待ちだった。俺とJ嬢はそれでも忍耐強く80分待ち、入場。狩野永徳の筆は凄く、特に俺が観たかった洛中洛外図屏風は実に良い作品だった。永徳展の後、J嬢とパスで烏丸に戻り、新京極界隈を散策。JEUGIYAでマイルス・デイヴィスオクテット「クールの誕生」と、リー・コニッツとジミー・ジュフリーの「リ−・コニッツ ミーツ ジミー・ジュフリー」を購入。「クールの誕生」は俺が初めて聴いたジャズのアルバムなのだ。LPは持っているが、CDは持っていなかったので購入した。どちらもいいアルバム。河原町まで歩いた後、先斗町の喫茶こみちでコーヒー。コーヒーの後、先斗町のふらいぱんで和食と酒。美味。ふらいぱんの後、近くにあるBARで酒。終電で帰阪。深夜に帰宅。

1111
今日は終日、自室で明日のミーティング資料を作る。朝にトースト、昼に頂き物のうどんを茹でて、鍋焼きうどんにする。昼食後エリック・クラプトンを聴きながらまた仕事。夕方に、エリザベス女王杯を観戦。今回はダービー牝馬のウォッカと桜花賞・秋華賞馬ダイワスカーレットの対決が注目されていたが、ウォッカ回避により、ダイワが女王杯を制覇するかどうかになってしまった。結局、安藤勝巳のダイワスカーレットが勝利。馬券的には惜敗したが、配当は低いので悔しくない。夕方より、石橋までDVDを返却しに行き、夕飯の買出し。夕食もトースト。レトルトのポークカレーを温めてスープにして食べる。昨日あれだけ考えたのに、宣伝会議賞には応募しないことにした。読み返してみて、今はまだ応募するに値しないような気がしたのだ。1年に1回のチャンスだが仕方ない。来年こそはきちんと準備して応募しようと思う。

1118
疲れの極致だが、午前中に起きてNHK大阪ホールに「小野リサ ボッサ・アメリカーナ・ツアー2007」に行く。NHK大阪ホールは大阪城公園の横にあり、なかなかいいホール。一階の中ほどに座る。小野リサは、妊娠中にも関わらず、けだるくいつものような美声でボサノヴアを歌う。俺はアントニオ・カルロス・ジョビン、ジルベルト夫妻、スタン・ゲッツを流れとするボサノヴァが大好きなのだ。ライブは2部構成で、1部はボサノヴァ、2部はカントリーの名曲、アンコールはクリスマスソングで締めた。ホールを出た後、少し道に迷いながら天満橋に行く。途中、昔によく通ったマッサージ屋ビハーラで上半身を押してもらう。天満橋のジュンク堂書店で雑誌を2冊買い、地下のトアルコトラジャでコーヒーを飲んで梅田に戻る。久しぶりに新梅田食堂街のお好み焼き屋SAKURAでねぎ焼きで夕飯。梅田駅構内のサウンドファーストで、小野リサがジョアン一家と競演したライブ「Lisa Ono 2007 SUNSET BOSSA」のDVDを購入して帰宅。

1123
今日は昼に起きて朝食を食べてから外出。難波まで出て、ぶらぶらと心斎橋まで歩く。551の蓬莱近くのシガレットショップで、前から欲しかったヴィヴィアンウエストウッドの携帯灰皿を購入。その後、松竹座の横にあるはり重のカレーショップで昼食にカツカレー。ここのカレーはインデアンには及ばないが、牛肉専門店だからカレーに入っているビーフは美味しい。店の横にある牛肉屋でカレールウを3袋購入。ここのカレールウはなかなか美味しく、とにかくビーフの含有量が実に多い。はり重の後、心斎橋のアセンスで洋書を読み、長堀のロフト東急ハンズへ。学生の頃によく行った、カルティエ前の喫茶サザンクロスでコーヒー。コーヒーの後、ハンズ近くの中華料理屋で夕食。特に美味しいわけではなく、普通の味。梅田に戻り、紀伊国屋で新刊本を読んでから箕面に戻る。

1201
今日は朝早く起きて、朝食を食べずに正井病院で血糖値と血圧の検診。血圧は平常だった。その後、帰宅して朝食を食べている時にブックオフの出張買取の人が来て、売却する蔵書96冊を持って帰った。朝食後、外出。新世界まで行って、いつも行く大興寿司で生蛸と鰻をつまみ、丸徳で昼酒を飲みながらホルモン豆腐をつつく。そのまま日本橋の電気屋街を歩き、中古CD屋でジャズのアルバムを探す。夜になり、日本橋から難波に抜け、久しぶりの自由軒で名物カレーを夕飯に食べる。いつもながら微妙な味。夕飯を食べた後、梅田に戻り、GFにプレゼントを買いに梅田ロフトへ。洒落たデザインのネックレスを買って、全階を観てから、ロフト前のタリーズでコーヒーを飲む。今日は歩きっぱなしで疲れた。寒さに震えながら帰宅し、久しぶりにウイスキーを飲みながら、稲川淳二「霊談第二夜」を観る。
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2007/12/2

蕎麦屋のしきたり  読書


たかが蕎麦、しかし蕎麦。

蕎麦屋というのは実に奥深い。43になった今もそう感じている。蕎麦屋というのは単なる蕎麦を供するだけの店ではない。食事としての蕎麦を出して、酒のつまみもある。そして日本酒なども置いている。ある意味で、蕎麦屋は唯一、昼酒が許される不思議な空間でもあるのだ。

藤村和夫・著「蕎麦屋のしきたり」は、東京有楽町の蕎麦屋「有楽町・更科」の四代目主人である著者の語る蕎麦の薀蓄はなかなかいい。名店の主人の語る蕎麦の薀蓄は少し鬱陶しいかと思っていたが、「ですます」で我々に優しく語りかけるこの本は我々に蕎麦とは何かを教えてくれる。なぜ駅前に蕎麦屋はあるのか、蕎麦屋の旦那の一日、おかみさんのお小遣い、蕎麦の哲学、蕎麦の食し方まで、蕎麦に関するAtoZを伝授してくれる。

以前に神戸の百貨店の中にあった、東京の老舗「砂場」の支店に行ったのだが、とにかくこの店の蕎麦は高く、もり蕎麦を頼んで出てきた漬汁の少なさには衝撃を受けた。大阪なら、漬け汁が足らなくなればお代わりを貰うところだが、この店の壁には「漬け汁お代わり350円」とあった。350円といえば安い蕎麦屋のもり蕎麦の価格である。それなのに、もり蕎麦の代金と漬け汁の代金が一緒とは何ということだ。

東京の人はもり蕎麦を漬け汁に少ししか漬けないと聞く。まあそういう食べ方もありだろうし、蕎麦本来の旨みを味わうならそれもいい。しかし俺みたいに蕎麦を漬け汁にたくさん漬けて食べるような輩には、東京の蕎麦は向いてないかもしれない。東京の温かい蕎麦を俺は気に入っているのだが。

大阪でもなかなか美味しい蕎麦を食べさせる店は少なくなった。大の蕎麦好きの俺は、たまにお初天神にある蕎麦屋「瓢亭(ひょうてい)」か北新地にある「喜庵(よろこびあん)」に行く。温かい蕎麦を食べたり、冷たい蕎麦を食べたり。たまに日本酒を飲む。昼から蕎麦屋で昼酒を飲むのは40以上の男の楽しみである。そんな楽しみを知っている女性は正直素晴らしい。蕎麦好きの女性を妻に持ちたいと真摯に思うのだが、現実はなかなか難しい。俺は雨の日の蕎麦屋で、だし巻きや天婦羅、板わさなどのつまみを食べながら昼酒を飲み、締めに温かい蕎麦を食べるのが好きだ。外は雨、しかし静かな店内で酒をゆっくり飲むのがいい。この癒され方は温泉と同格ではないか。

この「蕎麦屋のしきたり」という本は、蕎麦好き、蕎麦通にはバイブルになりえる本だと俺は思うのだが。

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書籍「蕎麦屋のしきたり」
(著者:藤村和夫 発行:NHK出版 生活人新書640円)

乱読王の評価 ☆☆☆☆☆(最高は5つ星)

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