2007/9/28

映画:アンフェア the movie  映画


まったくアンフェアな映画
篠原涼子主演の「アンフェア」を観た。俺は機会がなくてテレビドラマの「アンフェア」は観なかったのだが、観た友人がみんな面白いと言っていたので、映画版に期待した。

警視庁に勤務する女刑事・雪平夏見(篠原涼子)は、自分を狙った爆弾で負傷した娘の美央を警察病院に残して事件を追う。その直後、同じ病院に暴漢が乱入して、入院していた警察庁長官を人質に立てこもる。最新のハイテク技術を備えた難攻不落の病院は犯人グループに占拠され一気に大混乱に陥る。

雪平たちが包囲する病院から人質が解放されたが、ただ一人娘の美央がとり残された。犯人グループの目的は依然として判明しない。警察は雪平の反対を押し切り、完全武装したSAT隊を強行突入させる。 激しい銃撃戦の末にSAT隊は全滅。美央は一人エレベーターに身を隠す。雪平は愛する娘を救出するために、単身占拠された病院に乗り込んでいった。

しかし警察の情報が、何故か犯人側に筒抜けであることを雪平は知る。警察内部にアンフェアな内通者がいるわけだ。誰か? これがこの映画の最大の焦点でもある。検視官の三上薫(加藤雅也)、捜査一課長で雪平の元上司の山路(寺島進)、現在の上司であり公安部管理官の斉木(江口洋介)など、疑わしい者は何人かいる。この3人のうちの誰がアンフェアか。それともそれ以外の警察関係者か。

このアンフェアな内通者は映画のラスト近くで明かされる。しかし俺は結構早いうちにこの内通者がわかった。ただ、この映画のカギは警察対テロリスト、母が娘を救うといったようなストーリー的なものではなく、このアンフェアな内通者が誰なのかと言うことに尽きるのだ。言い換えれば、誰がアンフェアなのかがわかった段階で、映画は面白くなくなる。内通者がわかった段階で、椎名桔平率いるテロリストがどんどんかすんでゆく。そして予想されたようなつまらない展開で映画は終わる。この「アンフェア」という映画は、「踊る大捜査線」のようなカタルシスもなければ娯楽性もない。これだけ豪華な配役ならば、もっと面白い映画が出来た筈なんだが。

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映画「アンフェア the movie」
(監督:小林義則  主演:篠原涼子 江口洋介)

乱読王の評価 ☆(最高は5つ星)

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2007/9/20

読書日記.21  その他

<乱読王の読書日記.21>

0831
今日は午前中にスケジュール調整会議があった。昼食はチャイナ厨房。来週からこの店も連休に入るようなので、少しだけ我慢か。午後よりいくつかの打ち合わせが続く。夕方になって専務に呼ばれ、特販部のチラシのコピーを作るように、と指示を受ける。ここんところ暇だったから待ってましたという感じ。午後8時退勤。帰りに三番街のインデアンで夕飯を食べ、ブックファースト梅田内のリビングカフェでコーヒー。金曜日の夜にこのカフェで、買った本を読みながらコーヒーを飲む時間が俺にとって一番寛げるひとときだ。雑誌「湘南スタイル」の「湘南ホームオフィス特集」と東京発のフリーペーバーを集めて紹介した「フリーペーパーコレクション」、豊田和真の小説「キャッチ ア ウェーブ」を購入。それらを読みながらコーヒー2杯。深夜に帰宅。深夜にテレビで放映していた「青の炎」を観る。2回目。原作は「黒い家」の貴志祐介。二宮和也は良いのだが松浦亜弥の棒読みはなんとかならんのか。それと山本寛斎が気持ち悪い。その後、録画しておいたホラー映画「渋谷怪談2」を観るがまったく面白くない。

0901
昼前に起床後、アイスコーヒーとトーストで朝食。その後、部屋を掃除してから新世界へ。ジャンジャン横丁の大興寿司で生蛸と鰻の寿司をつまみ、丸徳でホルモンスープとジーマミー(ピーナッツ豆腐)でブドー酒。新世界に来るたびに昼酒になってしまう。その後、日本橋まで歩き、電気屋街を観て歩く。今日は難波に出て、梅田に戻る。ミンデンでコーヒーを飲み、近くの整体院で頚部の指圧をしてもらう。整体師の頃には完壁に覚えていた頚部の筋肉と骨の名称をほとんど忘れてしまった。指圧の後、インデアンで夕飯を食べてから帰宅。帰宅後、アート・ペッパーのアルトサックスが聴きたくなり、「ミーツ・ザ・リズムセクション」のCDを聴く。

0902
明け方まで、新しいブログの「グルメ侍」の準備をしていたため、今日も昼まで寝てしまう。昼に起床して、トーストとコーヒーと目玉焼で朝食。その後、部屋を掃除して、資料の整理。夕方までコーヒーを飲んだり雑誌を読んだり。夕方、石橋に借りていたDVDを返却しに行き、寿司屋のとれとれ屋で遅い昼食。箕面に戻って、ゴッドマウンテンカフェでコーヒー。それから帰宅。夜10時の遅い夕飯は麻婆豆腐。右の頚部が痛くて、横になったりマッサージをしたり。深夜12時までで「グルメ侍」のアクセス数が62になった。来てくれた人、ありがとう。

0904
富山に出張に行って学習会の講師をした翌週の出荷数を3営のT氏に聞く。悪くないようで良かった。結果が出るということはモチベーションも上がる。少し満足。昼食は二葉庵でかつカレー丼。午後8時に退勤。帰りに東梅田駅で待ち合わせた女友達のN嬢と、お初天神の瓢亭まで夕霧蕎麦を食べに行く。夕霧蕎麦は蕎麦に柚子粉が練り込まれていて香りがいい。蕎麦の後、瓢亭の前のBARインスパイアで酒。サイドカーに酔ったN嬢が俺に「嘘つき」と言った。心当たりはないんだが。N嬢の酔いを醒ましてから帰宅。帰宅後、「東洋占術の本」を読みつつ寝る。高島易断の祖・高島呑象恐るべし。

0906
昼食は久しぶりのレザンでパスタランチ。午後より、4階の大会議室で商品企画開発部による新商品説明会。俺からもいくつか質問をしてみる。疑問点をきちんと聞かないとコピーが書けないのだ。午後8時に退勤し、夕飯に三番街の家族亭で天ざる。深夜、ウイスキーの水割りに酩酊しながら栗山千明主演のホラー「エクステ」を観る。大杉漣の変態ぶりには少し無理があるが、栗山千明はいい。昔は嫌いだったが、今はお気に入りだ。

0907
今日は珍しく午後7時に退勤。西梅田の天丼屋かえんで天丼を夕飯に食べてから歩いてブックファースト梅田へ。そこで雑誌「サライ」の釣り特集を買い、3階のリビングカフェでコーヒー。閉店後、帰宅。深夜、「怪奇アンビリーバボー」という心霊ヴィデオの最新号と、フランス映画「パフューム」を観る。この作品はなかなかいい。新しい匂いを求めるがゆえに殺人を続ける調香師の青年の話。懐かしいダスティン・ホフマンが出演しているじゃないか。ただ、クライマックスの大乱交シーンをどう解釈するか、だ。このシーンは、米国プレイボーイ誌の会長ヒュー・ヘフナーが作った三流ポルノ映画「カリギュラ」を思い出して笑えた。

0908
明け方まで映画「パフューム」を観ていたので、昼まで寝る。昼前に起きて、トーストとコーヒーの朝食。その後、久しぶりに三宮へ。そごうの近くにあるBEAMS三宮店に行き、ヘンプ素材のエコバッグを色違いで3つ買う。このエコバッグはなかなかいい。その後、センタープラザのSAVOYでカレーライスの昼食。2回目だが、今ひとつな感じがする。店を出た後、ジュンク堂で田中長徳の「GR DIGITAL WORK SHOP」というデジカメのガイド本を買い、喫茶室でコーヒーを飲む。ジュンク堂を出た後、クロワッサンの店に行き、珍しいセルロイドの筆箱を買い、そごう地下で海鮮弁当を買って帰宅。宝塚経由で帰宅後、海鮮弁当にしじみ汁で夕食。深夜、ハワイコナを飲みながら、借りてきた「あるいは裏切りという名の犬」というフランス映画のDVDを観る。ドバルデューが渋い。

0909
昼まで寝てから、起きてトーストとコーヒーの朝食。見ると携帯電話に友人たちから27通もメールが届いており、それらの返信に時間を費やす。その後、ハワイコナを飲みながら、釣竿の手入れ。ルアー用とフライ用の竿の手入れ。リールに少し油を差す。俺はルアー用の竿を4本、フライ用の竿を1本持っているから、手入れも少し時間がかかるのだ。夕方、石橋までDVDを返却しに行き、箕面に戻ってからゴッドマウンテンカフェでコーヒーを飲みながら、買ったばかりの「暮らしの手帖」最新号を読む。帰宅後、先日は失敗したので、今一度、ロコモコを作ってみる。今回はうまくいった。深夜、久しぶりに徳永英明のCDを聴く。「レイニーブルー」はいい。泣ける。

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2007/9/18

映画:愛の流刑地  映画


愛の果て、せつなさの極致。
今や性愛小説の大家となった渡辺淳一。彼のベストセラー小説の映画化「愛の流刑地」をDVDで観た。一度、映画館で観たので今回で2回目。映画館では、少し訳ありの人妻とレイトショーで観たのだけれど、観客が我々だけしかいないこともあって、観ている最中も観終わった後もせつなさの余韻が続いていた。今回は休日の夜にウイスキーを飲みながら一人で観る。これもまたせつない。

ストーリーは、妻と娘と別居する中年の作家と、本当の愛を知らない人妻が、心と体を互いに深く求め合い、究極の愛情を構築していく。かつて恋愛小説の旗手として注目され、今では世間から忘れられた存在の中年作家・村尾菊治(豊川悦司)は、ある朝、情事の果てに入江冬香(寺島しのぶ)を絞殺して逮捕される。事件を担当した女性検事の織部美雪(長谷川京子)は、菊治の漏らす言葉に困惑しながらも真相を追い、疑問を抱えたままやがて裁判の日を迎える。冬香は菊治との性交時に「愛しているなら殺して」と口にし、性交の激情から菊治は本当に冬香を絞殺してしまったのだ。世間が注目する裁判の行方、真実を語ろうとしない菊治、愛に苦しんだ過去を持つ美雪、そして腕利き弁護士(陣内孝則)や冬香の夫(仲村トオル)と実母(寺島純子)、菊治の妻(高島礼子)の想いを孕んだまま裁判は進んでゆく。

渡辺淳一といえば元々は医師であり、その経験から生まれた名作「無影灯」(人気ドラマ「白い影」の原作)や、女医・荻野吟子の生涯を描いた「花埋み」、心臓移植をテーマにした「ダブルハート」なとが有名で、俺は元々その分野での渡辺文学のファンだった。だがその後、彼の作風は徐々に変わり始める。当時は<川端康成らの系統を継ぐ日本の叙情派恋愛文学の誕生>などと呼ばれていたのだが、渡辺淳一版「細雪」ともいうべき大作「化粧」の翌年に発表された「ひとひらの雪」以降、「化身」「別れぬ理由」「桜の樹の下で」などの作品によってテーマは性愛に移行していく。その完成系が性交心中を描いた「失楽園」だろう。そして今回は“性交時の絞殺”である。2回観ても、なぜ子供が3人もおり、その子供を愛している人妻が、浮気相手に「殺して」と性交時に口にするのかわからない。関係が冷えた夫との衝動的な離脱願望か、切腹マニアのような擬似死体験フェティシズムかとも考えたが、俺には遂にわからなかった。それは俺が男だからか、とGFや女友達何人かに聞いてみたが、誰一人わかると言った者はいなかった。難しい。前回観た時も思ったのだが、やはり長谷川京子の過去の恋愛エピソードについては映画では不要であったと思う。

この映画の寺島しのぶは実に可愛い。彼女が出演した「ヴァイブレータ」「赤目四十八瀧心中未遂」「やわらかい生活」などよりも、この映画の寺島しのぶは魅力的なのだ。友人の紹介で初めて菊治に出逢った時の冬香は本当に可愛くてクラクラする。俺ならこの段階でもうダメだな、寺島しのぶを深く愛してしまうよな、なんて思いながらウイスキーの3杯目を飲みながら意識が酩酊してゆく夜であった。

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映画「愛の流刑地」
(監督:鶴橋康夫  主演:豊川悦司 寺島しのぶ)

乱読王の評価 ☆☆☆(最高は5つ星)

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