CSCクリテリウムシリーズ第5戦 クラス1
by かずひろ
9月28日に静岡県の修善寺にある日本CSCで開催されたCSCクリテリウムシリーズ第5戦に出場してきました。夏の帰省時に九州のレースでBG-Rジャージを着てチャレバンとAP3耐を走らせてもらいましたが、Blue Grassのチーム名でエントリーし、BG-Rジャージを着て走るのは今回が初めてのレースとなります。今回は竹芝サイクルレーシングの宮舘さんと一緒に参戦です。
CSCクリテリウムは午後からの開催なので、午前9時に自宅を出発、伊豆スカイライン経由で修善寺へ向かいます。よく晴れていて冨士山が綺麗です。
このCSCクリテリウムは真夏以外は毎月開催されるシリーズ戦です。成人の部はクラス2とクラス1に分かれていて、着順によってクラス2の上位20%とクラス1の下位20%が入れ替えになります。私は2012年の3月に弟(敦彦)が関東にきたときにこのクリテのクラス2を走り、それが初レースとなりました。私の順位は平凡でしたが、弟はクラス1で独走して優勝しました。そのときの走りが忘れられず、以降、全戦出場しています。クラス1には2012年10月に昇格して、以降はずっとクラス1です。今年になってやっと最終周回まで先頭集団に残れることが多くなったのですが、まだ表彰台の頂点には立ったことがありません。
コースは5kmサーキットのホームストレート部分を利用して、300mの区間を往復する1周600mのコースレイアウトです。このコースをクラス2は20周(12km)、クラス1は40周(24km)します。私の走るクラス1は5周目、10周目、20周目、30周目にポイント賞が設定されており、5周目は日本CSC内の温泉無料券、残りのポイント章はピットリアのルビノ等のタイヤです。ちなみにクラス2は5周目、10周目、15周目がポイント周回で賞品はクラス1と同じです。
2つのコーナーは180度ターンなので減速、加速のスピード差が大きくなります。舞洲クリテを鋭角ターンにした感じ、といえば伝わるでしょうか。それと市民レースでは落車の危険が大きいクリテリウムはあまり人気がないのか参加人数が少ないのですが、このレースは宣伝もしていないので特に参加者が少ないです。今回は16名のエントリーに対して、当日の参加者は12名。この少人数がゆえ、集団で脚を休めることが難しく、先頭集団はどんどん人数が減っていきます。地脚がないと辛いレースです。
28日は晴天でしたが強い東風で、緩い登りのスタート/ゴール側のストレートが向かい風、折り返した反対側のストレートが追い風となります。クラス1の前に行われるクラス2のレースを見ていると、やはり皆さんスタート/ゴール側のストレートが辛そうです。
クラス2は最初に2名の逃げが出ますが、宮舘さんが集団を引き連れて逃げを吸収し、4周目で飛び出して5周目のポイント賞をゲット、そのまま独走して10周目のタイヤもゲット。しかし11周目で集団に吸収されます。でも後半に集団から飛び出した逃げ集団に追いつけずに5位でゴール。でも見ていて面白いレースでした。
そして私が走るクラス1のレースの時間です。今回はいつも出ているエカーズの2名が国体出場で欠場です。そのかわりにE1クラスタの山形選手(CLUB viento)が当日エントリーしてました。過去に山形さんがクラス1に出たときはいずれも序盤から独走して優勝しています。他にも中村さん(SM Bros.)や山中さん(スポーツキッド mcn)、中尾君(駿河モンテロッソ)など速い選手がエントリーしています。エカーズが出ていなくても私にとって厳しいレースになりそうです。今回のレースは展開を読んで位置取りすること、ポイント賞は狙いに行くことが今回のテーマです。
スタートは前列左端から。
クリートは一発で入り、1コーナーは3番手でクリア。山中さんや野寺さん(シマノ監督の兄さん)が積極的に前を引いてます。山形さんや中尾君は集団後方で静観中の模様。
私は2〜4周目は1〜3番手を走ります。そして5周目に入るときにスプリントして集団から飛び出し、5周目のポイント賞(日本CSC内の温泉の無料券)をゲット。少しペースを落として先頭集団に戻ります。
その後も山形さん、中尾君は前に出てきません。10周目のポイント周回が近づくと中村さんが前に出てきます。彼はケイリンで入賞が多い選手です。10周目の1コーナー立ち上がりで集団から飛び出すと中村さんがついてきます。2コーナーの立ち上がりで並んだので、二人でスプリント勝負。しかし車体半分くらいの差で負けました。そして20周目のポイント賞もスプリント勝負で中村さんに負けました。30周目は山形さんに負け。私はスプリント力が弱いのが今後の大きな課題です。
一方、レース展開では10周目のポイント周回のあとの11周目にカウンター気味に山形さんが飛び出します。私はポイント賞争い直後で辛いですが、必死に食らい尽きます。2〜3周おきに山形さんの飛び出しが続きます。山形さんは上り坂&向かい風となる2コーナーから1コーナーまでの間で飛び出すので、少しでも離されると、猛烈な向かい風で脚力を大きく消費します。しかし、以前なら私は千切れていたはずです。でも今日はまだ千切れていません。初夏からの早朝トレーニングの効果が出ているようです。
25周目くらいでやっと中尾君が前にあがってきました。このあたりで先頭集団は山形さん、中尾君、山中さん、中村さん、私の5名になっていました。山中さんは少し疲れたようであまり前に出てきません。一方、中尾君が山形さんと共に前で上げ下げを繰り返すので非常に苦しくなってきました。
38周目に入る直前で山形さんが飛び出し、中尾君がついていきます。私もそれに反応しますが、スタート/ゴールライン付近で付き切れしてしまいました。少しペースが落ちて、後ろにいたは山中さん、中村さんの追走グループに吸収されます。
そして最終周回。3位争いは山中さん、中村さん、私の3名で。私がロングスプリントをかけると山中さんが千切れて中村さんとの一騎打ちに。中村さん、私の順に最終コーナーを立ち上がり、私は山中さんのすぐ後ろにつけます。残り100mで横に並びますが、さし切れず4位でゴールでした。優勝は中尾君。最終周回で山形さんを抜き去って、単独ゴールだったそうです。
大会終了後は同じく温泉券をゲットした宮舘さんと、敷地内のユーサロンで翌日の耐久レースのために脚の疲れを抜いて帰宅しました。
今回は位置を考えて走りましたが、少し前を引きすぎた気がします。それでも以前は牽制の雰囲気が読めなくて一人飛び出して無駄脚を使ったりしてましたが、だいぶそれが無くなってきました。それと今回はポイント賞を取りに行かなければもう少し脚が残って後半にたれなかったかもしれませんが、それではレースが面白くありません。冬の間も夏と変わらぬトレーニングを続けながら、地元のレースにも積極的に参加して、春からの実業団レースに挑みたいです。
こんな私ですが、これからよろしくお願いします。