第25回壱岐サイクルフェスティバル EX-50Km
by にしやん
レース当日は、予報が当たり朝起きると、すでに雨が降っていた
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しかも、出発してすぐ雨足が強くなる
スタート地点までピコさんとダンディと行くがダンディが、かなり調子がいいのがわかる
それに対し僕は、レースでもないのに、すでに息が上がってる…
間違えなく今日は、走れないと確信したし雨だし無理しないでおこうと思いました
会場に着くとすでに100人は並んでてますます消極的になる…
7時半には受付を終え、後は雨で冷えた体を室内で暖め、試走は体を更に冷やすだけと諦める
スタートが近づく頃、雨が上がり遠くの空も少し明るくなり「奇跡だ」と思った
並んでる間も回りはチームメイトや知ってる人ばかりで話しができリラックスできる
チームに入ってる最大の利点はレース会場で心強い所とレース後も和気あいあいと出来る所だと思う
レースは号砲と共にスタート
車が先導してるので最初のトンネル区間は、緩み安全に行ける
先導車が退いてリアルスタート
橋を越えて右カーブで上りに入る
R班は、ぐんぐん前に上がって行くのが見えるが、僕は、まだ体の反応が良くないのでマイペースを心掛ける
下りに入り落車を何度か目にする
狭い区間の集団内は危ないし、かと言って、あまり後ろにいたら直角コーナーの立ち上がりも多く脚を使う
20Km地点で芦辺スタートで待ってるBGのみんなが見えたので手を上げリタイア宣言…じゃなく勝利宣言(嘘)
みんなも同じ事、思ってるかもしれないが芦辺過ぎから小学校までは、すごく走りやすい
反対に、力があれば、ここで逃げも決まりやすいんじゃないかと考える
余裕もあるのでエントリーリストでチェックしてた選手がいるか探すとほぼ集団内にいた
僕の中の要注意人物はF永さん!
沖縄でもゴールスプリントした人だし4月のAPでも凄い走りを目の当たりにしてる
他にもI村君・T井さん・M浦さん・T本さん・N田さん・S村さんと力がある選手が、うようよしてる
毎年、信号を横切り狭い下り坂で一気にスピードが上がるので気を引き締める
何回も走ってて、わかってるらしいキングも一気に上がって行く
広い道に出てアップダウン
ここでの上りで失速した前の人のリアホイールに僕の前輪が当たってしまう
「危なかった…」
次の上りで同じ感じの場面が前で起こりサコッシュの人が脱落
まだまだ集団内に登坂力の差があると感じる
下りなんかも、ちょっと気を抜くと前が中切れ起こしてたりして脚を使ってしまう
海岸線に出て残り10Km地点の坂
きついのは自分だけじゃないが、入りで遅れ後半追い付くという綱渡り的な走り
正直この先のコースをあまり覚えてないがマークするべき選手は、ほぼ前に陣取ってたのを覚えてる
僕も気持ちは、前に行きたいのに体が付いて来ない感じで諦めムードも少しあった
ほぼ最後尾で前にI村君を見ながらコンクリ坂を上る
この時、F永さんがアタックをかけてたなんて全く気付かなかった
去年、佐藤選手が転倒した左コーナーを気を付け
左折して広い道へ
去年、ここで気を抜いてしまい集団から切れてた所を転倒から復帰した佐藤選手に集団に連れっててもらった
遠くにエリートのオレンジゼッケンと逃げる白ゼッケンが見える
「えっ?F永さん、いつのまに?」
向かい風の緩やかな上り基調ながら去年同様、スピードが上がり前との距離が詰まる
僕も、もうスイッチが入ってるので、もはや消極的ではない
最後の上りに入り一気に選手をパスして鋭角の最内の勾配のきつい斜度を踏みスピードを乗せ下りに入る
エリートに混じるF永さんを前方に発見し追い付き
エリートの選手を挟みお互い見つめ合いながら牽制
あまり牽制してると後ろから追い付かれると少し踏み前に出ると
すでにT本さんが後ろに居たらしく一気に駆けられる
「やられた」と思うが2位は死守とありたっけの力で踏む
すると一気に差を開けられたはずのT本さんが失速してる
このチャンスは逃がせないと何かが宿ったように踏む
ゴールが見えて来た
絶対差すと気力で踏みゴール寸前で交わす
勝つつもりで来たが、沖縄の時ほど自分に自信が持てていなかったので
「まさか勝てるとは?」が正直な感想だった
そして大接戦だったT本さんF永さんと握手
チーム外の下馬評では僕は結構、優勝候補に上がってたみたいだけど
チーム内は、そうでもなかった様でした。
だって「勝った」って言ったら、みんなのリアクション明かに「マジで?」って感じでした(笑)
たぶんいつも練習で遅いからでしょうかね?
でもチームメイトから暖かく祝福してもらえました
それと5位のマスケンさんの凄さ、みんな、もちろんわかりますよね?
常にトップカテゴリーでやるって気持ちも凄いし結果も必ず残します
位置取りとか僕の理想の走りを、いつもしてます
実業団レーサーじゃないが登録選手なのでエキスパートで出て批判もあるかもしれないが今回はチーム優勝も獲りたかったのでエキスパートに出ました
結果チーム優勝も僅差で獲れ良かったです
VCは別格として九州内にBGの強さを知らしめる為にも外せない勝利だと思います
来年はエキスパートに出たら批判が、もろ来そうなんでチーム3連覇をみなさんの力で死守して欲しいです
僕はエリート3位以内を目指します
次は近いですが全日本のレポートを「頑張りました」と胸を張れる内容の走りをしたいです
応援ありがとうございました。