関西シクロクロス
第3戦琵琶湖マイアミビーチ(11月22日)
by タケッキー
21日の朝、北九州を出発し、片道650kmの移動。
久しぶりの長距離遠征となった今回のレースは自分にとって今シーズンのシクロクロスレースの初戦でした。
コースは基本的にフラットコースですが、琵琶湖のほとりのマイアミ水泳場(海水浴場みたいなもの)で行われるため、砂場区間もあります。松林の中のテクニカルな高速区間と砂場をどう攻略するかで順位は大きく変わってきます。

前日からコースを試走できるため、昼過ぎに現地入りしました。予想通り砂の区間は押しもしくは担ぎですが、深くなければ走っていくことも可能です。しかも波打ち際が比較的路面が固くなっており、乗っていくことも可能です。当然、水しぶきを上げながらになりますが、そんなにロスにはならなそうです。

他にも松林に入る前の芝生でも砂の溜まったところがちらほらあるため、ラインを誤ると失速してしまいます。コースを3周し、自分の不得意な(ラインのわからない)区間のみ徹底的に練習をします。
毎年、シクロクロスシーズンの初戦は緊張します。今回も例外ではなくかなり緊張しました。
日曜の朝、外の気温は1度、空は曇りですが、雨の心配はなさそうです。レース会場に着くとすでにかなりの人がコースに入って試走されていました。私も早々に着替え、1周だけコースの確認を行い、あとは近くを流してレースに備えました。
スタートはシード選手が最前列、それ以外は特に規制はありません。私は前から4列目あたりでの出走となりました。カテゴリー2は57人の出走でした。
シクロクロス競技は1コーナーでかなりの部分が決まってきます。カテゴリーの上位になればなるほどミスのない、無駄の無い走りをするので抜くことが困難になってきます。
スタート後、1コーナーに向け、番手を上げていきます。皆がもがいているため、前に上がるのもそんなにたやすいことではありません。1コーナーは15番手前後で通過しました。そこから松林、シケイン(担ぎ)、砂場ともちろん休むことも無くとにかく全開です。ちょっとでもミスをすると後ろから抜かれてしまいます。1周目は無難にミスも無くクリアしました。しかし、2,3人しか抜けませんでした。その後も大きいミスはないものの徐々に前との差を広げられます。1位の選手は単独で抜け出し、3周目が終わる頃には後ろと1分30秒広げ、万全です。私はかろうじて前の集団(多分第3集団)が見える程度で後ろの集団を引き連れている状態です。
どうしても第4集団には落ちたくなかったので、4周目にペースアップして一気に後ろを引き離しに行きます。そのまま後ろとの差は開いていきます。しかし、前は一向に追いつきません。他のカテゴリーや女子選手(カテゴリー1)を抜き最後まで大きいミスはないままゴールしました。
結果は、57人完走、16位、トップと3分39秒遅れでした。完走率(トップタイムからの遅れ時間の割合)は92%でした。
(カテゴリーの残留条件はシーズンを通して95%以上を1回もしくは90%以上を2回のどちらか)

今回のレースは自分の実力を人数の多い大会でどのくらいになるのかを判断することと、上位に食い込むにはどうしたらいいかを考えることを目標に来ました。
レースを走ってみて、コースはかなり厳しいタフなコースで、砂場区間のうち2/3は乗車不可能で押しになりました。後半はその区間が体力を大きく消耗させ、スタミナが要求されるコースでした。この後行われたカテゴリー1の選手からもかなりきついコースだったというコメントがありました。自分にとって後ろからのプレッシャーや難しいコースでも自分の思い描いたラインで大きいミスが無く走れたことは良かったと思います。しかし、順位がそのことに伴っていなく、上位に入れなかったのは残念です。コンディションを現状での最善には持っていったものの、練習時間が確保できてなかったのでそのあたりが影響しているように感じます。積極的にオフロードで練習を重ねて次回のレース(12月6日、広島クロス、野呂山ステージ)には優勝を目指したいと思います。

カテゴリー1は周囲の予想通り辻浦選手の独走で優勝しました。
詳しい結果は、
http://www.kyoto-cf.com/result/cyclocross/200903.pdfです。
大変お疲れのところ、レポートありがとうございます。
650Km超、モービル移動後のレース。そしてカンバックモービル、タフネスを誇るタケッキーさんならではと、ただただ叫喚しています。