信じられないくらい残酷なやり方で、
精神的苦痛を伴って得るお片づけの教訓は、
人生の教訓ともなりうる。
なぜに、いただいたちょっとした飴とか、
なにかのサンプルとかを、わたしは取っておいてしまうのだろうか。
みんなはいったいどうしてるんだろうか。
食品の場合はダメになることもある。
食品でなくても劣化するし、
サンプルだから新商品てことも多くて当初は多少興味があるのに、
その時期を大幅に逸してから再び邂逅する。
ちょっと食べてねってことだし、
サンプルだからちょっと使ってねってことだから、
すぐに食べたり使うことが大事なのに、
なぜか取っておく。
わたしだけなのか・・・?
きっとみんなはすぐ食べたり使ったりするんだろうな。
それが普通なんだ。
もっとすごければ、すぐ食べたくて・使いたくて仕方ない、
ってこともあるんだろうな。
この人生だいたいずっと、
こういうモノたちに対する態度はこんな調子だったけど、
99%くらい完璧に間違えていると言える。
1%はまあ、余裕を持たせて(え?
ああこれもらったなー。
結構ずっとテーブルの上に置いて目に着くようにして(それなりの努力)、
使おう使おう食べよう食べようと思ってたのに、
テーブルの上を片づけたときにどこかへやってしまった。
これって別の場所へ移動させただけで、お片づけとは呼べないのだけれど。
そうやって目に着くところから追いやるので、
再びお目にかかれる日までずいぶんと時間が経ってしまう。
そのくせ劣化したものって食べたくないし、使いたくなかったりする。
なんとわがままな・・・そしてまったく意味不明だ、よく考えてみれば。
わたし以外の人にとっては考えなくてもそうかもしれなくても。
もうこんなことはやめようと思う。
今日はっきりと思った。
貴重だから取っておきたいと思って食べかねていたものにも出くわして、
それを見ていると胸が切ない。
ごめんね、ごめんね。
何度言ってももう足りない。

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