リビングの一角がスッキリ片づいた。
そのダンボールの中になにが入っているのか見当もつかなかった。
開けてみたらそこには懐かしいモノたち。
最近こんな瞬間に毎日出合っている。
懐かしいモノたちとの邂逅。
久し振りだねっと挨拶を交わすみたいに。
毎日毎日こんなことをやっている。
それでも堆積した日々は想像を超えていて、
とりあえずこんなもんねと思えるまで片づけきるまでには
それなりの時間を要するだろうなとは思ってしまうけれども、
以前感じていたような途方も無いような距離ではなくなってきた。
今までよりもずっと現実的な感覚がわたしの身体の中にある。
長い長い時間が経って、
めくるめくほどの出来事をいくつも経て、
わたしが変化して、
今のわたしがあって、
感じ方も随分と変わったのだということを、
モノと対面するときに痛感する。
そしてその感覚はとても心地いい。
いやだとか、面倒だとか、
しんどいとか、苦痛だとか、
そういったところからずいぶん離れている。
あれ、苦痛じゃなかったかな、選択は。
苦痛だった、片づけを始めるのは。
モノを捨てるのは。見極めるのは。
だけど、今はワクワクしながら片づけている。
あれもできる、これもできる、
あれもやりたい、これもやりたい、
そんな感じ。
大丈夫だという安定感。
わたし、これでよかった。
わたし、今のわたしのためにあった、
これまでのわたしでよかった。
そう思う。
モノをどうすればいいのか、
苦悩してきたけど、
今のわたしのためにそれがあったと思ったら、
普通程度にやれていたわたしより、このわたしでよかったと思える。
その中で気づいた、
自分にとって重要だと思うことがある。
そのことについてまた、書いていきたいと思う。

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