「どうして私、片づけられないの?」
この本、ずーっと前から気になってて、
仮に自分が「ADHD」っぽいのだとしても、
それを自分のお片づけの実情と結びつけたくなくて、
見て見ぬふりして読もうとせず、
そのうちにずいぶんと月日は流れ、
しかしあるとき突如読んでみる気になって購入したものの、
しばらく放置して、
今だっという日が来て読んだのだと思うけど、
なんと抱腹絶倒の書だったという。
読み終えたのは2011/01/08(土)。
感想書こうと思っていたのに、気づけばもう3月も半ばで、
詳しく書けないくらいに遠のいてしまった。
今、この本から自分が得たこととして覚えていることあるいはこの本に対する印象は、
「わたしってやっぱりADHDタイプだったんだな」
ということと、
「この本を読んで片づけはまったくしなかったな」
ということ。
それからとにかく抱腹絶倒の展開だったことは明白に覚えていて、
読みながらひとり大爆笑していた。
カレン・キングストン本は、実は読み始めて、
ここに感想を書いたところで放置中だけれど、
あれは読み始める前から、
つまり見つけたとき、購入する前、購入後の時点で、
お片づけ意欲が湧き、お片づけが進んだのを覚えている。
というわけで、この本に関しては、お片づけに何ら作用はなかったが、
自分がADHDタイプだということを認められたということは大きな学びだったと思う。
この本でADHDについて紹介している文章が少しだけあるのだけれど、
「ADHDとは、集中力、注意力、衝動性、多動性などを自分でコントロールしにくい「注意欠陥多動性障害」のこと」
これはおそらく真性のADHDについての文章だと思う。
「ADHDは人口の5%前後にあるといわれ」と書かれてあるので、
この本の読者対象としては「ADHDタイプ」といって、
それかそれに準ずるような人たちも大きく含んでいると思われる。
わたしの場合、集中力が持続せず、
衝動的でもあり、多動的であることも当てはまる。
とにかくひとつのことをずっとしつづけるのが困難で、
次々色んなものに目移りしてしまう。
昔ならお勉強、今なら読書などまったく続かない。
一冊読むにもかなりの時間を要する。
読む早さ自体生来のトロさのために遅いのに、
それに加えて、1ページ読んだら机を離れたりするから、まったく先に進まない。
心にグッと来る文章に出合えばそのたびごとにしばし本を離れて妄想に耽り、
また読んで、よさそうなとこにきたな、と思えばその前に、
ドキドキを胸にまた妄想。
考えてみるとアホだけど・・・(考えなくても?)、
でも本当にこんな感じでしか読書できない。
いいとこにさしかかる前に洗い物しようとか、
ワクワクするからこの気持ちの余韻に浸るために、
もう少し時間を・・・あ、洗濯物をしとこう! とか。
普通はこんなことにならないんだろうなと思うのだけど、
ドキドキワクワクすればするほど先延ばしにするところがある。
この本に書いてある症状全部に当てはまるということはもちろんないけれど、
うなずける箇所は結構あって、そこが笑いどころ。
本当は困ってるんだけど、
いつも自分がやってることを紙の上に書かれてあると、無性におかしい。
わたしってこんなんなの、って心底分かってもらいたいと思っている人は、
近しい人に読んでもらっておくのがいいと思う。
もう一回読んでみて、また面白いところ、
こころに留めておきたいところを抜き出してみたいと思う。

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