新年あけましておめでとうございます!
本年もよろしくお願いいたします。
個人的には、本厄の中、多少は嫌なこと、やりきれないこともありつつも、大きな災害・不幸・トラブルもなく、無事に新暦の年越しまでは来たことを感謝しています。
旧正月まではまだまだ気が抜けないですが。。。
初詣は、かなり直前のインスピレーションだったのですが、1月1日元旦に妻と妻の母と、浦賀の叶神社に行ってきました。
明治維新150年という節目の年に、ペリー来航の地の神社に行くことができ、改めて歴史の重みと、シンクロニシティを噛みしめました。
叶神社は、海を隔てて
東叶神社と
西叶神社に分かれていて、浦賀港を渡る船が出ています。
最初は西叶神社に行きましたが、地元の人を中心に初詣客が結構並んでいて、1時間ぐらいかかりそうだったので、おみくじだけ引いて、渡し船に乗り込みました。

船からの眺め
対岸の東叶神社へ

東叶神社の由来
御祭神はおなじみ八幡様と同じ応神天皇
境内には、源頼朝が伊豆を懐かしんで植えたソテツが両側に。

西伊豆での色々な出来事を思い出させてくれました。
奥には石段があり、ほとんどの初詣客は登っていなかったものの、登ってみることに。
途中には喫茶店らしき不思議な建物があり、ちょっと覗いていると、不思議なオーラのオーナーのおばさまに声をかけられるも、「帰りに寄ります」と言って、奥宮へ。
奥宮のある明神山には、戦国時代に房総半島の里見氏の攻撃から守るため、三浦氏によって浦賀城が築かれていたらしい。
200段ほど登り、頂上では、リスのお出迎え!
勝海舟は、咸臨丸で海を渡る前に、東叶神社の海神に祈祷し、ここで断食を行なったとのこと。

1860年(安政7年)1月13日咸臨丸は品川を出帆、横浜を経由して1月16日浦賀を出帆、2月26日にサンフランシスコに到着した。
東京湾を一望できる眺め
帰り際にもおばさまと目が合い、喫茶店にも寄ることに。
全容はこんな感じでオシャレなコンサバトリー(ガラスで囲まれた温室)。
イギリスから輸入したとのこと。
ちょっと宇宙居住施設っぽくも見える?

お店に入るとウィスキーを飲んでいる先客のおじさまが。
オーナーのおばさまと親しいようで、コメディか漫才のような会話が繰り広げられていたが、だんだん宗教的な不思議な話になっていきました。
オーナーさんはサロンには裏のお墓の方から入るらしく、この一帯の敷地は元々はお寺とのこと。
後からちょっと抜けて休憩に来られた叶神社の神主さんの奥様は、実家がキリスト教にもゆかりが深いらしく、おじさまが、あとイスラム教が揃えば世界宗教が集まる場所になる、といったような話をしていて、不思議と違和感なく会話にも溶け込み、「別々に見える宗教に本質的な共通点を見出す体験が起こる」と思っていた今年のイメージが暗示された気がしています。
http://www.geocities.jp/salon_acanthus/">サロン・アカンサス
は、後からインターネットで調べたら、
「誰も辿り着けない場所・・・・・・ 是非あなたは辿り着いてください」
とのこと。
何かに導かれるように明治維新150年の元旦に、不思議な空間にたどり着いて、不思議な経験をしてしまいました。
境内には、
身代わり弁天も祀られています。

奥には、勝海舟の断食修行で使われた井戸も。
やはり神仏習合で、元々は「永神寺」という古義真言宗醍醐寺派三宝院に属する修験道のお寺だったよう。
我が家の近くの「神武寺」と同じく「神」という字が入ったお寺で、名残として小さな不動尊が祀られていました。
暗くなってから、浦賀駅の帰り道に通った
乗誓寺。

乗誓寺の住職は、曽我兄弟の末裔とのことで、またも、伊豆との縁を感じました。
他にも、近くに八雲神社などもあり、寄ってきました。
そんな不思議な始まりだった、今年2018年のテーマは、
・圧倒的に上質の異質になれ!
・神様を笑わせて!
・行雲流水
・圧倒的に上質の異質になれ!
かなり前に読んだ、脳科学者の黒川佐保子氏のちょっと変わった「英雄脳のススメ」の軽めの自己啓発本?
「
英雄の書」
に書いてあった表現。
幕末も、勝海舟をはじめ、ちょっと変わった人たちが未来からの声を聞き、歴史を動かして行ったのでしょう。
今まで色々と考えて来たことを40代で形にしていくために、変わった経験を色々させていただき異質な部分はできたので、あとは、それを形にして上質にしていければと思います。
・神様を笑わせて!
mixiに、「
ロシア人をロシア語で笑わせて!」というコミュニティがありましたが、去年から通い始めた
鎌倉ロシア塾では、ロシア語はなかなか上達せず、教養豊かでお話好きな先生(日本人)の雑談の違うところばかり興味を持って、授業を脱線させてしまっていますが、ある意味受講されている方々の雰囲気がほぐれて色々な話題を多視点的に捉えることで、笑いが増えたのではないかと我ながら思っています。
ヨルダン火星協会の話などもあり、今の地球の状況でも、天の岩戸を笑いで開けた国に生まれた者として、神様が自分の行動を見て思わず笑ってくれるような、既存の宗教の枠を超えた発想と行動で、新しい体験をできればと思います。
・行雲流水
禅語で、「空行く雲や流れる水のように、深く物事に執着しないで自然の成り行きに任せて行動するたとえ」
今までの人生も順風満帆ばかりではなく、困難に見舞われることも多々あり、これからは身体的な衰えを感じることも多くなるでしょうが、厄年は変化の年でもあり、様々な出来事の連続の中で、常に心はその一処にとどまらず、執着せずに、雲の如く無心にして淡々と、後半生を森羅万象に感謝しつつ、さわやかに生きたいものです。
ちなみに去年の「
Earthを解き放て2017」
のテーマは、
・Explorer : 冒険、探査
・Emancipation : 奴隷などからの解放
ですが、どうだったかというと。。。
・Explorer
河合塾未来教育プログラム「宇宙開発と国際平和」のカリキュラムでのテーマとしても掲げましたが、内閣府やSJACなどの調査も含めて、宇宙の軍事利用の悲しい歴史や、北朝鮮問題の裏事情などを扱い、出刃包丁の例にとったロケットとミサイルの違いや軍事衛星のデュアルユース性の問題など、現代につながる歴史的背景の複雑な問題も扱いましたが、最終的には冒険心を持って宇宙を探査したいという初心に戻るような方向になったかと思っています。
ただ、個別の開発案件などでは、もう少し冒険心を持ってチャレンジできることがあったような気もしていて、ちょっと物怖じしてしまうこともあり、もう一歩の勇気と、できない事があってもがく力が必要だったかと反省しています。
・Emancipation
奴隷制の時代と違って、現代社会の悩みの多くは、見えない世間体や承認不安から、社会的に自分をがんじがらめにしてしまうこと。
今年お会いした方の中でも、最近になって自分を解放できた人が増えてきたような気がします。
私自身は、他人から見ると自由なようで、他の方の刺激にはなったりすることもあるのですが、個人的には今年は意外と周りとの関係に縛られたり、過去や細かいことに執着して自ら自由を縛ってしまっている時があったりしました。
厄年だったので派手な活動は控えめにはしていましたが、本当の意味での心の解放をしていくような体験をする必要がまだまだあるのかと思い、今年のテーマには「行雲流水」を入れました。
3年にわたる、SJACスペースポリシー委員会の「諸外国における宇宙システムの海外展開調査」が終わり、今年は、国際宇宙探査フォーラムI
SEF-2日本開催、
民間月面探査レースGLXP(今度こそ)最終年、国連宇宙空間の探査と平和利用に関する第1回会議開催50周年
UNISPACE+50など、今まで種を撒いて来た、「国際平和につながる宇宙開発」に関する現実のマイルストーンが訪れ、一定の成果が出て来る年だと思いますが、平和を願うみなさんの宇宙への想いが叶うことを信じ、心を柔らかくして成り行きを見守りたいものです。
旧暦の新年の2月16日(金)に新年会でもしようと思っていますので、興味ある方は、とりあえず空けておいて下さい。

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