2018/12/31
今月最初で今年最後の更新 雑記作文
さて、今年を振り返ろう。
(これやらなかったら今月完全放置だったな)
今年は特撮とアニメに絞って。
■特撮編
ビルドは面白かったね。ルパパトオモチャ売れなかったね。そしてルーブはなんかおかしなことになっててたね。
そんなわけでルーブおかしなことになってた問題についてを語ろう。
よく言われるのが前半の主要キャラだった愛染マコトの唐突な退場。
ルーブの放映が終わって視聴者がそこにモヤっとしていたところに脚本担当の中野貴雄氏が「愛染マコトは突然あられて突然退場する、それがいい」的なことを呟かれて。まあ多分スタッフ的にはそういう出オチ悪役みたいな存在として彼を創り上げたということなんだろうけど、にしては演出が濃すぎたんだろうね。我々は作ってる側の思惑とは違って勝手に愛染の過去とか、彼の間違ったヒーロー観に対してなんらかの落とし前をつけるとかそういうことを期待O-50してしまった。
愛染のことだけじゃなくてルーブには色々とちぐはぐなことが目立つ。
ルーブクリスタルは歴代ウルトラマンが描かれているが、そこにあまり意味がなかったり、O-50が3兄妹のうち妹だけなぜかウルトラマンじゃなく怪獣に変身させたり。
これはある種懐かしいテイストだと思っていて、多分商業的な都合と作品としてやりたいことの都合、スタッフ個々人がやりたいことの都合がすり合わせできないままに制作が進んだってことじゃないかな。そういう1980年代の「リアル志向のロボットアニメの主役が何故か三原色ロボ(商業と作品の乖離)、物語はそのロボすら活躍しない政治劇(スタッフ個々人のやりたいことの乖離)」みたいなちぐはぐさが出てしまった。
■アニメ編
今年はとにかく、誰も期待してないようなところから突然面白い奴が出てくるのが多かった。所謂ダークホースって奴ですか。
ただ、ちょっとこれまでのダークホースとは違うなって思ったのは、本当に突然変異的に生まれた奴は少なくて、キャラクターデザインの掴みであるとか、物語の作り込みの手堅さであるとか、マーチャンダイジングの用意周到さ(所謂ご当地物なら地元とコンセンサス出来ててたちまちグッズがあふれる)とか、宣伝手法のうまさであるとか、しっかりと「手堅く受けるようなプロジェクト」に仕上げられている印象が強い。
例えば『ゆるキャン△』だと原作の芳文社は同時期作品の『スロウスタ―ト』や『こみっくがーるず』に力が入っていて、きららアニメにつきもののアンソロジーコミックが出なかったりしたものだけれども、では『ゆるキャン△』がなんの戦略もなしにアニメだけほいと放送されて終わりみたいな雑なプロジェクトだったかというと全然そんなこともなく、後から俯瞰で見ると「そりゃ当たるよな」ってなるというか、そういう感じ。
逆に放映前の期待度が高い作品の方がプロジェクトとしての雑さが目立って足引っ張ってたかなと、そんな一年でした。
では本日はそんなところで。
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(これやらなかったら今月完全放置だったな)
今年は特撮とアニメに絞って。
■特撮編
ビルドは面白かったね。ルパパトオモチャ売れなかったね。そしてルーブはなんかおかしなことになっててたね。
そんなわけでルーブおかしなことになってた問題についてを語ろう。
よく言われるのが前半の主要キャラだった愛染マコトの唐突な退場。
ルーブの放映が終わって視聴者がそこにモヤっとしていたところに脚本担当の中野貴雄氏が「愛染マコトは突然あられて突然退場する、それがいい」的なことを呟かれて。まあ多分スタッフ的にはそういう出オチ悪役みたいな存在として彼を創り上げたということなんだろうけど、にしては演出が濃すぎたんだろうね。我々は作ってる側の思惑とは違って勝手に愛染の過去とか、彼の間違ったヒーロー観に対してなんらかの落とし前をつけるとかそういうことを期待O-50してしまった。
愛染のことだけじゃなくてルーブには色々とちぐはぐなことが目立つ。
ルーブクリスタルは歴代ウルトラマンが描かれているが、そこにあまり意味がなかったり、O-50が3兄妹のうち妹だけなぜかウルトラマンじゃなく怪獣に変身させたり。
これはある種懐かしいテイストだと思っていて、多分商業的な都合と作品としてやりたいことの都合、スタッフ個々人がやりたいことの都合がすり合わせできないままに制作が進んだってことじゃないかな。そういう1980年代の「リアル志向のロボットアニメの主役が何故か三原色ロボ(商業と作品の乖離)、物語はそのロボすら活躍しない政治劇(スタッフ個々人のやりたいことの乖離)」みたいなちぐはぐさが出てしまった。
■アニメ編
今年はとにかく、誰も期待してないようなところから突然面白い奴が出てくるのが多かった。所謂ダークホースって奴ですか。
ただ、ちょっとこれまでのダークホースとは違うなって思ったのは、本当に突然変異的に生まれた奴は少なくて、キャラクターデザインの掴みであるとか、物語の作り込みの手堅さであるとか、マーチャンダイジングの用意周到さ(所謂ご当地物なら地元とコンセンサス出来ててたちまちグッズがあふれる)とか、宣伝手法のうまさであるとか、しっかりと「手堅く受けるようなプロジェクト」に仕上げられている印象が強い。
例えば『ゆるキャン△』だと原作の芳文社は同時期作品の『スロウスタ―ト』や『こみっくがーるず』に力が入っていて、きららアニメにつきもののアンソロジーコミックが出なかったりしたものだけれども、では『ゆるキャン△』がなんの戦略もなしにアニメだけほいと放送されて終わりみたいな雑なプロジェクトだったかというと全然そんなこともなく、後から俯瞰で見ると「そりゃ当たるよな」ってなるというか、そういう感じ。
逆に放映前の期待度が高い作品の方がプロジェクトとしての雑さが目立って足引っ張ってたかなと、そんな一年でした。
では本日はそんなところで。
