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2013/8/12

年寄りは理屈っぽくて良くない  空想特撮
 あんまり気付いてなかったのだが、一部の特撮ファンの間で『ウルトラマンギンガ』に不平や不満が出ているそうで。
 曰く「低予算」、「商業主義丸出し」、「良質な作品を作れば自然と人気は出る筈なのにこんな作品を作って円谷は堕落した」等々。

 それに対して、「円谷が本気でオモチャを売る気になったのはよいことだ。採算度外視で良質な作品を作っても、会社が傾いたら意味が無いじゃないか」的な反論をする方もおられます。

 私自身はギンガ否定派(という括りで良いんだろうか)というわけではない……むしろ毎週楽しみにしていて、録画を溜めがちだった『列伝』も『新』になってからきっちり消化できてる……のだが、それなのに、ギンガ肯定派(という括りでいいんだろうか)の言い方にもモヤっとするのだった。擁護しているようでいて、逆に「オモチャ売れたらなんでも良い的な話になってねえか?」とか「その言い方じゃお前等自身がギンガを面白いと思ってないんじゃないのか?」とか、そういうモヤモヤ。

 なんつうかね、一部のギンガ肯定派(という括りで以下略)の皆さまの中に「円谷プロは良質の作品を目指して採算度外視の作品作りをしていた」という伝説が変に肥大化して「円谷プロは金にもならない作品を採算度外視で作ったクソ会社だった」みたいな考えになってる人いない?

 ……うそつけ。そんなわけあるか。ネクサスなんて例外中の例外だ。

 平成ウルトラって、コスモスまでは売上百億越えてなかったっけ?
 第二次ブームの頃の作品……特にエースやタロウなんてマーチャンダイジングの権化みたいな言われ方してなかったっけ?
 ウルトラQが裏番組のW3を一瞬でぶっ潰したのは子供番組としてQの方が優秀だった証左じゃなかったっけ?
 本放送中は赤字とはよく聞くけど、その分再放送だけで荒稼ぎしてなかったっけ?

 確かに予算は食うのだが、制作(放送)してしまえばヒットする確率が高い、それがウルトラシリーズだった筈だ。

 ギンガ否定派(と言う括りで略)の主張する「良質な作品を作れば自然と人気が出る筈だ」ってのは、一面の真実ではあるのよ。(ただしそれはあくまで「良質な“子供が飛び付く面白い”作品」だが)

 だが、あまりに高騰しすぎた費用と子供番組枠の減少によって、予算(リスク)に見合う放送枠を確保することが出来なくなった……てのが現在のウルトラシリーズが抱える問題点だと、私は思う。

 その状況にあって、『ギンガ』のやり方は「答えの一つ」ではあるけれど、これが「たった一つの正解」ではないとは言っておきたい。(今は好調だけど、放送休止期間にどうなるか分からんしな)

 現状、幸いにしてギンガは子供達の支持を得、ギンガスパークとか売れまくってるようですが、その事実を認めた上なら、それでも「ギンガは駄作だ!」と叫ぶのもファンの考え方として「アリ」だろう。

 まあ、個人的にはギンガも相変わらず「良質なジュブナイルを作ろうとしてやがんな」と思うんですけどね。本質的には円谷のやり方って変わってないんじゃないかな。
 
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