Twitter:@arisamag2

2011/6/14

実際の内部事情は知ったこっちゃありません  まんが雑文
 ここ最近の記事を読み返してみて、
「新作ガンダムを褒める記事の直後にラブリーのリニューアルに毒づく記事を書く」
 という流れが、どうにも自己矛盾を起こしている様に思えて気になりました。

 同じ「新規の客層を掴む為のチャレンジ」を、一方は肯定しておいて、もう一方は否定している様にみえるのね。
 そんなわけで、本日はその辺の整合性をとる主旨の記事です。

 いや、マジで、長い事こういう場所で屁理屈こねてると「あれ? これ前言ったことと違くね?」ってことが増えてきて悩ましいです。皆もブログやツイッターをやってらしたら、自分の過去発言を振り返ってみよう。「あれ?これ矛盾してね?」と思うところが一つや二つは出てくるぞ。酷い時は二行先で矛盾してるぞ。「そんなの全然ありません」という君は、揺るぎない信念を持った人か、極力理屈っぽい発言をしない様にしている人か、矛盾に気付けない色んな意味で幸せな人のいずれかですので、三番目の場合は色々めんどくさいから俺に話しかけんな(笑)。

 さて、戯言はこれくらいにして本題に入りましょう。

 ラブリーのリニューアルについて、何故私はネガティブな感情を抱いていたのか。

 それは、あまりに唐突であったこと、単純にリニューアル後の誌面が私の嗜好と合わなかったこと、リニューアルに伴う一部連載作品の旧ラブリーから各誌への移籍が、他のタイム系列誌にとって負担になっている様に感じたこと……そういったこともありますが、先述のガンダムと併せて考えると……。

 結局のところ、新たなる路線について「確固たるコンセプト」を感じ取れるか「漠然とした理想」しか見いだせなかったかに尽きる。勿論ラブリーは後者。

 今回のリニューアルの少し前、ラブリーは「ストーリーマンガ主体路線」へのリニューアルを敢行し、見事に失敗していた。
 それにもかかわらず、またしても「本格ストーリー4コマ誌」を掲げた大型リニューアルを行う……私はここに違和を感じた。
 ストーリーマンガとストーリー4コマの違いはあれど、ついさっき失敗した路線と大差ない方向に、何故舵を切るのか。
 1度目の時点で「ストーリー性(連続性)を前面に出す事は必ずしも4コマ誌の読者層のニーズにあっていない」と結論がでそうなものなのに、その「連続性を必ずしも求めない読者層」(≒ラブリーをはじめとするタイム系列誌の読者層)を切り捨ててまで再度ストーリー志向に向かうのはなぜなのか。起死回生を狙わなければならない大リニューアルだった筈なのに。

(前のリニューアルと今回のリニューアルで担当者が違う可能性もあるが、その辺は把握していない)

 これは、飽くまでも憶測や邪推の類だが、私思うに、リニューアルを担当した編集者は、ストーリーモノに対して「漠然とした理想」を抱いていたのではなかろうか。
 口汚い言葉で表現すれば、彼等はこう思っていたのではないか。
「ヌルい4コママンガなんてくだらないから、ドキドキわくわくするストーリーモノをやりたいなぁ」
 そんな、漠然とした(そして4コマ担当者の思想としては少々厄介な)理想を。

 この状況を、先述のガンダムに因んでアニメや特撮のシリーズ物に例えると、シリーズ低迷期にあって監督なりプロデューサーなり脚本家なりが、その時々の流行とは全く無関係に「僕、ホントは○○シリーズって好きじゃないんだよね。だからシリーズ低迷を良い事に僕が大好きな△△みたいなのを作るね」等とやらかしている状況に近い。(←ホントにそうやって作られた作品があるから怖い)正にコンセプト不在。企画書に書いてあるコンセプトの様なモノは、実のところ「企画を通す為の方便」に過ぎない。
 これでは、古いファンは切り捨てられ、さりとて新しい視聴者を掴むことも出来ず、集まってくるのは「スタッフと同じ嗜好を持つ濃いファン」「何をやらかしても勝手に好意的な解釈をしてついてきてくれる濃い○○シリーズファン」だけである。まあ「スタッフと同じ嗜好を持つ人」が新規の観客と言えなくはないのだが、いかんせんこういう手合いは絶対数が少ない。しかもこの作品が終われば去っていくので次回作に繋がらない。

 振り返って、ラブリーはどうだったろうか。
 敢えて昔からの読者を切り捨てる。そこまでは良い。
 だが代わりに集まってくるのは「元々執筆陣のファンだった人」「何をやらかしても勝手に好意的な解釈をしてついてきてくれる濃い4コマファン」だけだったのではないか。その絶対数は? そんなものに未来があったのか。

 私のこの邪推…妄想と言ってもいいか(苦笑)、それが的を射ているかどうかは、そう遠くない時期に分かるかもしれない。
 もし、この邪推が当たっていて、この編集者が芳文社内でそれなりの力を持った人物であれば、他のタイム系列誌の担当になっても、機会があれば同じ事を繰り返すだろうからだ。この手の人物は、根本的な部分で反省はしない。手を変え品変え、漠然とした理想を追い求めるだろう。
 数年後、またどれかの雑誌が「ストーリー路線」を目指しだすのだ。


 ……えーと、こんな感じで整合性はとれたでしょうか。

 まあ、ガンダムの方もまだ番組始まってないから、蓋を開けたら監督なりプロデューサーなりが「僕、ガンダムってホントは好きじゃないんだよね云々」と漠然とした理想を語りだしたりするのかも知れませんが。
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