2008/7/31
いい大人の諸君!! まんが雑文
『どんちゃRX』(作:鈴木典孝)なる4コマ単行本をジャケ買いしました。
まあ、ジャケ買いと言っても、前に当ブログで取り上げた『どんちゃ』の続編なのですが。ちなみにRXは「りらっくす」と読ませるらしいよ。
奥付を比較してみたら、前作から丁度一年後の発行なんですな。
あと、帯に『コミックシード!』の宣伝が無いと思ったら休刊だそうで。ついに一度も読まなかった。(代わりに『WEBコミックハイ!』の宣伝が入っている。これが後釜か)
まあ、それはともかく、前作の感想の中で「読後感が良くない。主人公(ぽぷら)の父親が非道過ぎるから」と書いたのですが、今回はどうだったか。
物語は前作から二年後、件の父は失踪し、天涯孤独となったぽぷらは友達と一緒に子供たちだけで「おおきいオトモダチのための中古玩具店」を経営する…といった流れ。
で、父は「お面マスク」を名乗り陰ながら娘を手助けする(かつての所業のせいで顔を見せても許してもらえないから/笑)ことになり、前作程の非道な行いはしない。
また、作品内容も前作と比較すると、マニア自虐ネタみたいなのは減った感じ。
もしかすると何かの事情でテコ入れが入ってこうなったのかも(笑)。
それで、前作のような読後感の悪さが払拭されたかというと……そうでもなかったり(苦笑)。
父のせいじゃなかったのか。すまん父。
では、このモヤモヤは一体なんだろ?
うーん、なんか「笑いが渇いてる」っちゅうか。
マニア自虐ネタってさっき書きましたけど、こういう自嘲ギャグって、ちょっと笑いのツボがズレると、当の「いい大人なのに玩具で遊んでる」私らの心に突き刺さっちゃうのよね(苦笑)。素直に笑えない。
そういう「ちょっとチクチクする感じ」が不快感につながってるのかなぁ……と、作品を分析しているのか自分の内面を分析しているのか分からない理屈付けをしてみたり。
案外、非マニア、非オタクな読者の方が「そうそう、オタクってキモいよね」と素直に笑えるのかも。
と、イヤな感想を述べつつ、この漫画に出てくるマニア知識は相変わらず役に立つなぁ。(いや、役に立たないんだが)
そっかー、あの乗用バトルホッパーが今やレアアイテムなのねぇ。
あと、レギオスゼータの角が素で組み間違ってるなんて話も初めて知りました。まだまだ薄いや、俺。
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まあ、ジャケ買いと言っても、前に当ブログで取り上げた『どんちゃ』の続編なのですが。ちなみにRXは「りらっくす」と読ませるらしいよ。
奥付を比較してみたら、前作から丁度一年後の発行なんですな。
あと、帯に『コミックシード!』の宣伝が無いと思ったら休刊だそうで。ついに一度も読まなかった。(代わりに『WEBコミックハイ!』の宣伝が入っている。これが後釜か)
まあ、それはともかく、前作の感想の中で「読後感が良くない。主人公(ぽぷら)の父親が非道過ぎるから」と書いたのですが、今回はどうだったか。
物語は前作から二年後、件の父は失踪し、天涯孤独となったぽぷらは友達と一緒に子供たちだけで「おおきいオトモダチのための中古玩具店」を経営する…といった流れ。
で、父は「お面マスク」を名乗り陰ながら娘を手助けする(かつての所業のせいで顔を見せても許してもらえないから/笑)ことになり、前作程の非道な行いはしない。
また、作品内容も前作と比較すると、マニア自虐ネタみたいなのは減った感じ。
もしかすると何かの事情でテコ入れが入ってこうなったのかも(笑)。
それで、前作のような読後感の悪さが払拭されたかというと……そうでもなかったり(苦笑)。
父のせいじゃなかったのか。すまん父。
では、このモヤモヤは一体なんだろ?
うーん、なんか「笑いが渇いてる」っちゅうか。
マニア自虐ネタってさっき書きましたけど、こういう自嘲ギャグって、ちょっと笑いのツボがズレると、当の「いい大人なのに玩具で遊んでる」私らの心に突き刺さっちゃうのよね(苦笑)。素直に笑えない。
そういう「ちょっとチクチクする感じ」が不快感につながってるのかなぁ……と、作品を分析しているのか自分の内面を分析しているのか分からない理屈付けをしてみたり。
案外、非マニア、非オタクな読者の方が「そうそう、オタクってキモいよね」と素直に笑えるのかも。
と、イヤな感想を述べつつ、この漫画に出てくるマニア知識は相変わらず役に立つなぁ。(いや、役に立たないんだが)
そっかー、あの乗用バトルホッパーが今やレアアイテムなのねぇ。
あと、レギオスゼータの角が素で組み間違ってるなんて話も初めて知りました。まだまだ薄いや、俺。

2008/7/27
メビウス帰還! 空想特撮
ウルトラ検定は受けませんでしたが『ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス』は買って来たぜ。
もはや外伝じゃなくて続編な気がするぜ(笑)。
まあ、あんまり久し振りって感じはしないやね。
テレビ終了後もステージイベントやらゲームやらでメビウスやGUYSのみなさんを見ているわけですから。
解説書の「用語辞典」がテレビシリーズからの通番で“14”になってるのがちょっとうれしいですね。
では以下に雑感。
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もはや外伝じゃなくて続編な気がするぜ(笑)。
まあ、あんまり久し振りって感じはしないやね。
テレビ終了後もステージイベントやらゲームやらでメビウスやGUYSのみなさんを見ているわけですから。
解説書の「用語辞典」がテレビシリーズからの通番で“14”になってるのがちょっとうれしいですね。
では以下に雑感。

2008/7/26
すっげぇ話してやるよ! アニメ
フィギュア王では大特集、最新映画は記録更新の大ヒット、主演俳優は逮捕(笑)、バットマンがいよいよ盛り上がりを見せておりますな!
え?盛り上がってない?夏のヒーロー映画といえばゴーオンジャーだろ?
……盛り上がってることにしよう、な?
そんなわけで、DVD『バットマン ゴッサムナイト』を観ましたよ。
『ダークナイト』公開に合わせて日本のアニメスタジオ三社が制作したオムニバスアニメーション。
雑誌等の解説では「ビギンズとダークナイトの間を繋ぐ」とか書いてありましたが、あんまりそんな内容じゃありませんでした。
で、本日は感想というか雑感と言うかをとりとめなくメモ書きしてみる。
本当にとりとめなさすぎるので無理に読まんでいいです(苦笑)。
ところで、本作の吹き替えでは、ブルース・ウェイン/バットマンの声は玄田哲章氏と三木眞一郎氏のお二人が担当しており、作風によって使い分けていますが、ジャケット等には、どの話で誰が担当なのか書いてないので個人的な覚書も兼ねて記載しておきます。
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え?盛り上がってない?夏のヒーロー映画といえばゴーオンジャーだろ?
……盛り上がってることにしよう、な?
そんなわけで、DVD『バットマン ゴッサムナイト』を観ましたよ。
『ダークナイト』公開に合わせて日本のアニメスタジオ三社が制作したオムニバスアニメーション。
雑誌等の解説では「ビギンズとダークナイトの間を繋ぐ」とか書いてありましたが、あんまりそんな内容じゃありませんでした。
で、本日は感想というか雑感と言うかをとりとめなくメモ書きしてみる。
本当にとりとめなさすぎるので無理に読まんでいいです(苦笑)。
ところで、本作の吹き替えでは、ブルース・ウェイン/バットマンの声は玄田哲章氏と三木眞一郎氏のお二人が担当しており、作風によって使い分けていますが、ジャケット等には、どの話で誰が担当なのか書いてないので個人的な覚書も兼ねて記載しておきます。

2008/7/24
ロゴまで作るなよ(笑) おもちゃ
……それは「リスペクトを受けてきた」とは言わないのでは?その場合は「リスペクトしてきた」なんじゃ?…あれ?私の文章センスの方が変なのかしら?
そんなどうでもいい事がちょっぴり引っかかる、今月のフィギュア王はバットマン特集。(どこの記事のことかは皆さんで探そう)
……ですが、私の感想はTFジェネレーション方面で。
変トラ最新作、サンストリーカーとプロール登場。
特にサンストリーカーはG1時代の「この姿でナルシストってすげぇなあ」と思う姿から大きくプロポーションが改善。
ところで、タカラトミーにはリアウイングにメッキを貼らずにいられない心の闇を持った方がおられますか(笑)。
それはともかく、「トランスフォーマーアート展」なるイベントが気になる。
現代アート展と銘打つだけあって、それなりに高尚な皆さんが集まるようで。
でも、私にはそんな高尚なアートは理解出来ませんので、注目ポイントは開発スケッチ原画になるわけですが。
行ってみたい気持ちが高まるのですけれども……ひとつだけ気になることが。
違ったら失礼な話なんですが、このイベントって展示物を見ていると係りの人が近づいてきて「良い絵でしょ?買いませんか?資産になりますよ?ローンも組めますよ?」とセールストークを延々かましてくる類の奴じゃないですよね?ねえ違うと言って?……ガクガクブルブル。(←何かのトラウマですか)
まあ、実際行くかどうかは分からない、明日の運命すら分からない、そんな今日この頃なんですが。
ところで、キャラホビ限定のワイルドライダー、これってやっぱりタイタニウムのロディマスプライムを黒くしたのがメナゾールだったあたりからの発想なのかしらね。
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そんなどうでもいい事がちょっぴり引っかかる、今月のフィギュア王はバットマン特集。(どこの記事のことかは皆さんで探そう)
……ですが、私の感想はTFジェネレーション方面で。
変トラ最新作、サンストリーカーとプロール登場。
特にサンストリーカーはG1時代の「この姿でナルシストってすげぇなあ」と思う姿から大きくプロポーションが改善。
ところで、タカラトミーにはリアウイングにメッキを貼らずにいられない心の闇を持った方がおられますか(笑)。
それはともかく、「トランスフォーマーアート展」なるイベントが気になる。
現代アート展と銘打つだけあって、それなりに高尚な皆さんが集まるようで。
でも、私にはそんな高尚なアートは理解出来ませんので、注目ポイントは開発スケッチ原画になるわけですが。
行ってみたい気持ちが高まるのですけれども……ひとつだけ気になることが。
違ったら失礼な話なんですが、このイベントって展示物を見ていると係りの人が近づいてきて「良い絵でしょ?買いませんか?資産になりますよ?ローンも組めますよ?」とセールストークを延々かましてくる類の奴じゃないですよね?ねえ違うと言って?……ガクガクブルブル。(←何かのトラウマですか)
まあ、実際行くかどうかは分からない、明日の運命すら分からない、そんな今日この頃なんですが。
ところで、キャラホビ限定のワイルドライダー、これってやっぱりタイタニウムのロディマスプライムを黒くしたのがメナゾールだったあたりからの発想なのかしらね。

2008/7/22
安いけど、たくさん儲ける 空想特撮
先日発売の映画秘宝はアメコミ映画特集。
雑誌のイメージから、この雑誌のアメコミ記事は内容が濃そうに思えるが、案外競合誌の特集と大差なかったりするから油断ならない。
まあ、それはそれとして、『封印作品の憂鬱』の『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』編が最終回だったわけですけど。
やっぱり、開始当初危惧したとおり、関係者の発言が興味深いものの(先月の「あの人ならやりかねない」には爆笑)、結局はその都度憶測が提示されるばかりで、明確な真相とやらは現れぬままに迷走した様に思う。(尤も、実はこのシリーズ、確実にこれだと言える真相が現れることはめったになく、大概は仮説に終わるのだが)
で、今回はタイに行ってのソンポート氏に取材するという展開だったわけですが。
実は私、この連載開始時にもうひとつ危惧していたことがありまして、それはこの連載が、チャイヨーよりな内容になってしまうのではないかということ。
なんでそんなことを思ったかと言えば、嘗てこの雑誌がチャイヨー特集を組んだ時の内容がそうだったからなんですが。
実際のところは最後まで中立のポジションを保っていてその辺は杞憂に終わりましたけれども。
本文では秘宝編集部からの「ソンポートは熱烈なウルトラファンなのか、単なるビジネスの道具としてウルトラを欲しているのかを探ってほしい」なる密命について「彼はビジネスマンだった」という結論を結ぶ。
これについて、個人的にはもう一つ「ビジネスマンとして、決して良心的とは言えない」と付け加えたい。
そう思う理由は安藤氏が現地で購入したウルトラグッズや、ソンポート氏のミュージアムの写真を見ればご理解いただけるかと。
タイのセブンイレブンで売られていたという食玩、そこに描かれたディフォルメされたウルトラヒーロー…これらは90年代以降にデザインされたものである。
裁判中な上に、チャイヨーに著作権があると知らなかった(と主張している)円谷プロがこれらの図版を提供するとは思えない。おそらく日本で売られていた製品からの複写であろう。
ミレニアムやエリートのグッズも、それらのディフォルメ手法をなぞっている。そこにツブラヤチャイヨーとしてのオリジナリティはない。
嘗ての「バービー事件」を思いだしてしまうところだが、ウルトラマンから派生したとはいえ、これらのディフォルメデザインについての権利は100%持っているといえるのか。
そして、ソンポート氏の「ミュージアム」には「76年契約書」には含まれていないコスモスやメビウス、マックス達のポスターが展示されているのである。
オフィシャルな版権を持ちながら、どこかで海賊版の域を出ない。
チャイヨーのウルトラについて、そう感じるのは私だけだろうか。
まあ逆に、契約書の内容が「円谷プロの著作物について過去現在未来すべてチャイヨーが海外での権利を受け持つ」とはなっていないところに、この契約書の信ぴょう性を感じさせるのだが。
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雑誌のイメージから、この雑誌のアメコミ記事は内容が濃そうに思えるが、案外競合誌の特集と大差なかったりするから油断ならない。
まあ、それはそれとして、『封印作品の憂鬱』の『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』編が最終回だったわけですけど。
やっぱり、開始当初危惧したとおり、関係者の発言が興味深いものの(先月の「あの人ならやりかねない」には爆笑)、結局はその都度憶測が提示されるばかりで、明確な真相とやらは現れぬままに迷走した様に思う。(尤も、実はこのシリーズ、確実にこれだと言える真相が現れることはめったになく、大概は仮説に終わるのだが)
で、今回はタイに行ってのソンポート氏に取材するという展開だったわけですが。
実は私、この連載開始時にもうひとつ危惧していたことがありまして、それはこの連載が、チャイヨーよりな内容になってしまうのではないかということ。
なんでそんなことを思ったかと言えば、嘗てこの雑誌がチャイヨー特集を組んだ時の内容がそうだったからなんですが。
実際のところは最後まで中立のポジションを保っていてその辺は杞憂に終わりましたけれども。
本文では秘宝編集部からの「ソンポートは熱烈なウルトラファンなのか、単なるビジネスの道具としてウルトラを欲しているのかを探ってほしい」なる密命について「彼はビジネスマンだった」という結論を結ぶ。
これについて、個人的にはもう一つ「ビジネスマンとして、決して良心的とは言えない」と付け加えたい。
そう思う理由は安藤氏が現地で購入したウルトラグッズや、ソンポート氏のミュージアムの写真を見ればご理解いただけるかと。
タイのセブンイレブンで売られていたという食玩、そこに描かれたディフォルメされたウルトラヒーロー…これらは90年代以降にデザインされたものである。
裁判中な上に、チャイヨーに著作権があると知らなかった(と主張している)円谷プロがこれらの図版を提供するとは思えない。おそらく日本で売られていた製品からの複写であろう。
ミレニアムやエリートのグッズも、それらのディフォルメ手法をなぞっている。そこにツブラヤチャイヨーとしてのオリジナリティはない。
嘗ての「バービー事件」を思いだしてしまうところだが、ウルトラマンから派生したとはいえ、これらのディフォルメデザインについての権利は100%持っているといえるのか。
そして、ソンポート氏の「ミュージアム」には「76年契約書」には含まれていないコスモスやメビウス、マックス達のポスターが展示されているのである。
オフィシャルな版権を持ちながら、どこかで海賊版の域を出ない。
チャイヨーのウルトラについて、そう感じるのは私だけだろうか。
まあ逆に、契約書の内容が「円谷プロの著作物について過去現在未来すべてチャイヨーが海外での権利を受け持つ」とはなっていないところに、この契約書の信ぴょう性を感じさせるのだが。
