インターネットの図書館「青空文庫」の収録作品を紹介する有志による非公式ブログです。
労働時間のことは、労働組合のかけ合う問題という風にだけ考えることは、人間として大切なその意味をつかんでいないことになる。男女平等と憲法でかかれたとしても、男女が平等に十時間も十一時間も働いて、くたくたになって、かえったら眠って翌朝また出勤して来るだけのゆとりしかなかったら、その男女平等は、男女が平等に人間以下の条件におかれているというにすぎない。