今日は秋分。
堯典には帝が羲・和二氏に命じて天文を觀測せしめ民に暦を頒ちしをいひ、羲仲を嵎夷に居らしめ、星鳥の中するを以て春分を定め、羲叔を南交にやりて星火の中するを以て夏至を定め、和仲を昧谷におきて星虚の中するを以て秋分とし、和叔を朔方にをらしめて星昴の中するを以て冬至を定めしめしとあり。
というのが中国での「秋分」の伝説的な始まりらしい。白鳥庫吉は「
『尚書』の高等批評 特に堯舜禹に就いて」で、暦を広めた中国の伝説上の皇帝「堯」とは、天の思想が仮託されたものだと説いている。もちろん
堯典記載の天文が、今日の科學的進歩の結果と相合はず、その十二宮、二十八宿を東西南北の相稱的位置に排列せることが、天文の實際にあはざることも、もとより當然のことなり。この堯典の記事は天文の實地觀測に立脚せるものには非ずして、占星思想より編み上げられ、十二宮二十八宿の智識と、陰陽思想とがその根底となりしものなるを知るべき也。
だそうだ。
実は私、春分と秋分には昼と夜とがきっかり12時間ずつになるものと思っていたら、別にそうでもないようだ。科学的進歩からすっかり取り残されてしまっている私。とても21世紀の人間とは思えないが、それでも生きていけるのだから、ま、いいか。
メモ:「アミニズム」はママ?

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