二月一日の東京朝日には、宮津(みやづ)電話として次のような記事が載っていた。
「ロボット流行時代であるが、京都府宮津中学校の四年生岡山大助君という少年が今度、人造犬(じんぞういぬ)を発明した、これは犬の腹中(ふくちゅう)に電話器、モートル、電磁石、高圧器、真空管、スピーカー等を材料にして、でっちあげた機械がしかけてあるので、大助君の先生も手伝った。この人造犬は、足音をさせたり口笛を吹いたりすると、その音が送話器から電流を通じてモートルに働きかけ、その結果として犬は後退(あとじさ)りをしながら「ウーウー」とうなる。うなり声はスピーカーによって大きくもなれば小さくもなる。というから泥棒よけにはあつらえ向きだ」とある。
いよいよ、油断も、隙もならぬ世の中となってきた。
海野十三「
人造物語」
夢か現実か、不思議な話が続く中で印象に残っている記事。もし本当ならば、犬型ロボット
AIBOの先駆者が74年前にいたことになる。
人造犬がいるなら、人造猫はどうかというと、「人造物語」には登場しなかった。その当時はまだ登場していなかったか、もしくは気付かなかったのか・・・。
今日は、人造犬ではなく人造猫、もしくは猫型ロボットの誕生日(製造日)。2112年9月3日生(予定)。もちろん、フィクションの中の出来事である。
ドラえもんチャンネル
http://dora-world.com/dnn/index.html
ドラえもんコロキアム(富山大学)
http://www.inf.toyama-u.ac.jp/doraemon/index.html
2005年現在の人造猫たち:
BN-1わがままカプリロオフィシャルホームページ(バンダイ)
http://www.bn-1.channel.or.jp/
猫型コミュニケーションロボット・ネコロ(オムロン)
http://www.necoro.com/

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