精神論めいた話が続きますが、先日、家内が「勝者と敗者の大きな違い」という面白い文章をインターネットで見つけたと教えてくれました。
「
Geekなページ」というサイトに掲載されたその文章は、スタンフォード大学の学生が運営しているサイトにアップされたものを日本語訳したもので、原文は2004年10月とありますので、すでにご存知の方も多いのかもしれませんが、内容が的を射ており、納得することが多かったので、転載させていただこうと思いました。
「The Big Difference between Winner and Loser」
1 勝者は間違ったときには「私が間違っていた」と言う。
敗者は「私のせいではない」と言う。
2 勝者は勝因は「運が良かった」と言う。例え運ではなかったとしても。
敗者は敗因を「運が悪かった」と言う。でも、運が原因ではない。
3 勝者は敗者よりも勤勉に働く。しかも時間は敗者より多い。
敗者はいつでも忙しい。文句を言うのに忙しい。
4 勝者は問題を真っ直ぐ通り抜ける。
敗者は問題の周りをグルグル回る。
5 勝者は償いによって謝意を示す。
敗者は謝罪をするが同じ間違いを繰り返す。
6 勝者は戦うべきところと妥協すべきところを心得ている。
敗者は妥協すべきでないところで妥協し、戦う価値がない所で戦う。
7 勝者は「自分はまだまだです」と言う。
敗者は自分より劣るものを見下す。
8 勝者は自分より勝るものに敬意を払い学び取ろうとする。
敗者は自分より勝るものを不快に思い、アラ捜しをする。
9 勝者は職務に誇りを持っている。
敗者は「雇われているだけです」と言う。
10 勝者は「もっと良い方法があるはずだ」と言う。
敗者は「何故変える必要があるんだ?今までうまくいっていたじゃないか」と言う。
これを読んで思い出したのが、日本で仕事をしていた当時、神奈川県でも有数のオートバイの量販店の社長さんと昼食をご一緒させていただいた時の会話でした。
その時、その社長さんが話されたのは、
「みんな(バイク屋が)儲からない、儲からないと言うけれど、儲からないんだったら儲かるように変えて行けばいいじゃない。 何か悪いのか原因を考えて、悪いところを一つずつ変えて行く。 小さいところ、出来るところから変えて行く。 それもしないで、ずっと同じ状態でいて文句ばっかり言っているのは、自分から見たらそれを楽しんでいるようにしか見えないよ。」 ということでした。
実際は、もう一言あったのですが、それはやや過激かと思いますので省略します。
上記の格言の3番、4番、10番には、見事に当てはまっていると思いますし、6番、8番も、その社長さんの言動から感じられる資質でした。
格言の勝者の項目は確かに成功者に当てはまる事項が多いと感じますし、逆に敗者の項目が多ければ成功はおぼつかないことは明らかです。
「トラブルや苦情には、逃げるのではなく、こちらから突っ込んでゆく」これは、香港での製造業を通して学んだことですが、これは4番、5番あたりが当てはまりそうです。 また、6番も大切な資質でしょう。
最後に、「勇気は常に勝利をもたらし、恐怖は常に敗北をもたらす」、「断じて行えば、鬼神もこれを避く」、弱気にならないよう自分を戒めるために期している言葉です。
さらに、「心だに誠の道にかないなば、祈らずとても神や護らん」 誠の道に叶うことは、神様そして宇宙の意思であり、それは、開祖の言う「神ながらの道」にも通ずると考えています。

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