着替えを終え、開始時間と同時に畳を敷き始めようとアクティヴィティールームへ向かうと、時間前だというのにAlainがすでに畳を敷き始めていた。
係員に聞いたら、「もう入っていいよ」と言われたので開始したとのこと。
数日前まで滞在していたにニューヨークでも、ニューヨーク合気会の稽古に二日ほど参加して、一層興味が増しているらしい。
稽古は、肩取りの一教から。
当たりと姿勢、そして崩し、返しに注意しながら、相手と自分の体勢を意識しながら動いてもらった。
続いて、同じ捌きからの入身投げ。 片手、胸、そして肩取りからの一教と入身投げは、同じ捌きから技へと入る。 セットで覚えとしまうことと、変化技としても認識してしまえばいい。
二形しっかりと動いた後は、胸取りから、切り落とし、肘極め、腕を極めての呼吸投げなど、崩し系の技を自由に動いてみた。 技の極まり具合や効き具合など、形というよりは、どちらかというと余技に近い動きでもあり、遊びの要素を含んだ稽古でもある。
少し中断して、少年部の技の出来具合の確認。
入退場から四級の技を確認させてもらったところ、問題ないレベルでできていた。
いくつか気になったところ、特に四方投げの手の放しなどは、すぐに自分で気がついて修正してくれたところが、自分には嬉しかったところ。

子供たちの稽古は、集中力を無くしてきびきびしたところが無くなることも多いけれど、審査のような形式で確認すると、意外に良く動けていることが多い。
目標を作り、それをクリアさせてゆくなどの稽古を工夫してやれば、より大きく伸びるのだと思う。 受けを取ると約束したので、塾帰りに、遅れても急いで駆けつけてきたK君も立派だったと思う。
手の使い方、腰からの動きなど分解、分析した天地投げの後、座技呼吸法で終了。

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