昨日の稽古の後、Sさんから珍しいものを頂いた。
藁の表の幅の細い雪駄、つま先がグイッとそり上がっている。
裏底は、自転車のタイヤを広げたもの。以前、雪駄の話をしたときに、自転車のタイヤ底の雪駄の話題となったのを覚えておいてくださり、先日帰国した際に、行きつけの浅草の履物屋で聞かれたところ、お店が出してきたのが、この雪駄とのこと。

本来は、鳶の頭が何かの行事の際に履くものとお聞きした。
以前TVで神田の鳶の頭のドキュメンタリーを見た際に、頭が履いていた雪駄のつま先がグイッとそり上がっていたことを思い出した。
幅の狭さといい、鼻緒の付け方といい、今までに見たことのない珍しい雪駄、造りをみれば、明らかに手作業で作られたものであることがわかる。
白鼻緒なので、神事にも向く、ありがたいものなので、道場の中だけで履く室内履きとして使わせていただくことにした。
もうひとつの履き物は、「Crocs」のサンダル。
やはりしばらく前のこと、広東省福永の港で見かけた西洋人バックパッカー3人が変なサンダルを履いていた。 「あんなものを履いて旅をしているのかなあ」と思っていたところ、先日の香港の稽古に若いメンバーが青い色の同じサンダルを履いて来た。
「そのサンダル、この間、西洋人が履いて旅行してたぜ」と聞くと、「Crocs」というサンダルで、なかなか快適なのだと言う。 履かせてもらうと、その軽さとフニュフニュ感が異様に心地いい。
香港でもスポーツ用品のチェーン店で販売されていると教えてくれた。
昨日、家内と買い物に出た際に、近くのチェーン店へ現物を確認しに行ってみた。
家内は、街で履いている人を見て知っていたという。 履かせてみると、やはり自分と同様、その軽さと柔らかさに驚いていた。
自分は、薄いからし色、家内は黒を選んで購入。 家内は普段履きに、自分はオフィスで履くつもりではあるけれど、涼しくなってからのソックスを履いての普段履きに、もう一足買ってもいいかなとも思っている。

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