筋力があり硬い目のメンバーが目立ったので、半身になっての前後への体重移動の運動から。
半身から前、後ろ、前、後ろと体重移動しながら前後の膝を曲げる運動、ここからさらに腕の動きを加えれば、船漕ぎ運動になる。
柔らかく膝を使いながら船漕ぎ運動を続けていると、他のメンバーが合流。
船漕ぎ運動に続いては、相半身で向き合い手刀を合わせてお互いが中心を押し合う運動。
自然に伸ばした腕を硬くせず、自分の中心から相手の中心を押す。 押された方は、膝を柔らかく使って受け、また自分から押し返す。 身体と脚を柔らかく使いながら体幹と中心の意識を作るには良い運動。

同じ動きから、出る引くのタイミングを見ての一教。
動きとしては正面打ち一教に近い動きではあるけれど、緩い繋ぎで力まずに動く。
自分の身体の中心を軸に動いている感覚が得られれば、良い感覚で動けていると思う。
腕の返し、押さえ、転換からの導き、力で押さず、引っ張らないこと。
続いては、全員が上座と下座に並んで、片手取り四方投げと正面打ち入身投げの動きを見取りの動き無しで見せてもらった。
外国人には技と名前の一致を確実に覚えるのも稽古のうち、出だしの半身の立ち位置と投げた後の残心を少し直しただけで、全員が技の動きは問題無く動けていた。
片手取りの転換と呼吸法。
片手取りから転換した後、腕を切らさずに転換を続ける。 受けは、小刻みな脚捌きにならないよう中心をしっかりと保って、付いて行く。 相手の周りを回りながらも自分の中心は沈んで行く。 中心が浮かない動き、自分もこの動きはずいぶんと稽古で指導されてきたことを思い出す。
技だけではなく、中心、重心、身体を作る稽古。
大きな足捌き続きで片手取りからの回転投げ。
当て身から体捌きの後の引き足と低い手の導きに注意することと相手との位置関係。 腕を決めたときには、相手の頭は自分の膝の前にあるように、引き足は真っ直ぐではなく90度転換に引く。 大胆な脚捌きで大きく動きたい。
座技呼吸法で終了。

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