北角での香港合気道協会の指導員を終えて、トラムの二階に乗り、心地よい夜風に吹かれながら帰宅。
香港の稽古では、技にはこだわらずに、身体の使い方、目付け、気配、動きなど、基本的なことに集中して稽古をしている。 自分のこの提起が、単なる混乱を起こしただけで終わるのか、幾人かの意識が変わるのか、興味深く見守りたいと思う。 力まず、当たらず、身体を柔らかく、多少なりとも自分の稽古から何かを掴んでいただければ、申し分のないこと。
帰宅すると、泊まりに来ている娘の同級生たち三人から「おかえりなさい」。
三カ国を回り、多くの出会いと別れがあったにもかかわらず、今も付き合える多くの友人が持てたことは、本当に素晴らしいこと。 狭い借家にもかかわらず、泊りがけで友人を招待できる娘の大らかさも、実にいいと思う。

土曜日の稽古の帰りに立ち寄った店で買った、和風イラストのTシャツ。
帰宅して娘に見せると、自分にも欲しいと言う。
日曜日に家内と買いに出て、娘のサイズを買い求めた。
結果的に、思わぬところで父娘のペアルックとなってしまった。
多分、二人同時に着ることは無いだろうけれど。
すべては、明日。

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