前日、観たかった映画のDVDを入手。 結局、深夜まで観てしまったものの、今朝は以外に爽快な目覚め。 残念ながら、すっきりとしない空と高い湿度の中を稽古場所へと向かった。
稽古は、片手取りの呼吸法から。
しっかりと取らせた腕を、抜いて崩す、または手首を取られた瞬間に動く。
手首の感覚をセンサーのように研ぎ澄まし、入身での中心への導き、転換での前方への崩しともに、相手の手が手首に触れた瞬間に動く。初動での崩しと導きに集中して動く、機先を制する動き。今日の稽古では、そこまでに集中して動いてみた。 振りかぶり、崩した後は、下まで落とさなくても十分。
振りかぶった腕を交差させ、掴んだ相手の手を切って踏み込む上段の切り。 腕を丸く、下を向けた手のひらの親指を自分の中心へ運び、もう一方の手で相手の掴んだ手を切って踏み込む下段の切り。 二種類の手の切り方を織り交ぜての片手取り入身投げ。 手の切りと入身の踏み込みの連動、振りかぶり、そして手の運びの際の身体の使い方、これも同様に投げよりも初動と捌きに集中して動いてみた。

相手の横面打ちを、飛び込んで押える捌きからの横面打ち一教。 横面の捌きは、飛び込んでブロックする捌きで押え技、流す捌きから投げ技への流れが基本となる。
相手の打ち込みの動き出しに合わせて動く、動き出しの気配を感じて動く、いわば機先を制する動き。 気をつけて欲しいのは、先読みをして動くときこととは全く異なるということ。 これに集中して稽古していると時間があっという間に過ぎてしまう。
さらには、腕の下ろしでの左右の手をシンクロさせた動き、押さえでは左右の手の使い方の強弱を変えることが、技の強弱、切れにも大きな影響を与える。
交差取りから送り足転換で、立た自分の手首を相手手首へ引っ掛けての呼吸投げ。 交差取りからの動きは、逆半身の外巻きの呼吸投げと同様の動きとなる。 これも同様に、相手が掴みに来るタイミングで動いてみた。いわゆる流れでの動き。
さらに進めば、正面打ち呼吸投げとなる。 正面打ちからの呼吸投げでは、相手が打ち込み振り下ろす力に、さらに自分の力を後押しさせるので、よりタイミングの合わせが重要となる。 流れと接点と力の方向のコントロールには、相手の動きへの集中が必要。
今日の稽古は、相手の動きへの集中をメインに動いて見た。 馴れ合いではなく、動き出しや気配に合わせての動き、そうすることで、稽古への集中も著しく上昇する。
相手に全力で持たせての座技呼吸法で終了。

0