Cathay Pacific が使用していたDouglas DC-3「Betsy」のメタルモデルを入手した。
1950年代にCathay Pacificの一番機として採用されたDC-3 、引退後の機体は今、香港科学博物館の天井に吊るされ展示されている。

カサブランカでバーグマンが乗り込む機体もDC-3。 独特のずんぐりした機体は、他にも、いろいろな映画にも登場して、ノスタルジックな映像には欠かせない。
巨匠、大滝詠一氏は、「Niagara Triangle」のジャケットにも使った。
レトロな双発のレシプロ機のデザインには、惹かれるものがある。

モデルは、Cathay Pacificが機内販売した限定生産のメタルモデル。
イギリスのミニカーの名門 CORGIが生産しており、すべてのパーツが金属製。
本当は、こういうのをデスクの端にでも置いておきたいのだけれど、今の散らかったデスクの上には無理な相談。 一旦、スタンドに乗せて眺めた後は、また箱に収めて引き出しに仕舞った。
自分はどうも、こういう懐かし系のモデルに弱く、50年代、60年代の旧型の車、飛行機、オートバイなどのモデルを見ると、つい購入してしまう。
今朝の新聞には、日本の2005年度の対中円借款見送りに対する記事。

日本の見送りの発表に対して、中国外務省の秦剛・副報道局長のコメントは、「中日とも、円借款は、お互いの利益になるとの共通認識があり、中国側の立場に変化はない。」とのこと、もちろん貰う方の立場に変化は無いだろう、図々しいにも程がある。
さらに「問題があれば話し合いで解決すべきで、円借款問題もこうした精神で解決すべきだ。」とのことだけれど、日本側はいつでも会談に応じると言っているのに、靖国や尖閣を理由に話し合いのテーブルに着かないのは中国の方。 毎度のことながら、言っていることが支離滅裂である。
いずれにしても、大使館を襲撃しても何の謝罪も無し、内政には干渉し、領土問題をでっちあげ、日本を仮想敵国として、軍拡に突き進む独裁国家を援助する理由は何一つ無し。 即刻、完全打ち切りとして欲しい。
これは実に良い判断と思っていると、アジア開発銀行が、2006年から08年の3年間に、中国へ総額45億ドルの融資を行い、中国の貧困扶助事業をバックアップすると発表した。 さらに、融資のほかに、今後3年間にわたり年間1100万ドルの無償資金提供も行う予定という。
今回の計画に盛りこまれた融資プロジェクトは、中西部の農村向けがメインとのことで、道路や鉄道などのインフラ整備、農村の電力化推進、水資源管理の強化による洪水・渇水対策などが行われるらしい。
外貨準備高が第一位の国連の常任理事国が、都合のいいときだけ途上国となり、援助を寄こせと言う。 国内の農村の整備が必要であれば、宇宙開発や軍備に充てるカネを使って自国の予算ですべきこと。 他国にたかるのは、いいかげん止めろと言いたい。 アジア開発銀行についても、その存在と活動をもっと公表すべき。
香港は雨。 人で溢れる細い歩道を傘を差して歩くのは、周囲の人のことを考えないで歩く人が多い香港では、大変なストレスとなる。
稽古も無いので、こういう日は地下鉄に乗って早く帰宅するに限る。

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