2月も中旬となったせいか、今朝は大分暖かく、ローカルTVの天気情報を見ると、気温も25度まで上がるとのこと。 久々に上着を着ずに外へ出た。
春にヴィクトリア湾の水面に霞がかかるのは、香港の常ではあるけれど、今年は特に対岸や遠くの景色が霞んで見えることが多い。 ニュースが伝えるところによれば、この霞は通常の春霞では無く、大気汚染によるものだとのこと。

香港の大気の汚染は、かなり深刻なところまで来ており、特に香港島側のセントラルや銅鑼湾では、細い幹線道路と両側に立つ中高層ビルによって、排気ガスが滞留して沿道の空気は相当に悪いものになっているらしい。
珠江デルタに撒き散らされる工業排水による海洋汚染や土壌の汚染と合わせて、華南エリアの大気汚染も深刻な状況になってきている。
昨夜、今夜と香港での稽古。 やはり感じるのは、メンバーの身体の堅さ。
身体に緩みが無く、関節、体幹がたわまない。 身体の資質が違うのかとも思っていたけれど、西洋人にもしなる身体の持ち主は多くいる。 先日のWardさんも良い例だったし、4年ぶりに会った香港のPearlは、2ヶ月間、本部道場に通って体質が変わった。 問題は、やはり日常の稽古にある。
フィジカルな筋力に依存しない柔らかくスムースな技、これに共感するメンバーを増やして行くしかない。
インターに編入した娘は、連日、辞書を片手に宿題を片付けている。
環境も変わり、以前より自由になる時間は減ったようだけれど、頑張っている様子ではある。 リビングの卓袱台の上に残してあった友人からの紙片を見ると、「これからも、一緒に頑張って行こうね。」とある。 一緒に編入した10数名のひよこが慣れない環境で頑張っているようで、微笑ましくもある。 多分、大丈夫だろうと思いたい。

春めいてくると思い出す曲、南沙織の「春の予感」。
尾崎亜美の名曲でもあり、70、80、90そして2000年代と時を越えての自分の愛聴盤でもある。 同じ作者の「マイ ピュア レディ」と同様、化粧品のCFに使われていたと記憶している。
新卒者向けなのか、卒業シーズンになると流れ出す化粧品のCFは、毎年、自分に春の到来を感じさせてくれていた。いろいろな曲やキャッチコピーが流れたけれど、これは秀逸。 自分にとってのエバー グリーンになった。

先日、HMVのセールで見つけた マーヴィン ゲイの「Forever Yours」というDTS サラウンドのベスト盤。 これにも「What’s Going On」、「うわさ」などの70、80、90そして2000年代と時代を越えて聴いてきた名曲がずらりと並んでいる。
これらの曲をDTS 5.1サラウンドで聴くとどうなるかと思い、興味に引かれて買ったみたところ、自宅のシステムでは読み込み不能で掛けられず、がっかり。
企画の統一されていないDVDには、良くこういうことがある。

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