リンゼー ダベンポートのサイン ラケットをCanon 香港 から頂戴してしまった。
香港では、このところ新年にワトソンズ ウォーター チャレンジ カップという女子テニスの大会が開催されており、今年はヴィーナス、セリーナのウィリアムス姉妹やキム クレイステルス、そしてダベンポートがやって来た。
大会を前にした昨年の暮れ、メイン スポンサーの一つであるCanon 香港から、抽選で大会入場券を差し上げますという告知があり、コートサイドのチケットが当たれば、新年のいい娯楽になるだろうと思い、オフィス近くの郵便局から応募した。
実は、この抽選には、さらに前出のトップ スターのサイン ラケットを4名に進呈するというトップ プライズが設けられていた。 実のところ、あわよくばチケットが当たればいいなという程度で、あまり期待はしていなかったので、トップ プライズであるサイン ラケットをいただけるという、この香港でたったの4名に与えられる幸運が舞い込んできたことには本当に驚かされた。

90年あたりにティーンネイジャーで登場、首のあたりで切りそろえた髪と大柄な風貌が、いかにもヤンキー娘といった風だった天才少女ダベンポートも、すでに30歳、ジュニア時代を通じてのライバルだった日本のトッププロ、伊達公子もすでに引退して久しい。
幾つかのグランド スラムのタイトルも取り、名実ともにトッププレーヤーとなった後、怪我による低迷もあり、一時は太りすぎではと思われるほど、キレの無いプレイを見せていた時期もあったけれど、30歳を前に復活、WATPランキングの1位に返り咲いている。
頂戴したラケットは、同じウィルソンでもN4というモデルで、ダベンポートの使用モデルではないようだけれど、黒いラケットカバーには、「Lindsay」のオートグラフが金色で書き込まれ、光を放っている。 いずれにしても、今年は春から実に強運、多分飛躍の年になると信じたい。
ウィルソン N4をネットで調べてみると、なんとヴィーナス ウィリアムスの使用モデル、価格は3万円もする高級モデルだった。 素晴らしいラケットを頂戴したので、ガットを張って、またテニスを始めてみようかなという気にもなってきた。 あの打球感も、ちょっと懐かしい。

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