今年は本当にサッカーに元気と感動を貰った年だった。
昨夜のザスパ草津の9人でのVゴール勝ちも鮮やかだった。 2名の退場者を出したけれど、レフェリーのジャッジも草津には厳しいようにも感じられた。 すべてが逆風の厳しい状況下での勝利には、感動を覚えた。
強烈だったのは、やはり中国で開催されたアジアカップ。
会場のほとんどを敵に回しての戦い。 あの条件の中、代表選手は素晴らしい戦いを見せてくれた。
重慶でのヨルダンとのPK戦、済南でのバーレーン戦の逆転勝ち、まさに四面楚(中)歌状態での北京での決勝戦。 ピッチの中だけでなく、試合の前後にもさまざまな嫌がらせを受けての悪条件の下での勝利は、代表選手の精神的な強さを感じさせた。
チームで行われる競技であったから頑張れたという見方も出来るけれど、一人であれだけの状況を相手に出来れば、それはもう神の領域とも言える精神力だと思った。
ゲームの流れの中では、チームであるけれど、PKを蹴る、ゴールを守るというのは、もう個人の領域だ。 重慶でのGK川口は、限りなくそこに近づいていたと思う。
大会中に、ジーコ監督が何度となく口にした言葉、「絶対に諦めない。」、これが重慶での、また済南での劇的な勝利に繋がった。 昨日のザスパ草津のメンバーからも、絶対的に不利な状況の中でありながら、諦めたムードは伝わって来なかった。 プロ(もしくはそれに準ずる)のスポーツ選手であれば当たり前のことかもしれないけれど、あの精神力の強さは感動に値する。
武道を探求する自分たちも、精神力が研鑽できなければ、意味が無いことと考える。 厳しい状況下に耐える、一人でも負けないというような強い精神力を育成できなければ、それは、やはり単なる技比べか、運動にすぎない。 技量と気迫、精神力の研鑽、改めて原点へ戻って、武道に取り組みたいと気持ちを新たにした。
誰の言葉かは忘れたけれど、
今のあなたがどういう状況にあろうと、“
何であれ、心に抱き信じることは実現できる ” ということを忘れてはいけません。
上のことを忘れずに、さらに上を目指して行きたいと思う。


0